2004年8月21日、
旅先のワーナー・マイカル・シネマズ新潟にて、
11:50の回を観賞しました。
マイケル・ムーアさんの独特な切り口、
ユーモアを絶やさない表現が大好きで、
カンヌのときもいの一番で話題にしている作品なので、
旅先とはいえ、やはり観ないわけにはいきません。
感想を一言で言うと、
話の面白い友達が悩み事があると言うので、
軽い気持ちで聞いてみたら、
語り口はいつものまま面白いものの、
本当に重い話で、深く考えさせられた、
という感じでしょうか。
やはりマイケル・ムーアさんは侮りがたしですね。
単なるブッシュ風刺、ブッシュ批判では全く終わってません。
今までのマイケル・ムーア作品よりも、
鑑賞後、より深く自分に対する問いかけが入ってきます。
前半は著書『おい、ブッシュ、世界を返せ!』の映像版といった感じで、
本を読んだ方にはおさらい的な印象があるかもしれません。
主題として宣伝されている、
ブッシュやその周囲の政治家達を嘲笑し、
911以前、以降における政府の陰謀を暴いているのは、
この前半と言えるでしょう。
後半は、その陰謀によって起こったイラク戦争における、
イラク人の悲劇や、アメリカ兵の嘆き、子供が戦死した家族の嘆きを映し、
戦争の愚かさ、それを引き起こした政府の愚かさを、
人々の生の声そして涙という手段で、痛烈に批判、そして問題提起します。
この後半が、心に突き刺さります。
観やすさや笑える度で言えば、
前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』の方が高い気もしますが、
今回の方が重く心に突き刺さると思います。
コメディを観る気分で、軽い気持ちで観に行ったとしても、
観賞後、きっと色々なことを考えさせられ、
この件について語りたくなることでしょう。
アメリカの話題だし、なんてところで終わらず、
どうすれば世の中は上手くいくのか、
という大きな話題まで発展しちゃうかもしれません。
マイケル・ムーアさんに興味を持った方、
もっと笑える面白い作品も書いたり撮ってたりしているので、
そちらもご覧になってみてはいかがでしょうか。
自由を燃やしてはいけない。
旅先のワーナー・マイカル・シネマズ新潟にて、
11:50の回を観賞しました。
マイケル・ムーアさんの独特な切り口、
ユーモアを絶やさない表現が大好きで、
カンヌのときもいの一番で話題にしている作品なので、
旅先とはいえ、やはり観ないわけにはいきません。
感想を一言で言うと、
話の面白い友達が悩み事があると言うので、
軽い気持ちで聞いてみたら、
語り口はいつものまま面白いものの、
本当に重い話で、深く考えさせられた、
という感じでしょうか。
やはりマイケル・ムーアさんは侮りがたしですね。
単なるブッシュ風刺、ブッシュ批判では全く終わってません。
今までのマイケル・ムーア作品よりも、
鑑賞後、より深く自分に対する問いかけが入ってきます。
前半は著書『おい、ブッシュ、世界を返せ!』の映像版といった感じで、
本を読んだ方にはおさらい的な印象があるかもしれません。
主題として宣伝されている、
ブッシュやその周囲の政治家達を嘲笑し、
911以前、以降における政府の陰謀を暴いているのは、
この前半と言えるでしょう。
後半は、その陰謀によって起こったイラク戦争における、
イラク人の悲劇や、アメリカ兵の嘆き、子供が戦死した家族の嘆きを映し、
戦争の愚かさ、それを引き起こした政府の愚かさを、
人々の生の声そして涙という手段で、痛烈に批判、そして問題提起します。
この後半が、心に突き刺さります。
観やすさや笑える度で言えば、
前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』の方が高い気もしますが、
今回の方が重く心に突き刺さると思います。
コメディを観る気分で、軽い気持ちで観に行ったとしても、
観賞後、きっと色々なことを考えさせられ、
この件について語りたくなることでしょう。
アメリカの話題だし、なんてところで終わらず、
どうすれば世の中は上手くいくのか、
という大きな話題まで発展しちゃうかもしれません。
マイケル・ムーアさんに興味を持った方、
もっと笑える面白い作品も書いたり撮ってたりしているので、
そちらもご覧になってみてはいかがでしょうか。
自由を燃やしてはいけない。
ムーアさんの楽しく考えさせられる手法はさすがですよね。
チョット映画からは話外れますけど、
なにも知らずに明るい部分だけ見て生きていくのは、
それはそれで楽ですけど、今の自分が良ければいい、でなく、
この先の将来、どうあるべきか、ってとこを考えて、
今、知られないでいる悪い部分を取り除いて、
より良い環境になるよう動いていかなきゃダメですよね。
私達には世代と世代の繋ぎ役という義務がありますからね、
その義務を忘れての自由なら、それは虚構でしかない気がします。
「華氏911」でこちらまでたどり着きました。
この映画私も観ました。
とても興味深い映画で色々考えさせられました。
> 自由を燃やしてはいけない。
本当そう思います。
そして、私達は無知でいてはいけないと思います。
他国のことだからと決め付けず、色々考えて欲しいですね。