Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

CD千選vol.0011「FRIENDLINESS」

2004年06月25日 06時57分05秒 | 音楽
前回に引き続き、今回もTHE BEATLESの影響が色濃く見える、
70年代ひねくれPOPSの作品紹介です。


(amazonさんにリンクしてます。)


Stackridge「FRIENDLINESS」です。

Stackridgeさんは「田舎のビートルズ」という呼び名があるくらい、
聴きやすくもひねくれた、でいてほのぼのした曲を聴かせてくれます。

実際、次作「山高帽の男」では、その楽曲に聴き惚れた、
THE BEATLESさんのプロデューサーでもある、
ジョージ・マーティンさんをプロデューサーに迎え、
田舎っぽさが消え、POPさが際立った、洗練された作品を発表します。

世間的には、そんな「山高帽の男」の方が評価が高いのですが、
私は、ひねくれ、もっさりとした印象をより受ける面も含めて、
同じメロディのテーマ曲をアルバム中で反復することで、
1枚のアルバムをひとつの作品のように構成した、
今作の方が好きです。

聴くだけで肩の力が抜け、自然な笑顔がこぼれる、
そんな、自然に囲まれた田舎街を訪れたときのような
心弾みつつも、心安らぐ感情を心に溢れさせる、
ほのぼのと、やわらかな手触りのする作品です。

このアルバムを聴くだけで、四方を農園に囲まれている、
イギリスの田舎街の街並みを思い描くことが出来ます。

お仕事や人間関係や、なにかの心労で疲れた人は、
ぜひこの作品を聴いて、心にたまったもやもやを、
ゆっくり、おだやかに洗い流してみてください。

ちなみに、Stacridgeさんもそうですが、
この頃のひねくれPOPSは、なぜかプログレにされやすいので、
お店でCDを探すときには注意です。

特にディスクユニオンさんのジャンル分けなんてのは変な割り切りで、
マイケル・ジャクソンや、スティービー・ワンダーや、プリンスを、
黒人だからってだけでソウルコーナーに置いてたりしますからね。。。
音楽でなく人種で分けるって。。。

KING OF POP。。。

ポーッ!

あぁ、せっかくの穏やかな気持ちが。。。

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