僕の4年間が消えた

今日は、僕の4年間が消えたでした。

2週前くらいから、ありえないピーガー音がして、
どうにも会社の自分用PCの調子が悪かったわけです。

フリーズもし出して、いよいよダメだということで、
今日、買うだけ買って使われてなかった、
新古なPCを譲り受けました。

で、あとでデータをコピーしようかな、と思いつつ、
会社が嫌いになりそうな酷い会議に出ていたら、
その隙に、自分用PCが起動不能に。。。

機械にも心があって、
自分が交代されると感づいたかのような。

もうHDDがBIOSレベルから認識しませんからね、
かなりに恐ろしいことです。

でもHDD自身は死んでないだろうと、
USB接続できる機械にHDDだけつけてみたのですが、
HDD自身がピーガー聞いたことのない音を出して、
全く認識できず、シーク出来ず。。。

HDD様がハード的に死去されました。。。

つまり、4年分のデータが、
なにも残さないまま、全て消え去ったという。

4年の仕事の全てが、そして思い出達も一緒に、
みんな、なにもかも消え去ってしまいました。。。

そうなる前にバックアップ取っとけよ、
なんて当たり前の言葉をかけられそうですし、
それはその通りなんですけどね。

データ復旧しなかったら退職する、
なんて言って、冗談に受け取って笑われたのですが、
わりと本気だったんですけどね。

重要なデータは全てサーバー上にあるものの、
お仕事的なノウハウが全て消え去りましたし、もうね。

それ以上に、ホントは良くないことなんですけど、
妙に会社のPCにお遊びデータが入ってたんです。
それもなぜだか不明に大学時代のも含めて。

お友達さんとの写真だとかメールだとか、
好だった女性の写真だとかメールだとか、
ファイル整理する度に見つけては、
懐か死しそうになってたんですね。

特に女性関連のは、秘密のメールのやり取りとか、
想いの伝わる写真とかあったりして、
毎回見てはいたたまれない気持ちになってたわけです。

その割に丁寧にフォルダ分けしてるから、
わりとすぐに見ちゃうっていう。

けど、そんなのがあるから、
いつまで経っても、まるで忘れられないで、
誰も中途半端に声を掛けて、
ウダウダする結果になってたんですよね。。。

気になる人に、キレイだね、の一言も言えずに。

これはいい機会だったのかもしれませんね、
諦めよう、もう忘れよう。

4年間のことはなかったことで、
今いるあなた達だけが私の全てです。

…じゃ、淋し過ぎますけど、
そうなってしまったんです。。。

そんな流れではなくて、予定してたんですけど、
全く接点のないお友達さん3人がなぜか見てた、
カウフマン、ゴンドリーという大好きなふたりが組んだ、
『エターナル・サンシャイン』を、帰りに観ました。

感想は後ほどに生感想するとして、
こんな日にこういう記憶が消えていく系のものを見ると、
基本的に感受性強くて、影響受けやすい私なので、
4年分が消えたことがより深く心に刺さって、
家に着く頃には力が抜けてフラフラになってました、なぜか。

データが消えてしまったことが、
記憶が消えてしまったことのように思えて、
私の中から、周りの中から、
私という存在も消えてしまってるんじゃないかと、
とっても不安になってしまって。。。

ホントは4年生きてなかったかのような、
この人生さえもどこかで植えつけられたもののような。

今、目に見える人やモノさえも、
実際にはいないように思えて。

そういう映画ではないんですけどね、
とてもコワくて。。。

僕は確かに生きてるんだって、
誰かギュッと抱きしめてください。

確かな手触りが今は欲しい。

なんにせよ、
私の4年は消えてしまいました。

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