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絵本と児童文学

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久保を見た!

2016-11-06 19:52:20 | サッカー
 J3の試合、U23FC東京―長野の試合を見に行った。注目の久保の実際のプレーを見たいのと場所が比較的近い駒沢競技場ことが足を向かわせた。さらにU23チームがJ3リーグへ参加することの意味を見つけられたら、という大それたことも視野にあった。
 U17のアジア大会の日本の試合全てを見たので、FC東京の久保、平川のプレーが実際どの程度なのか見たい意欲がわいたのだ。

 試合は、立ち上がりから長野が攻勢に進めた。ラインを高くして東京陣内で10分ぐらい一方的に展開した。その後FC東京がわずかに長野陣内に攻め込むも、押し返される。
 長野がいつ得点してもおかしくないような状況続いたが、それが実ったのは20分だった。左からのコーナーキックがフォアに来たのをヘッド(松原)で押し込んだ。
 さらに40分にロングスローがゴールエリアに来たのが足元に落ちたのを押し込んで決めた(大島)。前半は長野の硬いデェフェンスとその圧力で、FC東京がペナルティーエリアに一度も侵入できずに一方的展開で0-2。

 後半は50番の久保が交代で出た。FC東京は前半とは異なり積極的に展開し、たびたび長野陣で試合をしたが、ペナルティーエリアまでの侵入はなかなかできない。
 20分にFC東京の林が決めて1点を返した。
 久保は何回かボールに触ったが、プレスが厳しく思ったようなプレーができないようだった。1度スルーパスをしたがシュートにつながらなかった。時間があまりない時になって見せ場があった。ペナルティーエリアのゴールライン近い深いところでキープして長野のディフェンスを3回ぐらいのフェイントでかわしてゴール中央に出したがつながらなかった。この2~3秒のプレーに彼がヨーロッパでの注目されている理由が凝縮されていて、ぼくは足を運んだ価値があったと思った。
 結果は1-2で長野の勝利。

 FC東京は高校生がいるようで小柄できゃしゃな選手が何人かいた。久保は中3でもありテクニックと戦況を読んでの動きに非凡なものがあった。それに平川も久保に似たプレーをしていた。足のあらゆるところを使って360℃プレーできるしボールを話さない柔らかいタッチで自在にキープする。その技術がでコンタクトプレーを避けてもいるようだ。
<未完>

ニュースとメディアリテラシー

2016-11-03 13:49:08 | 生活・教育・文化・社会
 朝から晴れて好天です。早朝のわが家の気温が9℃でした。初めて一桁の寒さです。これからさらに紅葉が進むでしょう。部屋に暖房を入れることにしました。

■ メディアリテレシー 
 長い間テレビではNHkが標準と思って見てきたが、数年前からあまり見なくなった。政権の広報のようになっていると疑いを持ち始めたからだ。それでも見るのはルーチーンになっているからだ。いつのまにか、見る目はメディアリテラシーの力をつけるためになっている。言い換えれば「ニュースの意図を読み解く」ようにしている。そのために新聞や雑誌を読み、他局と相対化するようにしなければならない。

 例えば昨日の「ニュースウオッチナイン」では、TPPについて次のような流れだった。山本農水相の暴言問題をされりと伝えた流れで、そのままTPP批准後に備えた農業者等の取り組みに移っていった。
 事例は3つだった。
 養豚業の人が肉の味の良い日本人好みのものを生産する取り組みをしている。レストランをしてすでに好評を得ている、とのこと。しかもこの人は、かつてTPP反対の立場であったことを、その時の集会に出ていた時の映像を丁寧に添えていた。
 次に米をベトナムで販売するため、現地でおにぎりをつくってデモストレーションをしたら高値でも好評とのことだ。
 さらに自動車部品メーカーがメキシコに輸出して、アメリカ向けの日本車の部品提供している。しかし関税がかからないのは量の制限があるので、それを避けるためにメキシコに工場をつくらなければならない。ところがTPPが批准されたら日本で生産して直接アメリカに輸出できる。
 これらの3事例は、とてもよく練られた内容だ。輸入肉より高価でも国内では味で勝てる、という品質の良いものの生産で大丈夫。品質の良い物を生産して輸出で勝負する。輸出に関税がかからない、あるいは安くなれば国内の中小企業にも良い。
 これらの内容は、結果として暴言問題とそれに伴う政局を回避して、TPP批准後でも競争力さえつければ日本の産業は良くなるという筋書きになっている。つまりすでにTPPの批准に備えて生産現場は進んでいるよ、遅れないで知恵を出したほうが良いよ、ということだ。
 国会の議論過程に触れずに事態は進んでいて、TPPに早く構えなければならないという、政権の宣伝になっているではないか。

 この番組は特に政権に忖度して制作していると思えるような作り方だ。過去のことで思いつくままに挙げれば、安保法案(戦争法案)反対のデモの映像は、集まりの末尾と思われるような映像を使う。中立報道ということだとうか賛成の映像を新宿西口で宣伝カーで呼びかけをしているもので、集会ではない。また大きなうねりになった反対のデモの全体像は、その時点で使わずに年末のニュースハイライトの番組に、1~2秒使っただけだった。
 アベ首相の外国での記者会見は、生のものを優先的に採用しているようだ。ある時はヨーロッパからいつもはスポーツの時間帯なのに優先的に20分ぐらい放送した。ある時は北朝鮮のことを、ニュース原稿を読み上げたすぐ後に同じ内容の記者会見を生で放送した。
 NHKは、受信料を払っているみなさまのものではなく、政権のものの色濃いものになっている。とくに現会長になってからあからさまになっている。
 
 新聞通信調査会によると情報信頼度は100点に対して、NHK69.8点、新聞68.6点、ネット53点、ということだ。情報にまじめにアクセスしようとするほどNHKの影響を受かるということか。

■ 憲法公布70年
 参院選では最後にわずかに触れただけだが、多数を取るとまた改憲論議が盛んになる。今朝のTBSの番組で全国紙4紙の憲法をどう記事で扱っているか紹介していた。
 さんけい 政権改憲案を扱う(1面トップ)
 よみうり 国会議員の70%を超える議員が改憲に同意(1面トップ) 
 まいにち 国民投票のあやうさ
 あさひ  憲法論議の改憲論の出発点になっている「押しつけ論」の誤り
 政権の思想の後ろ盾になっている「さんけい」、道付け役になっている「よみうり」という主張と役割が鮮明だ。

 ところで3日は戦前は「明治節」だった。それを復活しようという動きが始まっている。18年に明治150年を迎える時に実現しようとめざしている。1日に議事堂内で集会を開いた。それを進めているのが「明治の日推進協議会」であり、責任者は自〇党の選対委員長であるふるや氏だ。すでに署名集め活動をしている。1日の集会では防衛大臣のいなだ氏が講演をしたとのこと。
 「神武天皇偉業に立ち戻り日本の良き伝統を守りながら改革を進めるのが明治維新の精神だ」とのことだ。ぼくにはカルト教団か「革命集団」の言葉に聞こえるぐらいの驚きである。
 

戦力外を契約解除に

2016-11-01 16:14:03 | テニス・他のスポーツ
 急に寒くなった。午前中は雨が降り、午後は晴れたのでウォーキングに出かけた。いつもの15時の時間帯は林のそばのベンチに主として高齢女性数人がおしゃべりしているが、姿がなかった。
 林を抜ける道を、男性2人が大掛かりな枯れ葉掃除をしていた。こういう人によってきれいな環境を維持しているんだ、と改めて感謝の気持ちでとおり抜けた。

■ハローウイン
 ニュースでは土曜日から昨日までハロウィーン態勢で渋谷のスクランブル交差点付近を警備に当たったということだ。
 わが市はの駅前とデパートの通路などで数年前からやっているが、先週の日曜日に実施したとのこと。
 この催しはこれからも盛んになりそうだ。今のところコスチュームで仮装することが中心で賑わいを楽しむということがニュースになっている。
 そこでぼくが注目したのは、USJで仮装した人々が一斉にダンスをしていたこと。将来は仮装という日常を脱した自分になってみるというだけではなく、その人たちが集って表現するということに収斂していくのではないか。今のままでは達成感が弱いため、ハプニング、あるいい逸脱を求めるということに行きそうだ。
 祭りのように、地域で硬い人間関係で準備をして成立するのではなく、仮装してここが人ごみの中にいるだけではなく緩やかに表現するという方向が良いのではないか。幾つかの地域でおこなわれている「よさこい」「あわおどり」よりゆるやかに。例えばステージでダンスをする、広場で緩やかにダンスを踊る、といったように。
 今のところ子どもと家庭でのことがニュース話題にならないが、きっとホームパーティなどやっているのだろう。家庭や地域でやっている人の日本的やり方を知りたいものだ。
 もっぱら経済効果という切り口で考えている。いつからか、経済効果という得体のしれないことをもくろむようになったのだろう。

 ぼくがハロウィーンということで思い出すのは、90年前後だっただろうか、アメリカに留学していた日本の高校生が仮装して友達に行こうとして、間違えて別な家の敷地に入ったら銃で撃たれて死んだというニュースだ。アメリカの銃所持自由な社会の危険性で衝撃を受けた。両親はアメリカへ行って銃規制を訴えた。銃所持とそれに伴う射殺事件は収まらない。オバマ大統領も銃規制に法律を変えられない。銃は建国からの権利としているアメリカにとって、産業でもあるし。
 7~8年前だろうかわが家1建置いた隣にアメリカ人が住んでいて、その人がわが家の隣に住んでいる孫に対して本格的なハロウィーンを教えてくれたのだった。本物のかぼちゃといくつかのグッズが庭におかれていた。そしてハロウィーンの翌朝、アメリカのお菓子をたくさん袋に入れたものが置かれていた。そのお菓子の味がこれまで味わったことのないもので、アメリカを感じたのだった。そして子ども含めた家庭行事なのだ、と思ったものだ。

■戦力外を契約解除に
 プロ野球の各球団は、来年のチーム編成をやりだしている。引退、移籍というほかに戦力外選手になる人がいる。確かに球団のチーム編成の立場からすれば、戦力外であろう。戦勅外とは一般的には「馘首(首切り)」であり「免職」「解雇」である。
 ところで野球選手は一般的には契約による年俸制で雇用関係が結ばれている。選手は高度な専門性を持っている自営業であり球団とは契約関係にあるはずだ。とすると球団と選手ともに良い言葉は「契約解除」ではないだろうか。
 契約解除とは、多くの選手にとって過酷な現実をそらしたり和らげる言葉のトリックではなく、人権を尊重する言葉としてである。戦力外を受ける選手は、実際は過酷な現実であるが人間としての誇りを失わずセカンドキャリアに向けられる言葉になるのではないか、と思うのである。