「どこでも携帯ゲーム」の正体はおそらく「ニンテンドーDS Lite」だと思います。入手したくても並んだりしないと買えないぐらい人気の商品で、小3の甥っ子がクリスマスの時に、まず買う買わないの親との攻防、そして入手方法に悩んでおりましたわ。
子どもが大きくなるにつれ、子どもの本棚にはいわゆる「名作」とよばれる本が少しずつ増えてきました。あらためて見てみると、名作って案外残酷なんですね。
「マッチ売りの少女」なんて、マッチが売れないとお父さんに殴られちゃうんですよ。今日、本屋で別な本を見たら「ぶたれる」ってかいてありました―(それは虐待だよ)。マッチをすって見えるものは、まさに意識がもうろうとした状況下での幻じゃないですか。凍死寸前だと人間は寒さを感じなくなるらしいです。暖かくなるらしいです。マッチをすってストーブが暖かいなんて、まさにそれじゃないですか。流れ星がながれて「ああ、誰か死ぬんだわ」―(あなたよあなた)。翌朝、マッチの燃えさしが散乱する中でほほえんで死んでいる少女を見て町の人々は「この子は天使をみたんだよ」―(おいおい。それで終わりかい?)。ひとりでつっこみをいれながら、子どもはどうとらえているのだろう、自分が子どもの時はどんなふうにとらえてたんだろうと思っています。
他の物語も死んだり食べられたりが多いです。
「3匹のこぶた」長兄ブタと次兄ブタはおおかみに食べられちゃうし、そのおおかみも末っ子ブタが煙突のしたにグツグツとお湯を沸かしその中に落ちて死んじゃうんですから。
なかには長兄ブタと次兄ブタも末っ子ブタの家に逃げ込んで無事という本もありますが。
「7ひきの子ヤギ」も、最後は石をおなかに詰め込まれたおおかみは水を飲もうとして井戸にドボーン!と落ちて死んでしまうのです。これも、「おおかみは動けなくなってしまいました。」というやわらかい表現にしてある本もあります。
親としては露骨に「死ぬ」とかなっていない表現のほうがホッとしますけどね。
それにしても、ブタもヤギも賢くて助かるのは末っ子。なんだか、我が家の長男が心配になりますよぉ…。
迷える保育士みるふぃーゆ
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