Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

風邪を引いた高畑さん

2004年08月10日 23時59分59秒 | 1分間スピーチ
今日は、風邪を引いた高畑さんでした。

『エスパー魔美』に出てくる高畑さん。

彼は生まれながらの秀才でありながらも、
注目を浴びたくないから、と、
あえてテストで回答を間違えたりする、
なんとも粋な男として描かれています。

魔美に対する優しさもそこはかとなく、
カッコ良くはないですが、その中身は、
女性が夢見る理想の結婚相手なのではないでしょうか。

『ハイスクール奇面組』の一堂零と並んで、
私の人格形成において、少なからず影響のあった、
仮想世界のひとりと言えます。

25歳会社員が堂々と発言するべきことじゃないですが、
過去がそうなんだから仕方ない。

しかし、そんな粋な高畑さんなのですが、
風邪を引いたりして思考能力が弱くなると、
テストで間違える余裕がなくなり、
全て満点を取ってしまいます。

私もそんな高畑さんの性質を受け継いでいるようで、
特に芸術面に携わる部分では、
本気で悩み創作すると、すぐヒネクレを入れたがるので、
あまり悩まず、サラッとこなした方が、
なぜか良い評価を得られるわけです。

今日も変わらず、どうにもやる気が起こらず、
デザイン的なお仕事をサラッとこなし続けたのですが、
なぜだか妙に評判は良かったのです。

前ならそうして手を抜く自分、
そして手を抜いたものでも満足できる追いつけない人達に、
怒りや哀れみ、情けなさといった、
なんらかの感情が沸き起こっていたものですが、
今は、なんの感情も起こりません。

今の私は、何事にもやる気が出ません。

やる気を起こすための、なにか、が見つからないのです。

きっとこのままサラッとやり続ければ、
一定の評価はされ続けるでしょう。

周囲からの評価という点では、
前よりも幸せなのかもしれません。

しかしそれが、
本当に自分の望むものであるかと言えば。。。

本気になれない私は、
まるで心が風邪を引いたかのようです。

魔美のいない、単なる秀才な高畑さんに、
果たして魅力はあるのでしょうか。

少なくとも私は嫌です。

さてどうしたものでしょうか。

テレポーテーションでも使えれば、
どこかの山にひとりこもるのに。

とにもかくにも、
早く風邪が治りますように。

心の風邪に効く最高の特効薬は、
きっと、愛するあなた、です。

どこの誰さん?

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