Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

華氏911、パルムドール受賞

2004年05月23日 11時40分24秒 | 映画
第57回カンヌ国際映画祭で、
マイケル・ムーア監督の『華氏911』が、
今回のパルムドールを受賞したとのことです。

マイケル・ムーア監督が題材を取り上げるとき、
裏付けの取れた確固たるデータを提示した上で自分の主張を貫き、
必ずユーモアを忘れません。

ある事象を掘り下げたドキュメンタリと言っても、
決して押し付けがましくなく、退屈にもならず、
楽しく、恐るべき事実を知ることが出来ます。

政府や企業という個人では勝てない大きな存在に、
ひたすらの熱意と、いい意味でバカげたユーモアで立ち向かう。

この視点がとても好感が持てて、
マイケル・ムーアの作品はDVDも著作も、
ほぼ買い揃えています。


(マイケル・ムーア日本版公式サイトさんにリンクしてます。)


というわけで今回の受賞は、
贔屓目にとても嬉しいことなわけです。

マイケル・ムーアの言うこと全てに、
感化されるわけでも信じ切るわけでもないですけど、
彼の視点、語り口は、素直に素晴らしいと思います。

目に見えないところで起きている恐るべき状況を、
体制に屈せず、わかりやすく市民に伝える。

これが報道のあるべき姿と言えるのではないでしょうか。

ドキュメンタリだから、固い話っぽいから、
と思っている方、毛嫌いせずに見てみてください。

彼の作品は、素直に面白いです。

ちなみに完全な余談になりますが、
題名の元となった『華氏451』を書いたレイ・ブラットペリも、
本を毛嫌いする私ですが、文章が美しく、内容も面白く、
とても好きな存在であります。

以上、イヤマイケル・ムーアでした。

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