陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

冬雷も明ければ珠の露光る

2005-11-27 10:58:23 | Weblog
思いつめた顔で、ストーブの焼け焦げ穴と、バイク転倒の本人の身代わりキズだらけの破れ果てた、でもお気に入りで、毎日着ては母からヒンシュクをかっていたコートを置いて、新しいコートを着込んで出て行った。

母って無用の長物で、頼まれもしないのに先取り心配ばかりして、なんなんだろう。なんとかなる様に世の中は回っていく。嵐の夜だって、明けない夜はない。朝露は陽に輝いて朝を告げる。

無意識人権無視のステレオタイプはキライだ

2005-11-26 07:10:13 | Weblog
嫌な気分になる時がある。人はみんな否定してはいけない。認め合わなければと常日頃、息子を否定されない世を思う時、わたしの中でくりかえすが、たまらなくイヤとと思う気持が押さえられない事がある。

訪問介護で。

「この薬は飲んでも効かない。」
と、言ったら
「そんな事を言うと、もう薬はもらえませんよ。」

と返答したヘルパーが居ると利用者さんからうっぷんが吐かれた。
世話になってる弱みで当人に言い返す事ができなかった分、
腹立ちが伝わった。
その方が生活保護者で薬も何もかも公費である
と言う思いが
ヘルパーの返答に含まれてたと言うのは穿ちか?

入所者に虐待をくりかえしていた知的障害者施設「るりがくえん」の県の特別監査報告。虐待確認が10件、その日の新聞に載っていた。

 下着のまま2日生活させる
 鎖で手足を拘束一週間
 顔をなぐって前歯を折る
 口に粘着テープを貼る
 コンクリートの上に正座一時間

虐待行為をしたのは、前園長を含む10人。
発覚は氷山の一角に思える。
日常的な人権無視。
職員の優越意識、差別意識が施設内に蔓延していた結果だろう。

利用者に心無い言葉を吐いたヘルパーは若い頃に知的障害者施設で働いていた。
施設内での人権無視が慣れっこの過去があるのではあるまいか?
すべての知的障害施設がそうである訳はないので、
たまたまの一致であると思いたい。

無意識の優越意識。差別意識。
逆に権威者、勝ち組みなどと人を区別、色分けしての特別視。階級意識。

息子のおかげでそんな事柄にはスルドイ嗅覚が働くようになった。
そう言う傾向の強いステレオタイプの人を

 許せない
 イヤだ
 キライだ

と排除してしまう度量の狭い自分…なんとかならないか…



チャーリーとチョコレート工場の監督はアスペルガー?

2005-11-25 06:01:50 | 映画(DVD)
ティム・バートン監督は自閉症と言うゴシップ・ニュースが映画好きな娘から知らされた。真意のほどは定かでないけれど、どうなんだろう?兄を思う目が記事を素どうりさせない事がうれしい。

チャーリーとチョコレート工場はいろんな個性的な役をこなす主演のジョニー・デップが気になって私も観た。

子供の頃に好んで見た絵本にお菓子の国の出てくる話があって、私もお菓子の家をむしゃむしゃ食べたいと、よく思った。今の子もチョコレートの川や木や草やなんでもかんでもチョコレートだらけの世界で、思いっきりチョコレートを食べたいと思うのだろうか?

チョコレートの川に流されるには私はちょっと大人に成りすぎた。親の養育姿勢で子供らしくない子供に成ってしまった子達と、貧しく家族愛に満ちた家で育った子の対比が月並みに思えてストーリー自体にはあまり酔えなかった。

介護の世界に身を置くものとしては、貧しい家に要介護状態の父方と母方の祖父母四人が一緒に住んでいると言う発想の方に驚いた。ますます核家族化、老単身生活が日本では増え続けて、介護は家庭から社会のものに成っているのだから。

ティム・バートン監督って?
気になってちょっと調べてみた。

新しい映画では「ティム・バートンのコープスプライド」
「猿の惑星」「バットマン」…

有名な監督なんだ。知らなかった。

 アスペルガーは集中力に優れている。
 半端でないこだわりを持つ。

 特性の良さを
 瑣末な『ちょっと変?』などと言う凡人の目で
 否定してつぶしては、決していけない。

↑もう一度、消えない油性マジックでしっかり私の胸に書き込もう。




いいふうふの日

2005-11-22 16:29:52 | Weblog
カーラジオが今日はいいふうふの日と言っていた。
数日前、お向かいさんのダンナさんが交通事故で亡くなった。
40代後半。遺児は3人。一番下はまだ小学生。
奥様とはまだ顔を合わせていない。
壊れたと思われる車が車庫から消えて、
残されたもう1台がガンとして動いた形跡がない。
朝露が寒そうに車を覆っては、日差しで消える。

今日、年賀状欠礼が届いた。

  実父 102歳 8月永眠
  実母 100歳 2月永眠

ふうふでいるの長さは誰にも決められない。
ふたりで暮らし始めると、永遠にふたりの様に錯覚するけれど、
死は別々にやってくる。

独居、老夫婦といろいろな老いを仕事柄拝見する。

90歳近くなって、夫にだけはしっかりと何だかんだと文句を言いつつ
不安になったり、分からない事はすぐに聞く頼り切った妻も見る。

お殿様の様に何にもしないで、病弱な妻に昔通りのサービスを要求して
当然と思っている夫も見る。

亡くなってからもその間の夫婦生活が覗える。

口汚く亡くなった人を罵っても、一人で居る事に不安を覚える人は
案外、気持が寄り添って頼りにされていたのだろうか。

かいがいしく看病の末、見送って意外とサバサバしているのは、
精神的には独立心のあった、頼りにされてはいなかった方かもしれない。

いいふうふは持ちつ持たれつで、
ちょっぴり他人の自分を捨てないで居るのが良いのかも。
楽チンで少し風通しが良すぎる少し早めの単身生活者の私には、
もう関係ない事だけれど。

介護する人の気持はいっぱいいっぱい

2005-11-22 05:48:16 | Weblog
とても気持の悪い仕事をした。こだわりがいっぱいある身内が介護人で、毎日、朝に夕にヘルパーが入っている。介護人さんはヘルパーにとても気を遣われている。周りから賞賛されるより、バカにされたり、脅されたりと言う過去を背負っておられる。

かなり馴染んで来て、

『介護される人はいいが、ここまで自分なら丁寧にしないのに、タオルだ着替えだと毎日どっさりの洗濯物も自分。ヘルパーが来る事が自分にはちっとも楽にならない。』

と私にはこぼされるようになった。

じゃぁ、今日は簡略に熱いタオルを1枚用意してと、いつもと違う手順をお願いしたら、介護人さんは私が体をきれいにした後、食べさせてあげる朝食準備中でもあり、すっかりパニくられた。

興奮が興奮を呼んであらぬ妄想の世界に入られてしまった。いったい誰が福祉に話をしてこんなややこしいことになったのか?○○宗教がからんでいるに違いない!過去の怖い思い出がフラッシュバックしているらしい。話はまったく辻褄が合わなくなった。顔つきがすっかりキツクなった。パニック時の息子を同じ状態だ。

介護人さんの興奮スイッチは私が押したのだ。私は利用者さんに自分の成す事をしなくてはいけない。時間も限られている。ガナリたてる介護人さんに充分に向きあう事ができなかった。次の訪問先の時間が迫る。

訪問時に興奮状態の介護人さんをゆったりとした気分に替えて退出するいつものパターンと逆。退出のあいさつをしたら、ピシャッとドアを閉められてしまった。

良かれと思った『手順替え』を介護人さんは受け入れらる柔軟性を持たない性格だったのだ。息子をあれだけみているのに。私の判断ミスだ。

24時間365日介護。自分の思うように事が運ばない事ばかり。自由などないに等しい介護者。介護保険内では完璧な自宅介護は出来ない。キーパーソンになる介護者がどうしても必要だ。多くの人が家へ出入りする事に疲れて、ひとりで看る方が良いとヘルパー派遣を断られる家もある。長期介護は介護する人をいっぱいいっぱいに追い込んでしまっている事もある。

人が家の中にズカズカ上がり込むから、いつもよりキレイにヨソイキに。ついつい良い顔をしてしまう。『介護』で疲れた上に『人疲れ』をする人もある。

『ヘルパーは手だ』と利用する重度身体障害の方が言われていたが、手なら自分の意思を口や態度に出さなくても動く。人の手だから自分の思うように動かすためにまた大きなストレスを抱えこむ。

悪い事にこのお宅へは、手になるよりもヘルパー主導、同居介護者や利用者さんに指導的立場で動くタイプのAヘルパーの回訪問回数が一番多く長く、色濃く関与している。罵詈雑言の中にAの名が何度も出てきた。あれこれ言われるから言われないようにと言うのが、過剰な気遣いを更に過剰にして、介護人さんを追い込んでいる部分も感じた。

チームでの訪問介護のひとピースでしかない私。と、言うのは言い訳か…。常々、介護人を指導するより楽にしてあげないと、介護される人に悪影響と感じていたんだから。

今回の私のミスと、介護人さんの本当のお気持を、
総括のサービス提供責任者と担当ケアマネに報告はしておいた。

今日は四苦八苦仕、頭を下げて、なんとか土曜出勤の代休確保。
たまりにたまっている諸事雑事は放っぽって、
整体に行こうかな?
日帰り温泉もいいかな?
介護福祉士の模試が迫ってるケド…


11月は超ハードな臨時職

2005-11-20 05:14:26 | Weblog
訪問介護を支えているのは大半が登録と言うパート。時給は身体介護1500円。家事援助1100円。土日祝は200円UP。正月はさらに200円UP。11月になると年収が扶養枠を超える人が出てくる。事務所の方に社会保険等を支払う予算がないので、本人が越えてもいいよと言ってもNO。11月は税金対策で働けない人が続出する。

その人の分は常勤が肩代わりする。常勤も月給は各班長のみ。残りは永遠と日給月給の臨時職。市役所の臨時職と同じ処遇。特別勤務手当てが4000円加算されている。臨時の私、ふ~ん3K手当て4000円ね。と、明細を見る度に思う。

介護はノンストップ。土日もない。臨時職は日曜出勤は一応なし。土曜は交代で一人勤務して平日に代休を取る。祝日は超勤扱いで担当の訪問介護先を回る。当然、同じ仕事をしても登録さんよりうんと安い家事も介護も時給1080円。

二週続けて土曜出勤したが、税金対策の人の分まで平日に仕事が入っているので、平日に代休が取れる見通しがない。本日は貴重な休日の予定が、日曜勤務の登録さんが風邪。その人の分、出勤になってしまった。11月は風邪引きも多い。中年主婦の多い登録さんは年中、家庭の事情で休みを取るし、腰痛で動けない時期が定期的にある人も出る。

ハイハイ、臨時の出番よ。日勤スケジュール表に移動時間なしでびっしり書き込んでダッシュする。トイレにも行けない。水分補給に水筒持参。ひと仕事終えて、次の訪問先へダッシュのエンジンキーを回して、グッと水筒のお茶でノドを潤す。大きな声を出さないと聞こえない高齢者宅ではかなりノドも酷使している。

カレンダー通りに閉まっている事務所を開けて、無人の事務所からヘルパー車のキーを取り、人気のない駐車場で薄ら寒いボロい軽四のヘルパー車のエンジンをふかす時、思わず薄い今月の給料の明細が浮かぶ休日出勤。今日、ぬくぬくだらだら休んでいる人たちの何分の1であろう金額が。

こんな中年のおばさんに転職先はないだろうし、たとえ代わっても介護の現場の給与は似たり寄ったり。こんな薄々な人件費が日本の介護を支えとるんですわ。

あぁ~貧困社会福祉国家。

軽くて・汚れがつきにくく・動きやすく・
薄い給与でもあったまるユニクロのウォームビズが
貧福祉の現場のみなさまおすすめよ~ん

抱きしめて「大丈夫よ」

2005-11-16 22:59:25 | Weblog
自閉症の子は接触される事を嫌うとも聞く。息子がどん底で頭を抱え込んでいる時、「肩を抱いてくれ」と言ったので驚いた。壊れそうなくらいの寂寥感だったのだろうか?あれから息子が落ちるところまで落ちて、耐えて居る時は、「辛いね。辛いね。」と背を撫でてやる。

日頃は半径50センチ内、立ち入り禁止の雰囲気だが、そんな時、背を撫でても拒否はない。

優雅、気品とはああなのかと、プリンセスの結婚報道を見ながら、無関係なわが家の一コマが色濃く思い浮かんだ。

だれしも「大丈夫よ」と誰かに抱きしめてもらいたい願望がありそうな気もする。

介護福祉士のテキストで日本の政治にムカムカ

2005-11-09 07:51:00 | Weblog
まず死因。一位からガン、心疾患、脳血管疾患、肺炎まではそうなんだと納得。次、不慮の事故、自殺、老衰。
知らなかった。老衰って自然な事がこんなに下位なんて。

不慮の事故には最近、多発の自然災害も入るのだろう。人間が地球破壊をして、自然体系を壊しているせいだとも言われている。

自殺のこの多さは何だろう!それだけ生き辛い、人が幸せな日本ではないって証明のような。

もっと腹立つ箇所にぶち当たった。老人健康法が出来た経緯だ。バブル期、高齢者の医療が完全無料になった事がある。喜ばしいけど財源も何も長期展望が甘かったため、即、利用者負担が導入。今では75歳までおあずけ。それも無料ではなく1割負担。

その法律に掲げられている言葉が〔老後の健康の保持と適切な医療の確保〕

金を取りますよ。無料だったけどゴメンね

と言って作った法律にこの美辞麗句。この度、障害者に利用料負担のために〔自立支援法〕などと美しい命名がされたのにあまりに似ている。

ぼちぼち圧倒的多数政党政権の間に、消費税アップの話まで出てきた。

貧民はアップぷっ~♪さぁ~病院行こう。公費負担制度が使えて5%支払いで済むのも春までだわ~もうすぐ1割負担~大サブぅ~

ドジ2連発

2005-11-08 23:37:09 | Weblog
職場で仕事を調整してもらって二時間早く上がった。息子の精神状態はすこぶる悪い。早く医師に診てもらいたかった。ケガは通勤途上だったので、一週間の打撲療養休暇が出た。どうしているかと、家に焦って辿りつくと昼食もとらずにいた雰囲気。お腹がすいているかと聞くと、病院へ行く途中で何か食べると言う。仕事用バックから私用バックに必需品をガサッと移し変えて、すぐに息子を伴って車へ。

15分くらい走った所で新装オープンの途中でラーメン屋発見。息子はラーメン大好き人間。立ち寄って毎度のラーメン、ぎょうざを注文。満足満足。お味もなかなか。さて、支払い。レジの前で、ない!財布がバックの中にナイ!バックからバックへ肝心なモノを入れ忘れたらしい。とりあえず身許を書き残して、家へUターン。

予定が変更される事と借金をする事は大キライ。
息子の2大不快事項に触発してしまった。

あせって店に支払いを済ませたら、夕暮れが迫る。病院の方向は西。イヤでも空の茜色が見え、暮色にそまって、やがて道はまっくら。テールランプが流れる。退社ラッシュ時間にもなり車が前には進まない。病院の閉館6時が迫る。

ごちゃごちゃのバックから運転しながらケイタイを探す。道交法違反行為。ともかく病院を呼び出して、ちょっと閉めるのを待ってもらおう。息子にケイタイを渡すと、先方が出ないと言う。ウソ!もう閉まったの?もしか休診。不吉な予感でとりあえず病院へ。火曜日は午後休診の様な気はしていた。センセが大学で講義とかなんとか書いて貼ってあった記憶がうっすら甦った。

帰路の息子の不機嫌なこと。息子に楽チンになってもらいたくて、職場に迷惑までかけて早帰りまでして、私は何をやっているんだろう?

ひとりでは通院しそうもない雰囲気がまだ漂っている…どころか母のドジでますます悪化。主治医にもう2ヶ月くらい診てもらっていない事だし、明日、朝一で出直し。ちゃんと財布を持って。

職場には恥と迷惑の上塗りだが、事情を説明して、明日も昼まで休暇をお願いした。

************************

「ラーメンおいしかったね。」と言ったら

「お金を払うまでは、おいしいは言わない。」

たしかに。息子は正しい。息子はちょっとでも曲がったことが許せない。

母はたわみ、ゆがみ、がそうキライでない。ハプニングをおもしろがる傾向もある。それでドジ踏みの反省も少ない…かも…

罵詈雑言があってもおかしくないのに、お金を取りに帰ると言う言葉を簡単に信じてもらえた。こんな事に寛大なお店の方が儲かるのかな?これが無銭飲食だったらどうなるんだろうと母のお腹の中は、焦って早く返すべく、近道のくねくね小道の裏道を飛ばしながら、結構不遜。

こんな母から息子は産まれたんだよね。良い母に成りたいと思いながら、やってる事はドジ。思う事も息子と相当すれ違っております。

息子よ~心身ともに明日天気になぁれ


『発達障害の子に給食無理強い』損害賠償

2005-11-06 05:41:13 | Weblog
給食無理強いでPTSD 再発で学校側過失認め賠償命令 (朝日新聞) - goo ニュース

給食強制でPTSD再発し不登校、大阪市に賠償命令 (読売新聞) - goo ニュース

読んでスッとした。
息子の過去の溜飲が下がるような。
今更ながら
過去をほじくりかえして
裁いて欲しい気持がふつふつと沸いた。

学友からはイジメ。
教師からは強制。
『育ち』の呪縛が今も彼を苦しめている。

素のままの
アスペルガーのありのままを
受けられる安心感の中で育ったなら
きっと違った今になっているだろう。

しかし、学校だけではない。
母もまた近年になって彼の特異性に気が付いた。
こうであるべき教育ではなくて
彼自身をじっくりと見つめる必要にようやく気が付いた。

母自身も彼を苦しめる側に居たのだ。
一生かかっても、償えるものなら償いたい。

この裁判結果が
今も
苦しめられている発達障害の子の
一筋の光になればと思う。


フランス刺繍のパラソル

2005-11-05 07:51:51 | Weblog
ブルーのシートに家々から持ち寄られた不用品が並ぶ中にふたつのパラソルが広げられていた。白と薄いピンクの麻地にどちらもピンク系の濃淡でフランス刺繍が施されている。長く家に放置されて、バザーで陽の目を見たらしい。残念な事に茶色い染みが点在している。目は惹くが、手に取って戻されるだけ。

誰かの手で丁寧に刺された模様は今も優雅。
こんな姿でと哀れな気がして…

「いくら?」

と、うっかり聞いてしまった

「値段はあるような、ないような?買うの?」

と言われまた、うかつに頷いてしまった。
花が刺繍してある色紙2枚とパラソル2本。合計160円也。

さ~て、このこれどうしよう?
買ってから悩んだ。
色紙1枚は車を置かせてもらった友人へ無理矢理プレゼント。
こっちは染みなどなくきれい。
パラソルを見た友人も目が点になっていた。

とりあえず、
カラーブライトと固形石鹸と歯が白くなる歯磨き粉と歯ブラシ、
熱めの湯と思いつく染み抜きを決行。

乾いてみると、あ~らキレイ。
もともとシミの薄かった白いパラソルは完璧にシミが消えた。
どちらかと言うと私の惚れたピンクの方もシミが薄くなっている。

さっき、もう一度、熱湯と各種洗剤で勝負をかけて、干しあげた。
クリーニングの手もあるけど、十羽一絡げ160円だもの。
なんとかお金をかけずに使える姿にしたい。

夏にはこのパラソルを絶対に絶対に、差そうっと
でもでも~
私の手持ちの服とピンクの可愛い優雅系のパラソルは
ちょっとテイストが違うような

私の中には分けのわからない虫さんが一匹お住まいのようです

自立支援法1割受益負担以外のこと

2005-11-03 07:32:24 | Weblog
32 projectさんのTBから昨夜のニュースJAPANを見た。厚生労働大臣の説明不足可決の話は聞いたって今更なので、パス。知らなかった、驚いた新事実。

今までの支援法は市町村窓口で、けっこう簡単に障害手帳などあればOKだったのが、介護保険と同じく介護認定でサービス量が決まってくる。その限度額を越えるサービスは10割負担と言うことになるのだろう。

現在、介護保険の認定は決まりきった項目を短時間で調査員が調査して、コンピューターで要介護度を査定、さらに主治医の意見書、調査員が項目チェック以外に文章で様子を書いた物なども参考にして介護認定審査会で決定されてる。

ケアの必要性の低いA嬢が要介護3で、必要性の高いB氏が要介護1なのか?介護の現場中継をすると、なぜなぜな~ぜ?に遭遇する。それはたぶん、調査員のサジ加減、認定委員のサジ加減によるとしか考えられない。

さぁ~て、種々の障害がボードに並んで、紋切り型判定で上手くいくのだろうか?

もう一点。就労の問題。本日の朝日新聞生活欄から発見。

この度、雇用確保の視点から、精神障害者も法定雇用率(1.8%)の対象になる。
しかし、義務規定なし。義務規定なし…大ザルではございませんか!?

障害年金(月額83000~66000円)のみで暮す人々。運良く作業所に行ける人々ももらえる賃金は1ヶ月数千円。

日銭に困る人々の生活を苦しめる法案はさっさと可決。
きちんとした説明ももなく、当事者の反対デモも意見書も無視。

国会議員さまの年金の廃止にはじっくりとっくり時間をかけて先送り。

庶民の痛みはどこまでも耐えられる国会議員さま方~
秋風が身に沁みる今日この頃です。

ちなみに今回、ノミネートされていない発達障害は、もし支援法の枠に入れてもらっても、障害認定のフルイからは間違いなくこぼれる。こぼれる所に障害がある。なんでも杓子定規にいかない事の証明にこの世に生を受けたのか?発達障害の子を持つ親が安心して死ねる世の中はいつの事やら~♪

靖国参拝にこだわる誰かさんと比べてみよう

2005-11-02 06:51:00 | Weblog
ドレスデン聖母教会、大空襲から60年ぶり復元 (時事通信) - goo ニュース

「長い間血を流し続けた深い傷も、癒すことはできる。憎悪と邪悪から、平和を可能にする和解の共同体が育つことができる」

ドレスデンのボール司教は説教だ。破壊された瓦礫を積み上げての復元。かつての敵国からもお祝いが届いている。

近隣諸国の反発も省みず、自国の長が自国の違憲判決もけっとばし、堂々の靖国御霊参拝。同じ敗戦国でのケジメの付け方もいろいろだ。

読売の国会閉幕記事あれれ?

2005-11-02 06:15:14 | Weblog
特別国会が閉幕、巨大与党誕生も法案成立率は低め (読売新聞) - goo ニュース

読売新聞はおかしくないか?
重大法案がさっさかさ~と通過した事より目にみえる数値で評価するのは与党への媚か?
どう言う視点でこう言う記事が出てくるのだろう?

解散まで引き起こした郵政民営化があっさり可決。

障害者の猛反対の中に1割負担を求める自立支援法が可決した。
この法は一番サービスがない精神障害者にとってはすべての障害を一本化で、多くのサービスが可能となる点は評価したい。
もう一点。障害の枠組みを越えてサービスが受けられる点。現行では精神障害者に通所、訪問で入浴サービスを実施できない。ポームペルプの現場では介護保険でなら受けられるのにと歯噛みをする様なケースに実際出会ってきた。
でも、いくらサービス可能になっても、負担金が枷になって利用できないんではどうしようもない。

議員年金 来年4月完全廃止 与野党合意 通常国会に法案提出 (産経新聞) - goo ニュース

こう言うのは先送りなのだ。自立支援法にプラスして、障害者年金のUPとかの話は露でないのに。腹立つ!

高齢者虐待防止法が成立 発見者に通報義務 (朝日新聞) - goo ニュース

昨日可決した。命に関わるまでには至らない虐待なら、ゴマンと見てしまう。こう言うのは家庭内の事だけに、事務所に報告しもその先のどうする?のノウハウがない。今までこんな法律が無かった事に驚いた。

『巨大与党誕生も法案成立率は低め』の評価より『中身の濃いさ』を評価して下さい。読売さん。こんな数値信仰は、キケンなニオイを美しく彩る目くらまし作用のおそれがある。

慶弔のお返し

2005-11-01 05:40:50 | Weblog
同僚の伴侶急逝。中高の子供を残して。共白髪の日を当然として暮らしてきて晴天の霹靂。奈落の底を同じく見た者として、彼女を静観していられなかった。

弔問には行かなかった。只の同僚で特別親しい訳でもなかったし、なぜかためらわれた。せめてと、平井満の『千の風になって』のCDと絵本を送った。

休暇は無期延期状態でパートの彼女はこのまま辞めそうな気配もあったが、最近ようやく復帰。顔に無用の力みが張り付いている。仕事に出ている時だけ忘れられると言う。残された子供の将来を担う事になり、大きな収入源であった夫給与が無くなり、少ない遺族年金額を見れば武者震いも出る。家でボーっとはしていられない気分だろうし、パートの身ではたぶんこの先居られない雰囲気も感じられた。

昨日、私の机に『お返し』の菓子包みが置かれていた。『お返し』の風習は時として、気を使わせた事で『厚意の押し売り』だったような気分になる。

娘が結婚式のお返しカタログを出立直前まで眺めて、注文はがきだけちぎって帰って行った。『欲しいものは自分で選んで買いたい。』と言っていた。自分の好みとカタログは微妙にズレがある。結局、消耗品を選んだようだった。

紙資源ゴミの山に積む前に残されたカタログをめくって見たけてど、確かに欲しそうで欲しくないものばかりだっだ。

『お返し』の風習はいつからあるんだろう?ギフト屋が潤うためか?お祝い事はそれに向けての準備もあるが、葬式は突然やってくる。

大切な人を喪っておたおたした頭をめぐらせ、故人の付き合いでどこの誰かわからない人もある弔問名簿と金額を照らし合わせて、お返しの処理は今思い出そうにも、どうしたのか思い出せない。おそらく落ちもあったろう。せめて『弔』の時はご厚意を受けっぱなしでも良いのではないだろうか?

そんな気遣いをさせたくなくて、あえて只のプレゼントのつもりでCDを送ったのだけれど、きっちとした『お返し』に気をめぐらせただろう菓子包みは、ちょっぴり重かった。