現在、下北沢 織部さんで個展を開催中の酒井敦志之さん。
先週、水戸の季器楽座さんへ竹下鹿丸さんの展示を見た帰りに、笠間の酒井敦志之さんの工房へ寄り込むと、個展に向けて塩釉の窯出しをしているところへ遭遇。
窯出しを終え、工房に移したうつわに 一喜一憂している姿を見れて幸せ。
店先に並ぶうつわとは違う、手入れ前、正真正銘の焼きたてです。
よく見れば、明らかに酒井さんのとは違うモノもありますが、それは窯焚きだけでなく、この日の窯出しも手伝いに来ていた穂高龍児さん。
きのみのさんも加わって、あれこれ言い合いながら、出てきたうつわをチェックしていきます。
事前に釉薬をかけたもの、塩釉だけのもの、薪窯で焼成したものを再度、塩釉窯にいれたもの。
その違いだけでなく、窯の中の場所でも色々と変化があります。
火口ではなく、塩を投げ込む口の近くにあった ぐい吞みは見込に溶けた塩が溜まり、独特の艶を発していましたが、これは水に浸けておくと剥がれてしまうそうです。
方口や後ろ手の急須も かっちょいい。
個展には、塩釉だけでなく、焼き締めや釉薬のかかったもの、耐熱の土鍋などもあるようです。
展示を見に行きたいけど、ちょっと難しそうなので、ご覧になった方は感想を聞かせてくださいね。
酒井敦志之個展『土のぬくもり』
1月19日(土)〜27日(日)
織部下北沢店にて
https://www.facebook.com/oribe.shimokita/
ちなみに穂高隆児さんは、3月末にギャラリー樟楠に登場予定です。