陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

訃報がつづく

2006-10-29 22:54:54 | Weblog
知り合いの60代、50代の訃報が続いた。
どちらの人とも最後に別れた時の風景が克明に思い出される。
いつどうなるか?
先の事は誰にも分からない。

ひとりは息子の同級生のお母さん。
聞こえに障害を持つ息子と同じ歳の娘さんを残して
2ヶ月前に逝かれたと聞いた。

お互い障害児の母。
周りの無理解にいきどおりを感じ
我が子の将来の心配など出会えばよく語り合った。
目と目があった瞬間、
『仲間』と言う安堵感を満たしてくれる人だった。

カトリック教会の信者さんだった。
娘さんが通った幼稚園がその教会付属だったことがきっかけで
信者さんになられたそうだ。
前の職場(社会福祉協議会)をボランティア活動のために
利用されていた。

最後は今年3月末、そこの廊下だった。

 辞めて余所に変わる挨拶と
 夏、北アルプスに家族で登る話を
 交わした覚えがある。

 山小屋でクモ膜下出血。ヘリコプター搬送…

つつしみ深い人だった。
まわりにふんわりあったかな何かをくれる人だった。



もうひとりは過去熱心だった詩歌の世界の知り合い。
私の熱が醒めてからは交友は途絶えていたけれど

ずっとガン入院、退院をくりかえされて
残念ながら最後を迎えられた。

退院の度に体のきついのを押して歌会へ参加されていた。
死をいつも見据えておられた所為か
澄んで、凛とした歌を詠まれていた。

  なにもないという
  豊かさを
  かんじています
  そう
  なにもないのです

      (故A.S)


最後の別れは3年前。
歌会後の
彼は降りる、私には乗り換えの駅だった。

私のために乗り換えフラットホームの
確認をして下さった。
一時退院中で、彼の呼吸は苦しそうだった。
紳士として振舞う彼の行為を感謝して受けた。

写真は一緒に参加した萩沖、見島歌会の朝。
上に置いた歌はその時の彼の作。

  誰にもいつか
    きっと訪れる いのちの終る日

                合掌
                

 

最後の牙が抜けた

2006-10-27 22:12:19 | ねこ
毎日、餌に混ぜる抗生物質と痛み止めでなんとか、
だましだましやってきたけど、とうとうギブアップ。

餌を食べ出すと、
どこか痛いところに当たるらしく

 ギャッと悲鳴をあげて走りだし、
 う~ぅ~と低い声でうなりだし
 まるで餌が攻撃しているような。

心落ち着かせるフェロモンと言う、
電気ベープみたいなのを
獣医さんから分けてもらって焚いているけど効果なし。

最終手段のステロイドの注射をしてもらった。
キャリーに詰め込まれ、
揺れる車に乗せられ、
知らない犬猫の気配のある病院へ行く事自体が
ふぃんふぃんにはものすごい恐怖。

痛みがある上に
辛い思いはなるべくさせたくないけれど、
しょうがない。

意を決して受けた注射。
いつも速攻性があったのに、
昨日はちっとも痛みが引かず、
獣医さんに電話して相談した。

1日置いて、もし痛みが続いていれば、
全身麻酔して口の中をじっくり診て処置しようと言うことに。

仕事から帰って、ダッシュでふぃんふぃんに餌。
  むむむ~

  食べる。食べる。
  ギャッも
  うぅぅ~もなし。

満腹したら膝に来たから、
なでなでしながら口を
いぃ~ぃとこじ開けて点検してみた。

う~む。確か残って居た最後の牙が見あたらない。
門歯、犬歯がきれいさっぱりなくなっている。
最後の1本の歯茎が腫れて歯がぐらぐら。
相当、痛かったのだろう。

奥歯はちらっと見えたがばばっちそう。
今度、痛みだしたら奥歯かな?
人間の加齢による歯周病と同じだろうけれど、
猫の口腔ケアはどうしたらいいんだろう?

今回はとりあえず、
麻酔処置は免れた。やれやれ~


笑いのつぼ

2006-10-27 06:27:04 | Weblog
息子が職場のパートのおばさんが集まると

  がはははは

と笑うが、
あれは特殊なのか?おばさんの特徴か?
と、聞いてきた。

聞きながら思い出したのか、
いつものはにかみ笑いのような顔になった。

若い女性だけでなく、おばさま族も息子には謎らしい。
笑いの内容は息子にはきっと可笑しくないんだろう。
おばさんの笑いパワーにおもわず笑みがこぼれたらしい。

人が笑っていると、自分をネタにして笑っていると
誤解?の中に生きているとばかり思っていたら、
職場のおばさま方の笑いにはトゲを感じていないようだ。

時々、叱られたとしょげているけれど
長く続かないから、
全体として、
職場の雰囲気は花丸

最近、息子はよく笑う。
笑いのネタは自分が用意して自分にウケる。

カタカナ語や英語に奇妙なイントネーションをつけて
口癖のように会話に含ませて

男は片頬の
もぐもぐ照れ笑いをする。

  サックリファイス

  グット メ~~~ン 

響が楽しいのかな?
笑いのツボは謎だけど、
息子が笑うとうれしいから私も笑う。

私の職場にはゲラ子がいる。
自分で言い出してツボにはまると
涙を流して
ゲタゲタ笑いシャックリになるまで止まらない。

その内容が私にはまったく可笑しくない。
それは私だけではないようで

  『そんなに可笑しいですか?』

と問うている人の顔が当惑していた。

笑いの内容と質と
人によってどうも違うらしい。

最近のお笑い芸人の面白さが分からない事がある。
若い人にウケているんだろうなぁ~と
その笑いを分析したりして、
ますます『笑い』から遠くなる。

息子の職場のおばさんたちは仲間意識があって
きっとハシが転んでもおかしいムードが漂っているんだろう。

ほほえんで見ている息子も
以前の職場は軍隊みたいだと言っていたけれど
ここはまぁまぁ~
居心地が良いのかもしれない。

  一緒に笑う=心が通じる  かな?



軟弱体質と庭の花

2006-10-24 06:44:18 | Weblog
新聞に彼岸花の写真が出ていた。
息子が

 『彼岸花って、今、咲いてるの?』

と聞いた。
花の時期が過ぎて一ヵ月も経つ。
息子の行動範囲にはあの赤い花が咲いていなかったのかな?

隣りの空き地は夏草を刈る手入れだけはされてきた。
今年は来ないので
売地看板に書いてある
電話番号に電話したら、
その不動産屋はすでに倒産していた。
土地は裁判所預かりになっているとか。

誰も刈らないので葛が覆い尽くしている。
葛の下からひょこり彼岸花が頭をもたげてきた。

葛には葛の事情があろうが
年に一度、
彼岸に咲く彼岸花。

夫の死んだ日に
病院からあれだけ帰りたかった家へ
霊柩車で搬送した道々。

入院した真夏から秋へ季節は知らぬ間に移ろって

 夫の無念か
 手向けの花か

家まで赤い彼岸花の帯が続いていたように記憶する。

あの赤すぎる花には、あの時の思い出も詰まっている。
だぶんデフォルメされた『想い』

葛の下の彼岸花がかわいそうに思えて、
鎌でその辺りだけ刈り取ってやった。

人の空き地を刈る以前に、わが庭の手入れもしなくては
まったく空き地から侵出した葛が這いまわって
人が住んでいるとも思えない。

春は花粉症、終ったら雨の季節、
真夏は体調不良でごろごろ。
50過ぎて慣れない仕事に職場は
適応能力のにぶさも響いて
休日は陸に上がったマグロ。

葛にも負けず、
それでも秋明菊が空を向いて花を付けていた。
申し訳なくて、大藪に挑んだ。

なんと、その夕刻から
目がかゆくなって
呼吸が苦しい。

秋にもブタクサ等稲科植物のアレルギーを持っていた。
しかも秋口のアレルギーは喘息に繋がることが多かった。

庭いじりも花も好きなんだけど、
どうも体質が…イカン。なさけない。

植えっぱなしで手入れをしないと、
虫食いやひょろひょろの花が咲く。

私の無精さに絶えてたくましく咲く花々ばかりおごっている。
秋明菊もそろそろおわりか?

最近、写真を撮るゆとりも
休日に出かける元気もない。
寒さに近づいた所為か膝に痛みも出てきた。

庭のないところへ引越しも考えたけど、
夫の残してくれた小さな家と庭と、
咲いてくれる花もあれば
もう少しここで
猫と息子と暮らそう。

体質は変わるとも言うし
たしかにひどい喘息には長いこと見舞われていない。

秋のおひさまを浴びた土の匂いは
しあわせな
ほっこりした
こころもちにもしてくれるらしい。


世襲ってどうなの?

2006-10-23 06:14:57 | Weblog
自民・亀井氏が初当選 衆院神奈川16区補選(朝日新聞) - goo ニュース

弔い合戦。
死んだ人の意思を継いで、ここまでは良いが
どうして子供や妻や
血族なんだろう?

衆院補選、自民2勝 安倍政権に安定感(朝日新聞) - goo ニュース

今回の選挙の色合いは↑こういう風に説明があるけれど
投票した人はこんな風に考えて1票投じたわけではないだろう?

  ○○先生の息子さんだから


   地盤、看板、カバン

        選挙の3種の神器とか?

世襲議員はみんな持っている。
投票率の低さは

  なんだ息子が勝つに決まってる。
  行くのやぁ~めた~

みたいな人も多いのでは?

北の核のことを考えて、選挙に行った人は何割だろう?
↓は言いすぎじゃないのかな?

10月23日付・読売社説(1)(読売新聞) - goo ニュース

本当の民意で動かす政治が欲しいなら
世襲というめくらまし玉に投票するのは止めようよ。

神奈川16区より山口1.2区の事の方が詳しいので
今の総理の話をしよう。

安陪氏の父は政略結婚と思われてもしかたない
同県の選挙区の違う大物政治家
佐藤栄作の娘と結婚。

佐藤栄作の息子信二もまた、父の地盤を継いで
長く国会議員を務めた。
父ほどの威光がなかった所為もあり
保守王国山口で
一時、民主党に席を奪われたけど、
返り咲き。
この政権交代劇の前に、
現役引退と言う自分の花道だけ考えてチャッチャとご引退。

今の総理と一緒で佐藤栄作の息子、信二さんも
地元に住んだ時期はほとんどないんじゃないかしらん?


安陪総理の弟は佐藤家と養子縁組している。
兄と同じ地盤では出られないため、
となりの選挙区の人となって、きっとチャンスを伺っているのだろう。

安陪氏は選挙にも帰ってこないで
今ファーストレディとなった妻が頭をさげ
演説をして選挙を戦ってきた。

帰らなくても圧勝は分かりきっている保守王国。
対抗馬とはいつも大きな差をつけて当選。
完全に選挙民は舐められていないか?
どうして、選挙民は看板に弱いのかな?

財界人の妻を娶るのも佐藤家、安部家の家風?
カバンに重みを加えるためか?

たった1票。よく考えて使おう。
義理人情投票をしていたら
どんどん自分達の首を絞める国になってしまう。

今までお世話になったからと言って投票した結果、
議論も尽くされないまま
数の論理で
介護保険の改正も障害者自立支援法も動きはじめた。
障害者自立支援法と介護保険との1本化が目指されている。
保険料ばかり高くて、利用方法もわかりにくい、使いにくい
不全な介護保険と一緒は困るなぁ~
と、誰しも思うのに
もう一緒になる道が引かれている。

民意は無視して可決された自立支援法と泣いても
選挙で選んだ人が決議したのだ。

福祉に明るい公明党とかキャッチフレーズは美しいけど
宗教団体が押す人を、自分の頭で考えることなく
熱心に押す組織。実に不気味。

野党から与党に転んでいるこの政党が
世襲の次に私は日本のガンのように思う。

今回も影でこの宗教組織は活躍したらしい。


選挙に行かない人も
義理人情で投票した人も
今の国会に責任があると自覚して欲しいなぁ~
みんなが真面目に考えて投じたら
もう少し変わっていくんじゃないかな?
と、思うしかない?

1票しか権利がないんだもの
大事に自分でじっくり考えて使おうよ。

世襲議員が当選する度に、
本当に国政を考えた1票だったのか?
情けない思いがする。




障害の子を育てた特典

2006-10-22 06:53:32 | Weblog
息子の障害は隠さない。
普通の事としてオープンにしている。

聞いた人の反応で
その人の
人となりが伝わってくる。
結構、内心いじわるな私が居る。

 おかわいそうに系

周りに、あるいは身内に
障害のある人がいなかった逆に不幸な人だと思う。

 障害=不幸

お気の毒に
こう言う図式しかその人には浮かばないのだ。

 遺伝だろうととか
 前世が悪かったのだろうとか
 何かのたたりだろうとか

障害者の居る親族一同まで、白眼視する人もいる。

差別や区別意識の出る人は
そういうお寒い価値観しか持てない
心の狭い人だろう。

身内の障害者について語り出す人もいる。

案外多いと言うのが感想。

隠さなくちゃいけなかった
誰にも話せないと言う人も居るかもしれないし
身近に感じてもらえたのかもしれない。

一家にひとり障害者が
いるといないじゃ
随分を人生感も変わってくる。

自分自身が気が付かない
無意識のもろもろが
クリアになって行くと言うか

既成概念のうそっぱちが見えてくる。

みんな歳とって
あちらこちら不自由になって
みんなみんな障害者になるんだよ。

障害者にやさしいことは
みんなみんなにやさしいことではないかしらん?
自分自身にも返ってくることではないかしらん?

世襲政治家って、
庶民の感覚から遠い世界の住人みたい。
こんな人に私たちの生活が任されるかしらん?

障害者自身か
家族に障害者のいる政治家に
総理大臣はやって欲しいなぁ~

先行き不安だったり
いい事はないみたいに見えるけど

  この子が居たから
 
私は人として間違えない道を
選べてきたような

ちょっと口幅ったいかもだけど
そんな気がする今日この頃。

介護職の離職率

2006-10-20 05:56:41 | Weblog
クローズアップ現在で福祉ネットワークで取材した
グループホームの若い男性介護福祉士が
この度、退職するシーンを扱っていた。

認知症の人への対応がとても上手い人だった。
介護技術は残念ながら、均一ではない。
アレッと思う対応の人も少なからず居る。

人から認められない3K職場だけれど
本当は
技術と知識と人柄が左右する。

介護福祉士試験問題は
福祉制度と歴史、介護保険制度、医学、心理学、介護技術と
全部入り口だけ、最低限度知っててねと
作られている。

心理学者の箇所を覚えていたら
ちょっとそちら系に詳しい知識を持っている
息子から
オムツ交換に
そんなモノまで知らないといけないのかと
尊敬のまなざしをもらってしまった。

1年内の離職率が20%を超えていた。
事業所収入は介護保険報酬のみ。
介護報酬の設定が低いから
人件費が低い。

働く人の質向上意欲も失わせる。

私が働く事業所併設のデイサービスセンターに
介護福祉士はひとりも居ない。
資格を取る気運すらない。

有資格者にわずか数千円でも資格手当てが付く所はまだいい。
自腹で資格習得しても
ヘルパー2級とまったく同賃金の所ばかり。

介護支援専門員、ケアマネの仕事内容を
この併設デイサービス職員がほどんど知っていない。

経営のことしか考えていない事業所トップから
会社のためにならない働きをするなと言われた。

デイサービスで送迎をしている定年退職後、
第2の人生組のおじさま方から
デイサービスの営業と思われている。

おそらく経営トップもそう思っているのだろう。
他デイサービスを利用者さんに勧めたといって
昨日、怒られた。

居宅介護支援事業所の責任者が
なぜ私がそこを勧めたのか
理由説明の弁明をしてくれた。

いったい
ケアマネの利用者本位。中正中立は
絵に描いた餅なのか?

はっきり思う。

不服と思うなら
最終的には
デイサービスもケアマネの事務所も自分で立ち上げるしかない。

50代の下り坂。
もう一花無理して開かせる元気が残っているだろうか?

しぼんで辞めるか?

ケアマネの仕事自体、もうかる仕事でもない。
ここでも介護報酬の低い設定が立ちはだかる。

市役所の保健師をやっている友達が
『資格取って、甲斐のない安い仕事よね』
と気の毒がってくれた。

世の中の景気が上向いて、仕事が巷にあふれたら
福祉の仕事がポイすてされる傾向にあるらしい。

昨日のテレビでは
介護現場への就職者のカーブが
ここ数年、下を向いていた。

中小工場や工事現場に安い労働力として
外国人が実際に増えている。

微妙なニュアンスを理解し辛い高齢者や障害者の介護を
育った経験、風習、言葉の違う外国の人に委ねるのには
心配がある。

安い労働力は外国からと言う考えも
あまりに差別的だ。

どんどん自分だけが良ければ良いエゴな国になってゆく気がする。

辞めていく介護福祉士の男性は
もう福祉の現場で働かないと言っていた。

利用する人にも働く人にもやさしくない介護保険は
そのうち成り立たなくなるんじゃないだろうか?

ついでながら
人をみる時間より書類作成に追われる
ケアマネの仕事は根本からおかしい。
やって半年だけど
へんてこりんな仕事だとしみじみ思う。

だれが喜ぶ書類作りなんだろう?
お役所仕事の無駄の手伝い?

残業手当は1円も出ないけど、時間外にこなしていかないと
本当に利用者本位で
しっかり話を聞いてサービスの調整なんかできやしない。
おまけに介護保険内のサービスでは充分な介護にはならない。

利用者の思いが反映されないプランしか作ることができない
介護支援専門員職自体が
介護保険の無駄ではあるまいか?

ぼやきつつ今日も銭稼ぎへと出かけてゆく。

ふらふらで病院から帰ってきた
独居おウチ大好き平左衛門さんちへ話に行きたいから
早め出勤で机に山と積んだ書類のPC打ち込みに行くべさ~

責めない

2006-10-20 04:45:22 | Weblog
社会福祉会館という場所で研修があった。
受付横の各種おしらせお持ち帰りパンフの中に
通信教育と言うチラシに目がとまった。
ハッと思う内容だったので、バックに1枚突っ込んだ。

昨日、じゃまな紙、なんだろうと丸めて捨てるとこだった。
教育のためでなく

 自分のために

ココに書き写そう。
心貧しい自分にならないために。

*************************
 
『責めない』

 人を責めてもすぐに気づき反省できる人は、
 自分の人生
 幸せの直線コースに戻すことができます。

 俺が、私が、と
 思っている人は
 自分が一番正しいと思っていますので、
 人をとことん責めてしまうものです。

 そのような人には
 思いもよらないいろんな問題が起きます
 運が悪いのではないのです。
 表面的にどんなに立派でも
 心の程度で問題が起きてしまいます。

 責めるクセのある人は
 疲れる
 と思います。

 (中略)

 …で人を見下しているのです。
 自分が偉そうなのです。
 偉そうな人は
 人を責めます。

 最後は淋しい人生になります。

 その人の心の程度の人生になります。
 
      (家庭教育カウンセラー 内田玲子)

『パワーハラスメント』って知らなかった

2006-10-18 08:23:40 | Weblog

校長『パワハラ』教諭自殺 千葉市立中学校

先生も上司からいじめられている。
上から下へ。さらに下へ。
一番弱いの子供たちへいじめは向かう。

子供は先生を見習って育つ。
悪循環の連鎖。

いじめ自殺の親御さんへのインタビュー
には
学校の隠蔽体質にかなしみに加えて怒りが湧く。

公立の学校は公務員体質そのものみたいだ。
臭いものには蓋。
ことなかれで穏便に過ぎればそれでいい。
保身で上に受けの良い先生が
最後の花道に
定年前の数年、
校長職に付く例が多いのではあるまいか?

自分もお上にぺこぺこ受けが良い事を旨としてきたから
下に対して横柄である事へなんら疑問がわかない。
後ちょっとだから、
自分の経歴にキズを残したくない。

学校教育を一緒にやっていく仲間と言う意識も欠けている。

自分の思いを実現しようと思ったら部下の力が要る。
自分の考えに間違いはないのか、
もっと良い知恵はないのか

そんな教育熱はもともとあったのか?なかったのか?
後、ちょっとだもの。
自分がカッコ良く幕引きできればそれでいい。
あわよくば天下りの心配もしてもらえるかも。

ここは利潤追求の営利会社ではない。
次代を担う子供を育む場所なのだ。

どこか人間性が欠落した上下関係にある大人に
子供たちを預ける不安を感じる。


パワーハラスメント
って言葉を初めて知った。

ウチにもある。ある。
上司のご機嫌次第で、可になり不可になり。
上司には許されて、部下には禁じられる我がまま行為。
 
 お上さま
   あなたのなさる事はすべて善で
      おっしゃる事はご無理ごもっともでございます

      はははぁ~頭が高い

軋轢作って過ごすより、
みんな上司のお守も給料の内と思ってるだけなんだよ。
会社去ったら誰からも見向きもされない
現実が待っているのさ。

研修でもあったなぁ~
我ら新人。現任の先輩ケアマネの講義の最中。
記入用のプリントを渡されたけど、
何を問われているのか意味不明で会場がザワついたら

 『私語はヤメ!やる気のない人は出ていけ!』

突然、エキセントリックに怒鳴られた。
『講師の資質の問題あり』と
終了後で提出のアンケート用紙に
記入しておいたけどね。

自分は偉いんだってカン違いする貧人間になりたくないもの。
気をつけよっ~と

学校だから問題にされたパワハラだったのかもしれない。
自殺までしないとどうして回りは気付けないんだろう。

苦しさ、感じ方、傷つき方は一律ではない。
優しい、鋭い感性の持ち主ほど辛い思いが強いのではないだろうか。

どこかの普通の会社では

  鬱になって、
  会社を辞め、
  弱い奴だ

で終ってしまいそう。
悪いのは上司や先輩や会社の資質であって、
決して、決してその人が悪いんじゃないのに…

 


早朝の山道を走る

2006-10-18 06:15:12 | Weblog
7時出発9時の研修に間に合うべく家を出た。

山、山、山をぶち抜いて作られた高速道路はトンネルだらけ。
運転中は閉所恐怖症気味になる私は
長いトンネルに入るとだんだん減速してしまう。
手に汗握り、脇から冷や汗が垂れる。
県庁所在地の研修会場まで高速を使って
怖い思いをして、迷惑車両になるのは今回は止めにした。

それで最短の裏道山道コースを行くことに。

ちょっとくねくね。
コーナリングと坂が
排気量のすくない軽四社用車でちょっとシンドイ。
高速利用より時間はかかるけれど。
信号が少なくて、走って気持はいい。

市街地からひと山超えて
米どころの盆地通過。

朝霧がたっていた。
もう刈り取られているみたい。
田圃のど真ん中のまっすぐい道をライトを付けて走る。
幽玄の世界に踏み込んだようだ。

民家がぱらりぱらり見えはじめた道路の真ん中に
小動物の屍骸がへしゃげている。
猫か子犬ではない。
茶色いあまり大きくないタヌキみたいだ。

最近、たぬき、いたちの屍骸を良く見る。
車社会を知らない。山の住人たちだ。

山が荒れていると聞く。
竹を切る人がなくなって、里山が竹だらけになり
ボランティアで山を守る運動もはじまったとか。
農業よりきつくて、お金になるのは孫の代と言う
林業従事者が居なくなったことに起因するらしい。

人間が保つことが出来なくなった
荒れ山には餌がないから
餌探しに里に降りてくる。
すきっ腹でふらふら人間社会に彷徨い出て
車にはねられ、
土にも返れないアスファルトの道路に叩きつけられて息絶えた。

熊の出没騒ぎも、熊に罪はない。
私を含んで楽な方へ楽な方へ流れてきた
日本人の罪。

タヌキは人間のエゴに殺された。なんまんだぶ…

軽四の社用車を
すいすいと3000ccクラスの高級車が抜いて
わき道に吸い込まれる。

角にゴルフ場の看板が見えた。

山をけずって、木をひっこぬいて
芝を張り、芝の管理のために
ごっそり農薬を使って周りの自然体系が壊れ初めて居るという
ゴルフ場はこれか?

平日に悠々ゴルフ。
何して儲けてる人々なんだろう?
ついついあらぬ下衆の勘ぐりをしてしまう。

やがて
カーラジオが武田鉄也の何とかという
軽口で辛らつなトークになった頃、
山を抜け出て、研修所に近づいた。

息子はひとりで出勤しただろうか?
バイクのガス欠とバッテリー上がりが連続して発生。
出勤サポートしたけど、
今日はいくらなんでも大丈夫だったと思おう。

  『不測の事態』は生きていれば誰にもあるよ。
  自分が悪いんじゃない。

と、何でも自分が悪いと取って
落ち込む息子には語ったけど、
帰りつくまでは
私にも息子にも『不測の事態』が起こりませんように。

さぁ~夕方5時まで。
研修と言う名の身体拘束が始まる。忍、忍。

絶対的存在の教師のいじめ

2006-10-17 06:18:50 | Weblog
前担任がいじめの発端? 福岡の中2自殺 頻繁に差別的発言(西日本新聞) - goo ニュース

30年前、幼児教育を学んでいた頃、

  あなた方は子供にとって神様的存在になるんですよ

ある教授が言った言葉を思い出す。
純粋無垢な幼児が相手。
スポンジのように教諭の言葉を吸い取ってしまう。
なるほどななぁ~と
神様ではない私はちょっと胸がキュンとした。

最近の子は少し変っているだろう。
7~8年前学童保育の手伝いをしていた時、

  訴えてやる!

何かをキケン行為を注意して子供から浴びせられて言葉だ。
親が教師に対して家庭でよく使う言葉なんだなぁ~と
時代の流れを感じた。

しかし教室の中で
教師は今でも絶対的存在であることに変わりはないだろう。
教師がこんな見本を示していて
人権尊重も思いやりも育ちようがない。

いじめ自殺と学校の非の因果関係と認めない構図は
息子が在学中とちっとも変わっていない。

小学1年の時、
息子はハンカチを盗られた。
「A男が盗った」と息子が言い
物盗られが数回に渡ったので担任に伝えたら

しっかり習いたてのひらがなで
息子の名前を黒く消した横に
しっかりA男の名が記された返ってきた。

  『借りたそうです』

どろぼうはクラスから出せない。
教師の面子が教育より大事。

学校体質を改めて学習した事件だった。

親は子を人質に取られているようなものだから
教師に訴えることの諸刃の刃を知っている。
声に出す時はガマンの限界であると教師は知るべし。


小6の時、息子はクラス全員からベランダに締め出された。
カギをかけられ教室内からみんなにはやしたてられた。
パニックになった息子はげんこつでガラスを叩き割った。

ガラスが割れたので教師の知るところとなった。
翌日が参観日だった。

主謀者たちの親へは教師から一報があったのか
親たち数人から私へ詫びがあった。

  悪ふざけが過ぎてすみません

ひどいのは

  どうして○○ちゃん止めてあげなかったのって
  うちで言ったのよ

他人事で我が子可愛さ、我が子もいじめに加担していた自覚がゼロ。
いじめは受けた子の心を殺す。
決して悪ふざけでは済まされないことなのだ。

いじめは悪ふざけでは断じてない

  生まれかわったら
  ディープインパクトの子で
  最強になりたい

いじめられっ子は強くなりたいと願うものなのか。

息子は人恐怖症から誰にも教わらず
自分にそっくりなモデル写真の載っている空手本で
空手の型を独習した。

26歳の今もなお

  強くなりたい

合気道をしている理由にあげる。
子供時代に受けた傷は癒えることがない。
 
   からかいやすかった

教室のボス。教師の言葉はどこまでも心ない。

なんでも今日10月16日は
『ボスの日』と言うらしい。



 


星の国から孫ふたり バークレーで育つ「自閉症」児

2006-10-15 22:56:09 | Weblog
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自閉症児のお母さんのBlog『言いたい放題アッキー28号』さんで
紹介されていたのでさっそくAmazonで注文。
陽だまりの中で猫たちとごろごろしながら今日読み終わった。

途中、口内炎猫に餌ねだりされ、
手ずから食べさせ
息子から合気道の棒振りがやりたいから
『そこどけ!』の眼を飛ばされ 

時折、中断ありでも
門野晴子さんのあきさせない軽い筆致が引き戻してくれた。

ひとこと。
うらやましいなぁ~

アメリカのバークレーでは
障害と分かった時から支援プログラムが組まれて
多くのスタッフと連携して療育され
大人になっても自立にむけての支援が続く。
親亡き後のグループホームに慣れる事までの考慮もされている。

障害児を持つ親への支援もある。
多くのボランティアやベビーシッター。

親が単身、途方にくれながら孤独の中で
手探りで助け船を探して彷徨うと言う
日本の図式となんと違っている事だろう。

一番いいなぁ~と思ったのは
自宅にインターンが来てくれること。
しかも無料。
社会適合の核が家庭なら、生活習慣学習の一番の場が家庭なら
療育のプロに家に来てもらうのがベスト。
外と家とでは緊張の度合いが著しく違う自閉症児なら尚更助かる。

息子は私の立ち入り禁止の2階の自室へ
ビニールのでっかい袋を3つ持って上がっていった。
片付けたくても片付けられないでいる部屋の片付けに着手したのだ。

こういう時に親でない、教育のプロにお願い出来たらと
日本では望めないことを、つい思った。
もう26歳では遅すぎだろうけど。

いじめで死んだ中学生のニュースがあった。
担任教師かでいじめに加担していたとか、
どこかでは、遺書まであるのにいじめを認めなかった学校とか、
対面ばかり気にして、子供の気持に寄り添いもしない
十数年前の息子の時代と何にも変わっていない。

 社会に適応させるための訓練とはなにか。
 社会とはなにか。
 それは人にほかならず、
 さまざまな人と接することが社会訓練でなくなんであろう。

 できれば子供を愛し育ててくれる他者に接して欲しいから、
 他人である専門家やインターンは願ってもない『社会』…

不覚にもこのところで涙がこぼれた。
自閉症は社会性に障害があるのだ。

社会からつめたく爪弾きにあい、
学校では教師から訳の分からない強制にあい
学友からいじめにあい…
そして卒業したら、社会と接するチャンスすらない…

嘆いても始まらないが、
息子はなんの支援なく、この社会で自立をしようともがいている。

発達障害支援センターは自ら
助けを求めに出向かない者の面倒は見ないと言う。
助けを求めにも出られない障害が自閉症ではないのだろうか?

なんどか親が出向いても、
本人が動かないんじゃどうしようもないそうで、
就労支援などまだまだ看板倒れが現状だ。

 社会で認めてくれているのが
    母だけだから
 息子はいつも自身がない。


ほんとうにいっぱいの賛辞の中でどの子も育たなきゃ。
オーティズム(門野さんは自閉症児をこう呼ぶ)の子も
子育ての基本はまったくおんなじなんだよね。

そして成人して親から離れる。
息子にもいつかそんな日がくるように、
ゆっくりあせらず世の中を充てにせずまいりましょうか



 



 

 

 


NHK今の医療討論会

2006-10-15 06:26:58 | Weblog
番組のコマーシャルがおもしろかったし、
高齢者が増えて少子化がすすんでいる
負担感ばかり大きく感じる
これからの医療はどうなるんだろうと
すごく興味を覚えて番組を待っていた。

仕事柄
病院でしっかり待たされて
どっさり薬をもらって来ることが
仕事であるかの高齢者を相手にしている。

総合病院で3つくらい科を回って
一回に飲む薬が7錠~8錠はザラ。
食後に
『お腹が膨れるほどある』薬。

働く者の医療負担も多くなるはず。
出来高払いの医療報酬。
本当に必要な薬や検査なのか疑いの眼でみてしまう。

ばっさり半年で打ち切られて、
介護保険の方へ回って下さいと言われるリハビリ。

治療がない人は退院して下さい
社会的入院はNO。
後は介護保険でねと突如、帰ってきた人。

誰だって家が良いのだ。
帰ってきたものの介護の手もなく、
帰れば動けるだろうと自己判断したほど、
年老いた体は回復していない。
家族も本人もあたふたとさぁ~出番の介護保険。

ところがどっこい
点数で限られたサービスではまるで足らない。
この介護保険の中途半端なこと。

家での介護も足らないところは
実費で、ご家族でと言うことになっている。

こっちも財政難で
介護保険料だけはうなぎ上りで徴収額が増えている。

お金も家族の介護の手も望めない人は、
動かない体で努力し、最低限の介護。
キケン極まりない、不潔な状態で放置される。

   早くおむかえが来ないかなぁ~

回りもそう思っているだろうし
私も早く逝きたいと、
何度も聞かされる。どうなぐさめるの?

こういう番組の司会と受けて立つお役人サイドは大変だろう。
今の制度は

  お金がないから削減、削減、
  みんなで負担をしてね
  病気にならないように努力しましょう

勤勉な国民性にますます拍車がかかり
お金のない人は忍の一字よ。
みんなで痛み分けなんだって。
根本的なところで

   ちっとも人にやさしくない

介護職の女性が言っていた。そうだ。そうだ。

   ミサイル一機分でどれだけの医療費がまかなえますか

遥さんに拍手。


お医者さまになる人も、激務は避けて楽な方へ楽な方へ
皮膚科と眼科が増えて、小児科と産婦人科が減っている
だったかな?
勤務医から開業できるなら、夜勤当直のない開業医へ。

ふと、刈り取りの時期に雑草が混じっている
最近の荒れた田圃をおもいだした。
田植えの時期は元気で、夏の管理頃には入院?

要介護者でデイサービスに通う人が、
歩行器をつきながら
地べたに座り込んででも
出来る農作業をしている姿も何人も見る。

黄金色に一面色づいて秋風が心地よかったのは今は昔。
あら?ここももう作る人が居なくなったのかな?
減反の田圃かな?

しかし黄金色に負けじと
背の高い雑草の混じりの田圃はかつてなかった。

昔の人は人目を気にして
こんな田圃は恥だったに違いない。

高齢者から以下の年齢の我々から
なんでも楽な方へ楽な方へ

 イヤな事はしないですまそう
 自分だけ良ければいいよ
 人目より自己実現

みないな気運が占めているような?

長く我慢で生きて、日本を支えてきた人に

  ごくろうさま

を言ってもいいんじゃないかしらん?
農業を避けた感覚で、過酷な医療従事者も避けられている。

今の介護現場は
中年の子育て終了組の女性で支えられている。

もっともっと楽をさせて育てた我が子世代は
介護科で学んで現場に出てくるけれど
ほんとうにこんな3K職に定着するだろうか?

ガマンのできる外国の人に
オムツ交換されている私が浮かんで

テレビ討論会から眠気の世界へ入っていった。
番組途中で切って、
本格的に寝ようとしたら眠れない。

う~~ん。運動不足かな?

休日にごろごろは
自己管理能力がなくて成人病になるから
努力が足らない?

医療も介護も
お国のために利用しないで生きて死ぬのが
りっぱな日本国民。美しき日本国を担う人。

介護される体になる人は努力が足らない
非国民と

教育改革されるに違いない。
あな、おそろしや~


悪口を言う奴は信用できない

2006-10-14 06:47:49 | Weblog
『悪口を言う奴は信用できない』

これは息子の名言だと思っている。
裏読みの苦手なASとしては当然の言葉かもしれない。

Aの悪口を散々言っていた超本人が
A氏の前ではニコニコと楽しそうに話しているなど、
日常茶飯事。

悪口コミニケーションで仲間意識が
保たれている事などザラにある。

複雑怪奇摩訶不思議。
メンバー構成によってチャラチャラと変幻自在。

 こちらではB氏を
 あちらではC氏を
 ヨイショして

 DグループではB、Cのこき下ろし
 なんて言う
 猛者も少なからず居る。

まさに信用ならない。

息子は人を悪く言う事を許さない。

 「○○さんに××な事を言われたよ。エ~ン

 「あの人はあんな人だからまぁ~気にしない事よ。ねっ

こんな会話をすることも悪口なのだ。
私の電話を息子は耳をそばだてて聞いている。

なんと簡単に

 私の口から悪口がこぼれ落ちそうになる事か

会話がマズイ方向へ走りそうな時は、
忙しいことにして切ることにしている。

うっかり口にしようものなら
2階の息子の部屋からドンドンと言う

  不快だ!

と言う実力行使の音がしてくる。

人の事は言えない自分だが、
職場からひとり人が辞め人間関係図式が変わったとたん
悪口コミニケーションの構図が変わってしまった。

 ふ~ん。
 めんどうくさい。
 金輪際、ココでは人の悪口には乗るまいゾ。
 うまく誘導する奴までいるからご用心。ご用心。


欠点のない人間なんて、
 人間味のない人間。

まったく同じ行動が
  悪いところに見えたり
    良いとことに見えたりするもの。

しかし、
私は生理的に受け付けない種類の人がある。

 ○外側のレッテルで人を判断する人

    例えば、学歴、職業、お金持ちかどうか・・・
       
       特に『家柄』

       人間を生まれながらに区別、差別するものに他ならない。

     大、大、大キライだ!

 ○ステレオタイプの思考をする人

    例えば、なんでも常識を疑わない。
     テレビで言っていた健康食品効能丸呑み。
     意見の多い方を正しいと思う等々

    ケースbyケースだけど
      会話がおもしろくない。
      とにかくお友達に慣れないタイプ。


ケアマネ新人研修で

  己の人の好き嫌いの特徴を知っておく。
  『自己覚知』

の話を聞いたばかり。
自分の価値判断を捨ててその人の気持をよく理解せよ
と言う職業倫理だ。

一番卑しい行動だと思うが
お腹で100%キライだなと思っても
笑顔で話を合わせる事は出来てしまうから

やっぱり息子に

   混乱するじゃないか

と、ドヤされる素地が私にはある。
反省、反省
悪口言いそうな自分の口は封ずるべし。

 息子から
  ふか~~く
   ふか~~~く
     教えられている。






毎日たいくつしない出来事が・・・

2006-10-13 06:37:11 | Weblog
昨日の朝、いってきま~す。
息子の声にほっとして、
さて、弁当や夕食の粗仕度と思ったら

 ガズ欠だ。すまんけど、連れてってくれるか?

うんもぅ~
合気道へ出かける前から、ガソリンを入れなきゃと言っていたのに
まっしぐらに稽古に行って、まっしぐらに帰ってしまったらしい。

息子の仕事場から私の職場へは同方向ながら、
彼の職場は海側、私の職場はるか山の中。
一旦帰って出勤するほどのゆとりはない。
母は化粧もしていない。

玄関で早く、早くとせっついている。
がさっと化粧品一式ほうりこんで、
すっぴんで髪がぼさぼさのまま
車に乗り込む。

 なっ、なんだ!怒っているのか!

おぉ~おぉ~
母はまだ顔も洗ってないわ。顔も怖いだろうねぇ~
寝不足だしね。

不安が言わせる言葉なんだろうが、
3度も4度も言われると
聞いているうちに
だんだん本当に腹が立ってくる。

小学生がこっちを向いていた

 じろじろ見やがって!

ヤクザさんのガン付けと言うのはこう言うのかな?
おいおい、相手は小学生なんだよ。
あんた見てるんじゃなくて、
集団登校の友だちを待ってきょろきょろしてるんでしょうが。

不測の事態はパニック誘発要因と分かっているが、
車を走らせながら、
急いだばっかりに放置してきたあれもこれも
ため息と共に思い浮かんでくる。

コーヒーを入れた水筒。
少し冷まそうと蓋がまた開いたままの。
冷凍庫でやや固めたペットボトルのお茶。
ほど良いシャリシャリ感の訪問の必須アイテムなんだぞぉ~

おむすびも作りかかけ、
昨夜のお残りはレンジでチンされたまま。
夕方、生ゴミ行きだ。

あらら化粧水入れ忘れたよ

ふぅ~とためいきがもれる。
コンビニで調達すればいいや。
研修レポも出さないといけないから
早め出勤で書き上げよう
ちょうど良いと気を取り戻す。

しかし、ガス欠バイクはどうするんだろう?
とって帰してキチン処置としてやった方が
パニック回避になるかな?
近場のガソリンスタンドでガソリン売ってもらえるかな?
容器を貸してもらえるかな?
そうだガソリン入れるにゃキーが要る。

 ガソリン買ってきて入れようか?
 キーは持ってる?

聞いたとたんに

 余計なことせんでいい
 バイク押して行くつもりだから

はいはい左様でございますか

自分の不機嫌さ、
予定通りいかなかった事におおむくれで
母に感謝の欠片もない。

別に母さんに感謝の言葉が欲しい訳ではないが、
万事が万事、
不服を言いつのるよりは
よいこと、よいことを数えればいいのに。

 人の世話にはならない。
 母をわずらわさなければいけなくなった。
 おかげで母は不機嫌だ。
 バイクがガス欠なのがイカン。
 オレはなんて不運なんだ。
 小学生までオレをバカにした目でみた。

こう思うより

 かぁちゃんが居てラッキーやな~
 文句も言わず
 即、車出してくれて
 ガス欠バイクの心配までしてくれる
 ありがたやありがたや~
 しあわせやなぁ~
 帰りはたまの電車もいいだろう?
 駅前のラーメン屋に久々によろうか

とはいかないんだろうな?


息子のガス欠のおかげで

 コンビニ化粧品コーナーを朝からじっくり探索できた。
 ちゃんとお泊りセットまで売ってる。
 これは新発見。
 セブンイレブンのじゃこベーコンスパは美味かった。
 誰も出勤していないと静かでデスクワークがはかどる。
 仕事が溜まったら、早く出勤してさばくのも悪くない。
 これも新発見。

息子さまのおかげです。

説教臭いがキーワードは『感謝』
楽しいこと見つけたら、不服の種は消えてるよ。

今夜は月に一回の鍼治療の予約がしてある。
さぁ~今日一日乗り切ろう~

息子は休みと言っていた。
バイクに押してガソリンを入れに行くのだろう。
母は静観。
手出し、口出しが過ぎるのかもしれない。