ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

大腰筋呼吸

2007-04-16 21:11:17 | ナンバ・古武術・動き
昨日の講習で山西哲郎先生が重要項目として強調されていたのが、呼吸法。

たとえば上り坂にかかる前に、両腕を腹から胸まで持ち上げ、ストーンと息を吐き切る動作を2~3回しておくとパワフルに上っていけるという。実地練習で試してみると、たしかにそんな気がする。

今、書店に行くと一番良い場所に平積みされている本のひとつ、五木寛之『林住期』(幻冬舎) にも呼吸法をめぐる話題と考察が語られている。
(書名の「林住期」とは古代インドで人生を4分して考えた弟3の呼び名。そこから、人生後半の生き方を語りかける)
呼吸法についての話題として、著者は知人の娘さんの例を掲げている。
ずっと何年もかすかながら咳が止まらず、検査しても異常はなく、心因性ではないかといわれていたが、五木氏がふと気づいたことから長年の咳から解放されたそう。
その娘さんは、呼吸をすべて口でする、口呼吸だったのだ。それを鼻呼吸に改めさせたところ、咳は止まったという。
「口は物を食べるところ。鼻は息をするところ。誰もが当たり前のように考えながら、実際にはちゃんと守られていないのが、意外にも呼吸の基本である」と。

ところで本日、新刊書を贈呈いただいた。
能楽師・安田登先生の新著『日本人の身体能力を高める「和の所作」』(マキノ出版)
ここでも、呼吸法が重要ポイントとなっており、とくに大腰筋を使った全身呼吸の大切さ、腹(丹田)に力をためて腹から声をだすことで平常心を保てることが説かれている。
安田先生にはすでに、能の所作からヒントを得た応用エクササイズに関するご著書が何冊もあるが、今回は「親子でいっしょにできる」エクササイズが眼目になっており、「足振り」「すり足」などとともに「新聞パンチ」が紹介されている。
で、以前に健康誌『安心』で掲載いただいたワシら親子の新聞パンチ体験記が、今度の本にコラムとして再登場しているため、ご恵贈いただいた次第。

本を頂戴したからほめるわけではないが(多少はそれもあるけれど) 、これまでのやや難解な安田先生の本よりもずっと読みやすく明快なイラスト入りでわかりやすい。前書きによると、初めて口述筆記で書いた本だそう。(過日受講した際にこぼれ話で、著書はすべてご自分で執筆していると話しておられた)

刀水ACのFコーチも、就寝前に1分間3回の深い呼吸を繰り返すと自然に深い眠りに入れると語っておられた。
さまざまな面で、やはり呼吸はおろそかにはできないものであると、再認識させられたオヤジであろ。

朝、走球。体操のみ。
夜、録画しておいた昨日の長野マラソン観戦しながらステップ運動30分。サブ3めざした2人の女性ランナーの苦闘に思わずもらい泣き。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする