陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

星守る犬・続星守る犬  村上たかし著

2011-12-31 15:29:38 | 
星守る犬
クリエーター情報なし
双葉社


続・星守る犬
クリエーター情報なし
双葉社


コミックはどうも苦手になってきた。
美容院の週刊誌の中にコレがあった。
西田敏行主演の映画を観ている。その原作か?
続編ってなんだ?
主人公は犬にしろ飼い主の方にしろ死をもって完結している。

大晦日に滑り込ませて頂いた短時間だから、前髪だけカットとヘアマニキュア。
美容師さんのおしゃべりも良いけど、少々疲れる。
最初の方のコミックをめくったら、ちゃんと映画のストーリー通り。
時間切れはさびしい。
続編から読み始める。
捨て犬は一匹でなかった。同じ箱に心臓病の弟が居た。
世の中から見捨てられたようなおばぁさんに拾われる。

真面目にちゃんと生きているのに、哀しい人生を送る人ばかり続編にも出てくる。
別の話ではなく、うまくストーリーを膨らませた脇話になっている。
実母に放置された家を抜けたし、おじいちゃんの所を訪ねて旅する少年に出会うシーンがあったが、
続では、あの少年がちゃんと北海道のおじいちゃんに出会うことができている。

桜舞う公園で、老婆は次の桜が見れるかどうかと言う。
人の人生、明日の事は誰も分からない。
人としての正しく生きても報われるとは限らない。
ペットショップの売れ残り犬の気になる行方もまた描かれて、
やっぱり泣きそうになった。
美容院でなけければ、手放しで泣いたかもしれない。

犬は人に付くと言う。犬の一生は人次第。
そんな人を裏切らない犬にだけは慰められて暖められて救われる人も居る。

人マニキュアの待ち時間でちょうど二冊完読。
ロングチワワの親と子の二匹を飼っているオーナー美容師さんと、
ちょっとしんみりコミックの感想など語り合いながら、
ちゃんと新年が迎えられるヘアーに仕上げてもらった。

大晦日に2つ目の記事アップ。
よっぽど、いそがしいせわしないから逃げているわ~
年賀状もついに書かず。
住所が消えてお手上げってこともあるけれど、着た順にお返事書くことで落ち着いた


     毒にも薬にもならない勝手綴りの
     当ブログに来ていただいた皆さま、
       ありがとうございました。

      来ていただくことが励みで
    今年も最終日までアップできました。

     みなさま 良いお年を~







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大晦日も通常モードウォーキング~♪

2011-12-31 07:23:32 | Weblog
今年最後の日になった。
早朝ラジオは福島原発爆発の直後、一家離散生活をしている方のお話を流していた。

  私たちはまだ良い方です。一家全員無事です。

ラジオを消して、2度寝しようと思ったけれど、眠れない。
ふたたび灯りスイッチ。
龍馬の続きをめくる。今日は休み、起きなくていい。
いよいよ土佐脱藩。藩境の山を越え船に乗り、長州を目指すくだりに差し掛かる。
昨日届いた日本ウォーキング協会の1.2月会報に
坂本龍馬の足跡を辿る企画が幕を閉じたことが載っていたことを思い出す。
この脱藩コース、土佐~下関の長距離大会もあったもよう。
こんなのを歩ける人は体力だけでなく時間とか諸事情にも恵まれている人。
少しづつ、その端っこでいいから参加出来るよう成りたい。

龍馬は下関の志士の世話をする豪商宅前で、座り込んで赤犬とじゃれあう。
札付きの怖い野犬のボスが子犬のようにじゃれて、
20から30匹の子分犬が取り巻いていたと司馬遼さんは書いている。
本当かな?

   坂本龍馬って実在の人物なんですか?

なんて聞いた20歳年下の同僚が居たっけ^^;
はぁ~一般教養試験はわが社にはなかった?
こんな人も合格するケアマネ試験のレベルが知れる(*^_^*)

6時。
真っ暗な中、やっぱり今朝も歩くことにする。

ダウン、裏フリースのパンツ、手袋、ネックウォーマー、イヤーマフのフル装備。
ペンダントライトに150cmチビにひったりサイズ100円の子供用蛍光タスキをかける。
手にはノルディック・ポール。
ウォーキングシューズは破れて今年2足目をしっかり履いて、ウォーミングアップ。

最初は少しゆっくりポールを繰り出す。
大腿骨あたりに痛みがある。体が温まってきたら不思議に消える。
骨粗鬆症の中年期女性仕様であろうエビスタの服用も今年になってから。
疲労骨折ってほど歩いていないわね?
大腿骨の値が骨粗鬆症値だった。1月になったらまた骨密度検査を受ける予定。
ウォーキングで改善していて欲しい。

歩きのリズムに乗ってくる。
今年一年、
3.11に比べれば小さい小さい事だけど、私にもいろいろあった。
ちょっとした思い出が浮かんで、
鼻だけでは酸素が体に行きわたらないのか自然と開いてくる口がほころぶ。
いろんな人に良くしてもらった事や、一緒に過ごした時に起こったおバカなエピソードばかり浮かぶ。

良いことばっかりでない。
ムカムカする時間もいっぱいあったし、焦燥感にかられたこともあったけど、
一年、良い事が皆無だったワケじゃない。
ウォーキング中は、その些細ないい事がよく浮かぶ。
大事に取っておいた飴玉を取り出してはしゃぶっているような感じか?


今、外から帰った私を喜んでモコがドコドコ走り回っている。
昨日、買ったよもぎの食パンで朝ごはんにしよう~♪

数日前年末はもういっぱいだろうから新年の予約と思って、美容院に電話を入れた。
一旦、新年予約を受けてもらった後、
オーナーから『年内が良いでしょう』と無理に時間工面の配慮をしてもらえた。

髪だけ、ちょっと新年らしくなるかな?
昔はまっさらな下着を母が用意してくれていたっけ。
お年玉を用意する孫もなし。

今年はおせちはおさぼり。
夫亡き後も、楽しみ待っている姑のために作ってきた。
小さなお重に詰めて大晦日に持ってゆくのが習慣だった。
その姑もケアハウスに入所。
大人になった子供たちはそう喜ばない。
料理は食べる人があってはじめて張りきれる気がする。
年越しそばの用意くらいしておこうかな?

夫を亡くした直後の痛烈な寂しさが襲ってこない。
まぁ~慣れってヤツでしょか?

そういえば、さすが大晦日。
いつもの早朝まっくら時間ウォーカーに一人も出会わなかった(*^_^*)

明日は初詣ウォーキングにしようかな?
可もなく不可もなく暮れてゆく。
めでたい、めでたい









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玄米を食べるとお通じがイイ

2011-12-30 05:48:31 | Weblog



一番早い御用納めは役所。
介護業界でまったくノンストップなのは訪問介護ステーション。
デイサービスや訪問看護、訪問リハビリが休んでしまうので、その代換まで…

おっとっと、ここまで書いてトイレへ^^;

通常、ウォーキングをして朝食をお腹にいれると速やかなモノが昨夜、
久々に玄米を食べた所為…いやお陰か?

高齢者になるとなかなかお通じがむつかしくなる人が多い。
お薬コントロールの人も多いし、
その訪問看護による浣腸が必須の方まである。
中にはそれが今の一番の関心事となって一喜一憂の過敏症、精神不安の原因になって居られる方もある。

確かに健康のバロメーター。
介護業界は日常的にこの事が言葉になって飛び交っているから、
お食事中も不感症^^;というか、仲間うちではタブーに成り難い。

本日は、年末年始に1日いただける特別休暇を取る人がいっぱい。
通常7人のところ2人だけ出勤となる。
いつも一番に手を挙げてこのゴールデン特休を取っていたから、
今年は貧乏くじを率先して引いた。
誰かが出勤して事業所を明けておかねばいけないから、たまにはね(*^_^*)

昨日、訪問先のドタキャンがあった。
今日のラスト、本年ラストに訪問予定が入った。出勤にしておいて良かったわ~♪
我らは利用者月一訪問を義務付けられている。
実際、迷惑な人もあると思うが、義務は義務。
行かないと報酬減算対象となる。

ここは前月のもドタキャンだった。
鬼が笑おうと、
来年1月の訪問約束を取りつけるのが最後の仕事となりそう。

今日は、役所が当然のごとく閉まっているし、事業所によってはお休みに入っている。
おそらく電話も極端に少ないはず。
利用者さんの急変がなければ、
ゆるゆる大掃除やらしつつの一日になるかな?

転送電話へ切り替えて、最後の戸締りでしばし、冬眠。
つつがなく終わって欲しい。

と、ウンのつく話など書いたし
玄米さまのおかげで絶好調\(^o^)/

ほんとうは、
私もしていた『訪問のヘルパーさんは年末年始も大変よ』という話を書く予定だった。
ケアマネ稼業になってから、きちんと年末年始休みが頂ける。
365日やっているデイサービスやお泊り施設は休み返上。本来、介護はノンストップ。
ちょっと申し訳なさが胸に去来する。


毎度、毎度、ちゃらんぽらんで暮れてゆく^^;

さぁ~本年のラスト
御用意納めに行って来まっしょ








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ゆる旅のススメ

2011-12-29 06:19:49 | Weblog
娘を新幹線口で待っていたら、
↓こんなの見つけた。



『気ままにブラつく』 いいわ~

  1.大金を使わない。
  2.疲れるようなことをしない。
  3.何かを得ようと期待しない。
  4.行列のできる店にいかない。
  5.朝、早くから行動しない。

これって旅でなくっても、日常にもあてはまるかなぁ~
5番はダメ。
どういうわけかワタシは朝が早い。
目が早く醒める。
まっ、休日は朝からこの寒くて暗いのにウォーキングには出る気にならないから、
せせこましいのは
労働時間をくくられている勤労者のサガかな?

本日もモコの寝姿。

   

モコはちょっとダッシュしているかと思えば、ほぼ寝ている。
遊んでやっていても、疲れたら途中から立ったまま寝る体制に入る。
間違いなく、疲れるような事を自分に課さないのが猫だわ~=^_^=

娘と姑のケアハウスへ。
ひさびさの姑の顏はふっくらつやつや。
栄養状態の改善がみてとられる。
働きどうしで来た人はゆっくり過ごす事が苦痛らしい。
内職を斡旋して欲しいと言った施設から手仕事をもらっている。
今回はかわいい布で腕カバーをチクチク手縫い中。
この前は雑巾だったか?

部屋に丁寧な折り紙作品も増えている。
タンスの中をチェックするとクリスマスの包みが包みまま仕舞ってある。
この包みままの贈答用タオル箱が、
姑宅の片付けの時押し入れに山と積んであったのを彷彿とさせる。

独居時代は気を張り詰めていたのか、
随分、柔和な顔立ちになってきている。

部屋に自慢の紫檀の茶棚を運んである。
お掃除の人が水拭きをするから注意をし、丁寧に自分で拭き磨きすることにしたと話す。
家では掃除がどころではなくなっていて、埃まみれを磨いて運び込んだんだけど、お忘れらしい。
頑張って頑張って、自分で働いた大枚で買った品だから思い入れだけは残っている。
しっかり自分らしさを出し遠慮もしていない様子。

人生=旅かもしれない。

人生の歩き方は猫に聞こう。
姑のゆく道、またワタシのゆく道。

さぁ~ウォーキング30日まで仕事。







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なまけ度が増すこたつ 押し迫る年賀状作り

2011-12-28 05:40:21 | Weblog
仕事の方は年末年始に休む事業所が多い中、
どたどたと体調不良、救急車騒ぎと慌ただしい。
ひたすら年末年始、
『ご利用者のみなさまご無事でお過ごしください』
と、祈るのみ。

寒い。
どうしても体が縮こまる。
家に帰ったら動かんぞ!
基本、ゴロ読書が好き。
膝かけよりコタツの誘惑に勝てず、出さないつもりのコタツをとうとう出してしまったのが運の尽き。

予想どおり。
コタツに潜ったら動けない。
洗濯物を畳むまでは良いが、タンスまで移動に悩む。
お茶を飲んだ後、流しまで運ぶのを悩む。

ずるずるずるずる~私こんなになまけ者だったかしらん?

年賀状もJP関係者から購入依頼があって、買って揃えてはある。
年賀状サイトを開けたらいっぱい無料テンプレートが充実。
なんだなんだネットから投函までやってくれるサイトまである!
買って用意した手間が惜しい気がする。
テンプレートのあれこれを見ていたら、
どうせみんなこんなんでチャッチャチャッて刷っておしまいなんだわと急にやる気が失せた。

ふたたびコタツに潜る。
幕末の風雲児龍馬の続きを読む。
なにせ福山雅治の龍馬伝を食い入るように見ていたから、ストーリーはばっちり。
司馬遼太郎さんはこんな視点でかいているのねと確認事項をなぞっているような。

そうそう龍馬も『龍』来年の干支だ。
年賀状に思考が戻る。

『二枚出したかも?』というおドジメールくれた人が居る。
この人からは確実に来るわ。
いまさら気取ってもしょうがない同級生だから、
この人にだけコタツに潜ったまま手書きで年賀状を書いた。

後はねぇ~?
ほぼ住所が分からない。
なにせPCに入れて安心してたら壊れた。
初期化しかないと言われ、やってしまって真っ新になった、消えた後で住所録の保存忘れに気がついた。
ああらら~あらら~♪ 戻らないわ~\(^o^)/

ブログ更新はするのにねぇ~なんで裏面印刷だけでもしないのかねぇ~?
ケータイの方に住所を入れている人だけでも出そうって気にならないかねぇ~?
来た順番に、明けてから出せばいいかな?
いっそ、今年こそは

   これで年賀状は終わりです

なんて書きたい気分もある。

職場では
「みなさん明けて4日には会いますからお年賀は失礼します」
と全員一致で出しあわないことルールを取り決め。

    頂いてうれしい、出すのが面倒な年賀状。

毎年、こんな風で迷い、迷い時が過ぎる。

妹曰く、

  懲りすぎるから面倒なの

言えている。
人とおなじは気分的にイヤなのだ。
しかも無精。なるべく手をかけたくない。
毎年、ない知恵を絞って、手抜きの妙案を練る。
はっきり言って当方、芸術的センスの欠片も持ち合わせてもいない。
だから余計面倒くさい。

これを読んでいる貰った覚えのある知り合いは、絶対に笑っている。
字さえ、きれいだったら、さらさらと毛筆でしたためるのに。
子供の頃、習字教室に通って、
紙より手足や服に書く方が多いのでは?と思われ
いつもセンセに真っ赤っかでお直しされ、進級は妹の方が早く、筆には良い思い出がない。

竜って下手な絵も描きづらい。
そうそう図工も体育に並んで、苦手分野だった。

   

モコとごろごろして後、4日くらいすぐに過ぎてしまうわ。
本年のお休みはばっちり土日が入っているので、基本31日~3日まで。
1日ほど特別休暇を取って良いことになっている。
いつも娘の帰省を理由に30日を休ませてもらっていたから、今年は30日は出勤。
本日、娘を新幹線口まで迎えるために特別休暇とした。
だからねぇ~年賀状をやっておきたいのよ。今日中にね。娘が帰るまでの午前中にね。
気は焦って…コタツの誘惑に負ける







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月刊川柳マガジン 1月号掲載句

2011-12-27 06:15:23 | 川柳
あら?もうこんな時期。
先月号をゆっくり読む間もなく届いてしまった。
いつもの月末より少し早く届いたような気もする。
年末だからか?それにしても時の経つのが早すぎる。

さてさて~まずは自分の句が載っているかどうかのチェックから。
今月もなんとか選んでもらえた掲載句ありホッとする。

川柳道 題『丸い』   塩見草映 選

秀作二  反省文消しゴムだけは丸くなる

これ実話。
職場で自分では悪くないと思っているのに、
抗弁許さずマズイと決めつけられて始末書を書かされた。
なったばかりの息子ほどの係長が妙に威張る。
何度も、何度も書き直させられた。
内心、反省していないのに言葉の羅列は実に下らない。
しかも、ちゃんと事の顛末は上手く納め済んだ事。
社内上層部へ『反省しています』と報告しろと言う。
これが何の役に立つ?会社に多大な迷惑をかけたわけでもなし。
主任とその上の成りたて係長が自分たちの責任面目を立てたいだけ。

係長から、文章について重箱の隅をつつくような事を言っては数度突き返された。
信じられない事に書き直し理由に『字が汚い』まであった。
だんだん捨て鉢で手は疲れて、もともと汚い字が殴り書きになってきたのも事実。
書いては消して書いては消して、手は疲れ、時間は取られ
ちゃんと私の仕事をさせろ!と心は尖がるばかり。
丸くなったのは消しゴムだけ。

あれから、
こんな事に時間が取られると実務に支障がある。
あまりにあまりであろうと、PCの方へ書式を入れて、
PC打ちでOKということにしてもらった。
やれやれ~字が汚いというお叱りだけはこれで免れる。
ふっふっふ(*^_^*)職場の不快も川柳ネタに~♪
転んでもタダ起きましぇ~ん

どうぞ”いらっしゃ~い~♪”と待っている次の始末書を書く、
いや打つチャンスはまだ訪れない。

以下、掲載2句。



時事川柳  尾崎三柳 選

佳作   スマートフォンお隣様は遠くなる


必勝柳壇 題『大袈裟』 二宮茂男 選

佳作   不祥事に横一列の丸坊主











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最後の一週間

2011-12-26 05:42:39 | Weblog
寒い。
冬至も過ぎたから、だんだん夜明けが遅くなり昼日が長くなってくるはず。
朝の暗さも底で後は登りだと思うと気分も上向く。

いよいよ押し迫って、どうもウォーキング熱以外はコタツでゴロゴロ読書。
年賀状も住所録がPC初期化共に消え、やる気が起こらず。

友から「昨日はありがとう」メールが来る。
コタツに転がって受信。
昨夜のピアノコンサートのアッシーのお礼だ。
窓の外では小雪が舞っている。
半分ジョークで、
ウォーキング協会の新春例会の三社参り漏れている山奥の神社に行ってみるかと返信したら
「いく、いく」
と返事がきて逆にあわてて、
「雪がハラハラなら決行、吹雪いたら中止」
午後イチの集合場所と一緒に送信。

ゴロゴロの運動不足はこれで防げる。

神社は山下を若宮と言い、山のてっぺんに中宮というのがある。
もうちょっと尾根沿いに歩いたら奥宮があったような?
数年前にひとりで探索した時の記憶なあるのみ。
物好き二人組。
去年は骨粗鬆症の腰椎圧迫骨折の痛みで歩くことも座ることもままならないと言っていた友が
誘ったウォーキングにがぜんハマり込み、私以上に熱心になっている。
コンサートも映画も2時間が座っていられないと嘆いていたのが嘘みたいだ。
理論派の彼女は腰痛に効いたウォーキングには筋トレやストレッチの重要性をあちこちの情報収集。
講座にも出かけ実践している。
歩きつつご講義を拝聴する。

暗くない。どよどよ愚痴しか言わなかった彼女が前を向いている。
元気になった強みに自信がみなぎって、私までうれしい。
家の大掃除などへは急に体が疲れて触手が動かないが、
なぜか歩く事にだけはお互いパワーが出る。

単なるなまけモノ。ここも気が合う。

若宮の階段を駆け上って参拝。
寒風の中、新年大勢の参拝者のためのテント張りが始まっていた。
駆け下りて人家を抜け、薄暗い山道へ入る。車も入らない。

歩くこと1時間。
も~ういいかい~♪
歩き飽きたというか不安になった頃、山奥にしては立派な神社が表れた。

あら?手水鉢の水が凍っている。
幸い雪は止んで溶けてしまったが、ここまで寒い日。

  

誰もいない神社に腰かけてちょっと休憩。
ショウガ入りのスイーツをウエストポーチから取り出して、交換して食べる。
私の持ってきたのがレモンショウガグミ。彼女が差し出したのはショウガ味のガム。
お互いの防寒対策を関心しあって体が冷えないうちに降りることに。

向こうに海が見える。
小島の浮かぶのどかな瀬戸が好き。
ここに生まれここに育ってここに居る。ここしか知らない。

帰って司馬遼太郎『龍馬がゆく』の続きを読むことにする。
年末年始用に運良く全巻揃っていたのを図書館でゲットしてある。
(建礼門院徳子はおまけ^^;)

龍馬の大きさは見て育った海の大きさかとも思ったりする。

  
あったかい家にはモコが居る。
可もなく不可もなく暮れてゆく。たぶん新年が来る。

お祭り男の夫が居なくなってから、平日と変わらない年末年始を繰り返している。
なんでもないことがとてつもなく幸せなことに感じる。
いろんな事のあった一年。
辛さを秘めた健気な真央ちゃんが華麗に舞ったのを見て、
龍馬をめくって眠りに落ちた昨夜。

さて今朝も、変わらず出勤前ウォーキングへ~





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クリスマスはやさしい気持ちになる日? 

2011-12-25 08:31:52 | Weblog


昨夜、川柳会の人からの頼まれチケットで森の小さなホールへピアノを聞きに行った。
雪の予報が出ていたから、雪なしの到着にホッとしながらも帰路が気になった。
ピアノは実は去年も来た。
チケットを捌かねばという思いを汲んで買ってあげた。
『眠ってしまうからいい』と拒否していたんだけど、
去年一緒に聞いた人は『今年も』と言ってくれたんで、まぁ~お付き合い兼運転手。
やっぱり途中、寝たzzz

ラ・カンパネラ



こんな曲で寝る人は珍しいと思う。
弾き手がたぶん温厚な人なんだろうと察する。
激情は伝わらず優しさのみが伝わって…やがて子守唄ゆりかご状態から睡魔へ

出口で小さなお菓子の袋を頂いた。
クッキーというよりマカロン?お手製みたいだったわ 

ホールから出たらむちゃくちゃ寒かった。
雪なしで満天の星。

帰り道にイルミが毎年有名は医院へ立ち寄った。
病院駐車場には何台か止まって見学の人が結構いる。
犬連れ散歩風の人もあり。一緒に写メを構えた。

暢気に構えていたらこの後、フロントガラスにいっぱいに雪が迫ってきた。
間違いなく積もる雪。
帰るまで積もらない凍らないことだけを祈って、急いだ。
雪の日は乗らないが鉄則の私の車はノーマルタイヤだ。

そして今朝。
思ったほどの積雪はない。うっすら雪化粧。

 

デジカメ持って出たら~
モコも外に出たそう~
抱っこで雪を鼻先に持っていってやるとギュッと抱きついてきた。怖かった?

クリスマスらしいと言えば、このケーキだけかな?


母は小麦粉アレルギー。
歳とともにひどくなって、ちょっと小麦が入ったものを食べただけで蕁麻疹が出る。
デイサービスのおやつでも皆はクリスマスケーキで自分だけプリンだったと
子供のようにぶーたれる。
職場で回ったクリスマスケーキの注文書に『卵・牛乳・小麦粉』なしの見つけた。
さっそく母に届けて、お相伴。
クリームは豆乳。スポンジベースは米粉。ちょっとおからも感じた。
お味はまずまずでした
食いしん坊の母にしては、最近ちょっと食が落ちているのが気がかり。

ウチだけ平日モードだけど、ラジオからはクリスマス・ソングが流れる。
槇原敬之 のなんていう曲だろう?

  クリスマスは優しい気持ちになる日

いちばん私にはしっくり来る言葉に聞こえた。
メリー・クリスマス

今年も1週間を切った。
時の流れが早い。
昼間はさびしくなった時の原点。
夫との最後の花見場所へ歩いた。
近所の鎮守の杜。
もう癌の大腿骨転移で歩けなかったから娘と二人で抱えるようにして陣取った桜の下。
桜が降りしきって、舞う花びらと蝶が追いかけっこしてたうららの日。
昨日みたい。

      

今年も無事過ぎそうって報告したけど、届いた?






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癌だましい   山内令南著

2011-12-24 06:59:32 | 
癌だましい
クリエーター情報なし
文藝春秋


「癌だましい」と「癌ふるい」の2作品が収録。

「癌だましい」は2011年 第112回 文學界新人賞を受賞。
受賞第1作「癌ふるい」を脱稿、5月19日に、食道癌のため逝去。

8月10日が初版発行日になっているから、
これが出版された時に著者はすでに鬼籍ということになる。
経歴に看護科卒とあることにも興味を覚えて、図書館から借りてきた。

「癌だましい」の主人公は施設介護職のステージⅣの食道癌の女性。
食べることが生きることすべての肥満体で、その言動から職場のみんなから
『職場の癌』と言われている。

癌患者としての実体験か、ものすごくリアル。
眠っている唾液の逆流やら食べたくて食べられない、食べただけ嘔吐してしまうシーンなど永遠と続く。
うっかりポテチにお茶など置いて読めない。

「癌ふるい」は
ステージⅣの食道癌で三大療法は受けず、民間療法で対処し身辺整理をする現状報告メールを100通出した
その返信に得点がつけて並べてある。
これは夫の死に際してのいろんな人の言葉に痛く傷ついたり、励まされたりしたので、
実によく分かった。
人は人の緊急事態に本性を垣間見せるものらしい。
プラス、マイナス100点内で評価されたそれは、著者の価値観でもある。
癌にてふるわれる数々。上手い題名の付け方だ。

最後の最後には向日葵に囲まれて、
すべての人への感謝のプラス20点を加算するところで終わっていた。


死までの猶予期間がいつとは分からないけれども用意されている末期癌。
最近、仕事でも
最後は自宅で迎えたいとの退院調整の話が持ち込まれるケースが増えている。

夫の末期がんに最後の日まで、ずっと寄り添った。
死が意識されるからより生きる意味が問われる短いけれど濃い時間があったと回想する。

著者の最後の時間がおそらく全部ここに吐き出されている、
もうこの著者の作品が増えることはないと思うと、
単なる一読者も背筋が伸びる。
亡夫が『癌』と書かれた本の背文字に目を止めさせたのだろうと思う。
癌という漢字の後に続く『だましい』とは?

  『騙し』なのか?『魂』なのか?


夫が末期である事に相当パニくって精神状態が普通ではなった私に
温かい支援助言を下さった看護師さんやソーシャルワーカーさんがあった。
また真逆の応対も受けた。
そんな事が胸の真ん中にあって、
今の仕事を選んだったと忘れていた初心も思い出させた小説だった。







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2011 ケアマネ合格率イッキにダウン 15.3%

2011-12-24 06:10:30 | Weblog
介護保険ができたんで、出来た浅い職種。
やっと14回目。もう14回?

試験に合格してハイOKではない。
介護支援専門員研修の受講資格が出来だけ。
この後何日だったっけ?7日間だったか?
私が受けた時は、1月末から3月末にかけて飛び飛び受講日があった。

並行して資格で働ける場所も探してた。
訪問ヘルパーとして勤めていた事業所にケアマネの空きがなかった。

これが雪が多い、インフルエンザも流行する冬ときている。
たいだいの人が介護現場で働きつつ有給休暇等で受講する。
ちゃんと就職が決まらないと辞めるに辞められない。

受講会場まで自宅から遠かったり、前日の天候によっては宿泊も考えて臨む。
一日たりとも欠席も遅刻も許さない、
せっかく合格してもパーと脅かされているから必死で受講する。

そんなこんなして労して成った仕事だけれど、最近雲行きがあやしい。

ケアプラン自己作成の話が出たり、
今は利用者負担のないケアマネジメント料金を
介護サービスと同等の1割負担にしようと言う話も出る。
お金の支払いがあれば
利用者からの苦情はもっと多くなり、
無理難題の要求に応えるべく奔走がはじまる恐れを実務に就いている我らは感じている。

ちなみに日本より後に出来た韓国の介護保険制度には
ケアマネージャー該当するものがない。
パンク状態の介護保険において、
実際の介護をしないケアマネ無用論が出てもおかしくはない。

生活がかかっているシングルマザーが、
介護業界で少しでも高い賃金を得たいと頑張って成る率も低くはない。
体を壊し実務から外れて成った人も居る。
現場に戻れを言われても、簡単に事は運ばないだろう。

医療、年金、介護、どれも先行き不安。
一番先に仕分けられそうなあやうい職種か?
やっと合格しこれから研修を受ける皆さんに、
この先、いつまで仕事があるのか?未知。



年度  回数 受験者  合格者  合格率
H10年  1 回  207,080 91,269 44.1 % ---
H11年  2 回  165,117 68,090 41.2 % (-2.9)
H12年  3 回  128,153 43,854 34.2 % (-7.0)
H13年  4 回   92,735 32,560 35.1 % (+0.9)
H14年  5 回   96,207 29,508 30.7 % (-4.4)
H15年  6 回  112,961 34,634 30.7 % (±0.0)
H16年  7 回  124,791 37,781 30.3 % (-0.4)
H17年  8 回  136,030 34,813 25.6 % (-4.7)
H18年  9 回  138,262 28,391 20.5 % (-5.1)
H19年 10 回  139,006 31,758 22.8 % (+2.3)
H20年 11 回  133,072 28,992 21.8 %(-1.0)
H21年 12 回  140,277 33,119 23.6 % (-1.8)
H22年 13 回  139,959 28,703 20.5 % (-3.1)


今回は合格率、過去最低の15.3%だったそうな。
最初はともかく、徐々に合格率が下がってはきたけれど
要支援が導入されたH18年改正あたりから20%台に落ち着いていた。

受験者のレベルが落ちてきているのか?

それとも、
もう要らないんで問題を難しくて合格率を落とした?
なぁ~んて、穿った見方までついついしたくなる。

この来春また介護保険の改正がある。
最前線から見て、これまで良いように変わったことがない。
どんどん使いにくい分かりにく制度になってくる。
現状よりソロバンでカシコイ方々がイジクル所為かしらん?







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アスペルガー症候群を知っていますか?

2011-12-23 09:51:24 | Weblog
ちょっと関連記事を書きましたが、
はじめて聞いたというコメントも頂きました。
出来ればより多くの方に正しく知って頂き、
当事者がより住みやすい世の中になること願って、

東京自閉症協会の『アスペルガー症候群を知っていますか?』をアップします。



     

           
   画像をクリックすると小冊子Web版に飛びます。
    ご理解をよろしくお願いいたします。










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ぐるぐる 七福神   中島たい子著

2011-12-23 09:19:07 | 
ぐるぐる 七福神
クリエーター情報なし
マガジンハウス


『漢方小説』と言いこの七福神といい、
題材がちょっとレトロ。
たい子さんはいくつかしらん?と思わず奥付で生まれ年を確認。
1969年生まれ。
40代半ばになる?

友だちのダンナに七福神好きが居て、家中にこの置物が飾ってあり
インテリアを害するとブータレていたのを思い出して読み始めた。

谷中の七福神始まる。
確かね~今年、娘と一緒に谷中を歩いたんじゃなかった?
地図のイラストを見ながら、ふ~むむむ
こういう七福神を一体づつ奉った神社が点在している地域があるってことに注目するのは
ジイちゃん、バァちゃん趣味ではないかな?
と、思いつつも
東京だけでなく日本全国に七福神めぐりが出来そうな場所があるかもしれない。
さっそく、ここ近辺を調べてみようか?という気にちょっと成った。

なにせ、今、歩くことに燃えている。
おなじ歩くなら目的が欲しいかも?

私の事情はともかく、
小説は七福神めぐりの発端は、
おばぁちゃんのゴミ屋敷を入院中に片付けてて、
お寺神社を参拝した証拠の『御朱印』を見つけたところが、
七にひとつ足らない六だったから、おばぁちゃんの健康を祈念して
残りを押して貰おうというところからと、無理のない設定。

主人公はわが娘程度年齢で、母娘でばぁちゃんの家の片付けをする。
身につまされる。
ここんとこ娘が帰省しら、一緒に入所した姑宅をせっせと片付けている。
知りたくはないが姑の生きてきたあれこれを垣間見ることになる。

『御朱印』にこだわって七福神めぐりをしているうちに、
やさしくしなかった元カレへの懺悔から、
本当の自分の気持ちに気づくなんだかこころ旅になってくる。

  神に祈るって、
  自分を鏡で見るようなことかもね。

  何のために人は生きるのか、わかった気がする。
  生きるために、生きているんだな、人間は。

なんてセリフがピタッと嫌味なくハマっている。

御朱印がひとつ欠けている、
欠けていることの深い意味へも気づくところでちゃんとストーリーは終わる。

寒波襲来のクリスマス連休初日。
抹香くさくもなく、説教くさくもなく、
ユーモアタッチで人生など考えさせられる一冊完読 アーメン






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ホメホメは気分よし

2011-12-22 05:33:02 | Weblog
系列デイサービスから、
『あの電話応対に出た人にケアマネをやって欲しい』
とお試し利用をした家族からの依頼連絡が入った。

数ヶ月前に電話を受けたらしいメモを主任が保存していた。
確かに私の筆跡だった。
内容に記憶がない。
声だけで『感じが良かった』と決めて頂いたらしい。

ウチの主任からはないが、デイサービスの主任から

  『グット・ジョブだね』

と添えの言葉があった。
少々、こそばいが褒められるのは子供でなくても嬉しい。

ある企業で、
人のいいとこをを見つけたら、
それを書いてボードに貼るという試みをしているというのを
いつかテレビで見た。
誰が書いたか記名入りなので、
お返しにいいところを見つけてあげようと言う心理も働くようで
雰囲気も士気もガラッと良い方へ変わったとか。

苦言は年中聞く。
『こうするのは止めよう』『~に気をつけよう』
そういうことばっかり言われて仕事をしている。
気をつけても、気をつけても何か抜けている昨今。
言われ慣れて記憶にも心にも止まらず、聞く端から忘れる。

職場のルールも大事だけど、締め付けばっかり、
あれダメこれダメ、ああしろこうしろ
では心が死ぬ。

実際に会う前から気に入ってもらっているというのは、
『ご期待に添わなくては』と、逆に身が引き締まる。

   豚もおだてりゃ木に登る

かもしれないけど、この年末に気分良くご新規さん。
ここ1年、新人2人が新規を受け持つことになっていたから、ものすごく久々。
本日、やや足取り軽く行ってきま~す♪

職場の事を書いて愚痴でないって、はじめてかな^^;







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アスペルガーですが、 妻で母で社長です。  アズ直子著

2011-12-21 05:38:09 | 
アスペルガーですが、 妻で母で社長です。
クリエーター情報なし
大和出版


久々に図書館でアスペルガー当事者の著書を見つけた。

仕事に就くも上手くゆかず自宅でインターネットショップを始めたが、
やがて人と交わらないで閉じこもって仕事をすることに
10年目にしてむなしさを覚え意欲減退。連動して売り上げも下降線。
これを打破するために
”まんま”の自分を売ることで商品も売れる。
アスペルガーを面白いと誰かに言ってもらいたい。そこから仕事につなげたい。
とにかく「人に会いに行く」ことで変わると
アスペルガーの特徴でもある思いこみで行動に出たところ、環境が激変。

アズとはアスペルガーの略。
自らアスペルガーの直子であると名前を改名し、名刺を作り
「アスペルガーとして愛される」ことを目標に
名刺を持って苦手な人に「会いにゆく」チャレンジの実践、成功の自信から生まれた初著書。

彼女の偉いところは相手にばかり分かって、認めてという甘えだけでなく
相互の歩みより、自らも人と折り合う実践しようと努力を重ねてきたところだろう。

表紙の副題に
 自分が見つけた”人とうまくいく”30のルール
と、ある。

目次には
 宇宙人(アスペルガー)でも生きやすくなる30のルール
   人づきあいがうまくいく!毎日が楽しい!

宇宙人とは先に出版されている当事者 泉 流星 (著)のもじりなのは言うまでもない。

僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活
クリエーター情報なし
新潮社
 


ルールは、番号がきっちり1~30打ってあり分かりやすい構成になっている。
著者は片付けられないADD(注意欠損障害)の強いアスペルガー症侯群との診断を受けている。
なかなか発達障害専門医へ辿りつかなかったり、出会っても診察を受けるまで待たされたりが現状。
いい医師にめぐりあってきっちりと診断が出ているところも、
自分の特徴をしっかり知る素になっていると思われる。

さて、この30のルール。
私自身、社会人として参考になることも多く、
そこつ者であるからそうそうおんなじおんなじ実践していることも多々あった。

  噂話と人の悪口はアテにならない。

  いつも「白」か「黒」では説明しきれないこともある。

  どうしても気の合わない人は宇宙人だと思え。

  楽しすぎることはまずはひとりで


微妙な距離感が苦手1か100か白か黒かときっちりしていないと
気持ちが悪いアスペルガーの特徴を持たなくても、大事なことだと思う。

  いわゆる「返事」には心を込めない

いちいち返答に気持ちを込めても疲れるし、そこまでのリターンがないことも多い。
その辺の見極めがむつかしい特徴のルール化は大事かもしれない。

片付けについては私も実践している。
探し物は日を追って増えている。

  まず必要なものはとりあえず放り込む必需品箱を用意する。
  車は駐車場で間違いなく迷うので目立つ色にしている。

ここは一緒。おんなじおんなじとうれしくなった。

  「過集中」で人にはできないことをやり遂げる

  こだわり抜くことが価値を生む

凡なる多数派には絶対に真似ができない『集中力』と『こだわり』だ。
アズ息子と暮らしているから分かる。
過集中が時間を忘れさせたり、こだわりが一歩も動かれない困る状況を誘発するが、
すばらしい抜きん出た能力で、自分を高め自信に繋がって欲しいと凡なる母は祈っている。
(なぁ~んて母の心を息子は知るまい。)

アズ直子さんの11歳になる娘さんはお母さんと居ることに限界を感じると
部屋にこもり、となりのトトロの替え歌を歌うと言う。
トトロをアスペルガーに換えて。

離れられない『家族には逃げ場を作ってほしい』と書かれている。
家族もまた良い関係で共に楽しい時間を過ごしたい。
根本、『双方のあゆみよりが大事』と、本を閉じた。

そうそうもうひとつ
浮いていることへの言葉が心に残った。
これは私自身の安堵へ繋がった。

   浮いていれば地平線の向こうも見える

その他大勢とご一緒が苦手。
自分は自分でいいじゃんと浮いてしまう。
付和雷同やら周りを見てでないと立ち位置が決められない人には虫唾が走る。
そうよ。そんな人は宇宙人だと思っておけばいいのね

結構、私が参考にできることが多かった。
誰だって、ちょっと変わっている。
アスペルガーだのそうでないのって大した違いじゃないって事だろう?

著者も老人保健介護施設での2年のパート経験を最後に振り返っている。
ここでの利用者さんは
病気や老いための障害で際立った「個性」を持っておられたと。







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メールに追いやられた手紙

2011-12-20 04:55:01 | Weblog
『キム・ジョンイル死亡』
昼休み一番の仕事、メールチェックで知った。
テレビもない職場では、報道をしらないだろうと気遣っての知らせだろう。
同僚に告げたら事業所内がどよめいて、隣席がさっそくワンセグでニュースをチェック。

  健康管理はちゃんとしてなかったのかしらん?

  美食は健康に悪いわ

  元気そうに視察してたよね?

  もしかして暗殺?まさかね?

  後継者頼りないよね?

  こわいねぇ~

  どうなるんかね?

  まだ若いよね?あんまり食べちゃいけないってことでしょ?

結局、一番の関心のメタボへと話題は流れ、
弁当を買いに行く人、自前弁当を開く人、寒いから湯を沸かしてインスタントスープ作りの人と
世界の一大事も、食欲へと流れた。


前日の日曜日には久々に手紙を書いた。
郵便で届いたそれはそう急ぎでもなく、電話してもよかったけれど
直で話す微妙な気遣い煩わしさもあってメルアドを知らないから
お返事はメールに換えて手紙っていうのもいいかな?と時間もあったのでレターセットを探した。

メールをここまで使う前は相当な手紙魔だった。
そのレターセットの何年ぶりかの登場。
切手も川柳投稿以外で使うことがなくなった。
絵を選んで記念切手をいつも用意していた時もあった。

手で書くそれは字を間違い、文章を間違っては書き直す。
いっそPCのワード文書でと思ったけれど、そこは汚い手書きに意味があるような気がした。
確かに私の字は上手くない。
読めるかな?とだんだん不安になってきたが、
くしゃくしゃポイして電話しようかと封をするまで迷ったがせっかく書いた手間が惜しい。
昔と同く、今更取り繕う相手でもなし、さしたる内容でもなしと、ここは厚かましさが勝って投函。

最近は、相手の時間を煩わせないで、返事も即でなくって構わないメールが連絡の主流になった。
待ち合わせ場所や時間は記録として、ちゃんと残るから記憶が危ない昨今、まことに便利。
そういえば投函してしまえば、自分がいったい何を書いたか手元には残らない。やや恐怖。

ちょっとお暇時間だったからそんな酔狂なことをしたんだけど、
手紙魔だったのはほんの一昔前の事だったような気がする。

紙を選び、封筒を選び、切手を選び、随分と思えば楽しみがあった。
届く手紙の字や文面には人柄性格が表れていたし、
メールの絵文字では伝わらない何かで繋がりを感じれたような気がして嬉しかった。
なんでも連絡の早いのは良いことだけど、届くまでの間も案外良かったよう気がする。


近郊川柳大会で披講された句を思い出した。
題は『昔』

   もう捨てて欲しい昔に書いたラブレター  

披講されて呼名はなかった。
「恥ずかしくて名乗れないらしい」と選者が上手いコメント。
作者は70代くらいの男性だった。

『捨ててほしい』ということは今もその存在を知っていると言うことで、
奥様宛であったか?と想像をたくましくした。

ふと昔を思い出して笑みがこぼれる。
速達で届くラブレターがあった。
今の人は味わうことのない気持ちだろう。

こう懐古趣味、レトロ脳になって大丈夫かな?ワタシ?









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