Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想『大日本人』

2007年06月13日 08時00分46秒 | 映画
2007年06月06日、会社帰りおひとり、
横浜シネマリンさんにて、19時10分の回を観賞しました。

感想を一言で言うと、
受動的に大笑いするというよりも、能動的に笑いを探す貪欲さを試される、
映画は映画、という断絶感はなく、日常の感覚で観られてしまう、
テレビコントの延長線にある作品だと思いました。

松本人志というテレビで観てきた人の初監督作品なのですが、
今まで観てきたテレビからの継続性が作品に色濃く出ています。

映画館さえもが、コント表現のひとつのような、
こっそり少し場所を変えた笑いを提供された気分になりました。

なので映画として以前に、テレビコントを観てきたか観てこなかったか、
松本人志の笑いに飽きているか飽きていないか、その辺で評価が変わりそうです。

作品的には、世界に対する皮肉や裏を読むべき部分も多々ありますが、
観てる最中は、裏を読まない方が純粋な笑いとして楽しめる気がします。

というか、わかりやすく大笑いさせないが故に、
思い出し笑いしそうな、後々まで引っ張られる笑いになるというか。

うがった見方をせず、自分も映画に参加して、
笑いを探していく心掛けで、真剣に笑うべき作品だと思いました。


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