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絵本と児童文学

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暑さが続くし、オリンピックでは

2016-08-19 17:46:18 | テニス・他のスポーツ
 今日も暑い一日でした。この暑さに11時15分から90分間テニスをした。週2回ぐらいやっているが、今日は風が幾分心地よく、少しずつ秋の気配も感じます。
 セミに鳴き声が変わってきたようです。ぼくにはわかりませんが、種類が違ってきたのでしょうか。わが家の鈴虫の鳴き声が見事なものが多くなって、心地よく感じます。毎日の餌かえは恩恵と感じているので苦になりません。

 オリンピックの競技はあと2日間になりました。テレビ視聴を中心に日本中が沸き立っているようです。終わったら、祭りの後の寂しさが覆うのでしょうか。トーンは落ちたとしても、このまま4年後の東京まで引きずるのかもしれません。何しろ誰にもわかる結果が明らかになるもので、経済活動の高揚感を演出でてナショナリズムとむすびつきやすいコンテンツでもありますから。

 吉田が優勝がかなわなかったが、大方が期待していただけに本人のショックは計り知れないものがあるでしょう。本人にとっては人生をも左右しかねない事件と思うでしょう。競技のことですから結果はその時の諸条件で決まりますから、やむを得ないことです。女子レスリングの選手のリーダーでありアドバイザーとしての役割が、4つの金メダルに貢献したことは確かです。自責の念に駆られるでしょうが、指導者の道がにあっているように見えます。その立場に立てば、今回の想定外の結果も役立ちます。
 今朝の新聞テレビ欄の予告タイトルは、すべて優勝を前提にしたタイトルでした。夕刊は急きょ違うタイトルに。国民栄誉賞をイチローが辞退しことが分かるし、氏とのアスリートとしての違いに思いを巡ぐらしています。

(未完)

錦織勝利で終える

2016-08-16 10:47:51 | テニス・他のスポーツ
 オリンピックが始まり10日たちました。テレビ、新聞はこのニュースが大半を占めています。ぼくはへそ曲がりのせいかオリンピックで騒然としている波に乗らないスタンスです。正直なところうっとうしさも感じていますが、普段ほとんど見ることのない競技種目ふれる良い機会になります。たまたまライブで見ることがあり、その競技種目を理解しにつながります。
 カヌースラロームカナディアンシングルスという、オリンピックしか光が当たらないものを見ることができました。3位になった選手は高卒後ハンガリーを拠点にアスリートとしてのレベルアップに励んできたとのことでした。これはアスリートのライフヒストリートしても関心が持てました。

 昨日は、テニスの錦織が気になっていたせいか、深夜2時半ごろに目が覚めました。ナダルとの3位決定戦の1セットを6-2で取って、驚きながら見始めました。ナダルは挌上で1勝しかしたことがないので勝てないだろうと思っていたので、集中してみました。2セットは5-2になってあと1セットで勝利だと思って期待が高まりましたが、ナダルがそこから本来のテニスに戻ってタイブレークに持ち込みました。錦織はタイブレークの際にダブルフォルトをするなどメンタル面で追い込まれた感があり、圧倒されてこのセットを落としました。準決勝で敗れての3位決定戦なので、錦織の普段の試合方式からすると敗者復活戦のようなものです。

 勝敗が分かれる3セット目の前に錦織はトイレットタイムを要求してコートから消えました。普通はすぐ戻ってくるので、ナダルはプレーできる体勢で待ちました。イライラを表現し審判にも何か申し出たり、そして座りました。見ているぼくもタイムの長さを意外に思いました。かなり時間を経たという感じの時(12分間)気分一新という雰囲気でコートに現れました。
 3セットめは6-3で錦織がとり、3位が決まりました。錦織は調子もよくナダルを圧倒するプレーを随所にしていました。とくに普段あまりとれないサービスエースを取っていたし、ナダルのサーブも返していました。
 長いシーズンを世界中を回ってテニスをし続けている錦織が、やはりオリンピックは特別のようで、インタビューでの言葉は、普段は聞けない言葉で喜びと満足であることを語りました。
 ナダルは前日3時間を超す試合をし、さらにダブルスもして、10試合をこなして疲労は大きかったでしょう。錦織は5試合ですが連日の試合は、ツアーより厳しいものです。
 1位はマリー(イギリス)、2位デポトロ(アルゼンチン)です。ランキングトップのジョコビッチが初戦に敗れるという波乱の幕開けでした。オリンピックならではの様々な条件も加味されて結果が決まるということを改めて考えたのでした。

 なお、オリンピックの都度日本人最初のメダル獲得と紹介されるのが、96年前のテニスの熊谷です。錦織のメダルは、それ以来の獲得ですから日本オリンピック史に残るものでしょう。


錦織がまさかの初戦敗退

2015-09-01 11:09:19 | テニス・他のスポーツ
 今日から錦織の活躍に期待の集まる全米オープンである。
 早朝3時に目覚めたので、試合が終わっているかもしれないと思いつつも、念のためにWOWOWを点けてみたらファイなるセットの5セット目で、2-4と錦織の劣勢であった。

 今回は去年2位の実績であることとランキング4位などからして、好成績を期待されていた。ところがペール(フランス41位)に1セット取られ、2、3セットは取ったものの4セットはタイブレークで取られて、ファイナルだった。最終段階はでは勝利に向かう錦織のプレートとはほど遠く、圧倒されて敗れたのだった。終了は3時27分。

 今回の全米オープンは放送が深夜になるので、錦織が勝ち進んで佳境に入ったところを見ようと思っていた。睡眠のリズムを安定させて生活を崩さないためである。だから初戦を見るつもりはなかったが、敗れて力のない錦織を見たのだった。
 解説の松岡がいつもとまったく違う静かな物言いになり、その落胆振りの大きさが伝わってきた。錦織のスポンサー、WOWOWなど目論見が外れてしまって、落胆していることだろう。
 錦織の躍進を見られるのは、来年1月の全豪オープン以降に持ち越されたのだった。


黒田投手という生き方

2015-03-22 20:05:22 | テニス・他のスポーツ
 昨日BS1での「そして15番は帰ってきた」をみて、改めて広島の黒田投手の人となりを見る思いがした。
 ドキュメンタリーは、キャンプでのインタビューを中心にして、進路選択を人間としてどう決断したかを描いていた。出場ごとに自分の力が試される職業人が、それに人間としてどう向き合うかを映し出していた。

 野球選手という職業で上位の力を備えている黒田選手が、進路の選択たびに新しく必要な専門性を磨きながら、生き方とも格闘していた。
 広島のFAを1年残留してから大リーグドジャースへ行ったいきさつに、ファンのメッセージが大きく左右していたということだ。ぼくは1年残留のことは知っていたが、黒田選手の判断にファンの後押しがかかわっていたという経緯までは知らなかった。「15」を球団で使わずにいたのは、黒田選手とファンの絆の証という深い意味があったのだった。
 契約で成り立つ野球界にあって、進路判断をファンの期待に応えるといったことが加味されないのが普通だ。しかし黒田は違っていた。それが人間黒田の真骨頂があり、感動さえ覚えた。

 ドジャースでは速球を中心では成果を得られないため、新しい変化球を獲得して投球を変えていく。それに打者のデータを詳細に記録していた。
 広島に戻ってからは、大リーグとのボールの違いやプレートの違いなどを踏まえて、投球の際の立ち位置を変えている。
 自分の技術を見極めて必要な力を獲て挑むことで、高度な専門性を維持する。自分を客観的に測定して実績を維持するための適応力はすごい。人間黒田の謙虚さ冷静さ、そしてその場で力を発揮しようとする適応力に感心するばかりだ。

 オープン戦でのマツダ球場での試合での登板では「おかえりなさい」コールが鳴り響き、「15」のパネルで塗りつくされた。その期待に応えて13人の打者を39球で締めくくるという、完璧な投球で応えたではないか。市民球団ならではのファンと選手の距離の近さとも含めて、まるで物語をみているようだ。
 黒田選手の謙虚さ冷静さそして清廉さは、プロスポーツ選手にはめずらしい人格を備えているのではないか。不安、恐怖、選手生命としての年齢と向き合っていることを吐露していたが、これを正直に公言することはプロ選手としてはめずらしい。しかしこれが人間黒田そのものである。そういった発言は、覚悟と自分を鼓舞することになっているのではないか。
 大リーグのトップクラス選手の力を日本プロ野球で、広島のために活躍することの期待している。選手生活を広島で終える決意なので、たとえ勝利が2桁を超えられなくなっても長い間黒田投手のねばり強い安定感のある投球を見られることを願っている。 
 野球の高度な専門性を維持することと自分の生き方を同時に考えている黒田選手に対して、尊敬の念を持つとともに拍手を送りたい。

*黒田投手に関するコラムは、14-12-30の「黒田はカープ創立理念を証明した」でアップしている。

錦織あえなく散った

2015-01-28 20:06:36 | テニス・他のスポーツ
 錦織のベスト8までの試合からして、もう少しで頂上へ近づくという期待をしてワウリンカ(スイス)戦を見始めた。
 第1セットは錦織のストロークのミスが目立ち3-6で落とす。どう回復するのかというという思いでサービスゲームである第2セットを見たが、4-6だった。
 ストローク戦で優位に立てるかと思ったら、ワウリンカの高速サーブと強打のストロークに苦しんだ。錦織はベースラインに立ち速いタイミングで打って相手のタイミングをはずして優位に立つはずだが、ワウリンカは後に構えよく動いて強打のストロークを返して圧倒した。
 第3セットは追い詰められた錦織は、サーブ・アンド・ボレーに活路を見出しブレイクゲームもあり、タイブレークに持ち込んだ。タイブレークは7ポイント取ると勝利だが、1-5に追い込まれながら、5ポイント連続して取って6-5と挽回した。後1ポイントでこのセットをものにするために、決めにいったドロップショットがネットを越えられなかった。痛恨のミスの後はワウリンカのサービスエースを許し、このセットを落としあえなく敗北となった。
 ベスト4を逃した錦織だが、ワウリンカの高速サーブとストロークそしてコンデションのよさが目だった。錦織はサービスエースが少なかった。試合時間2時間4分。
 次の全仏オープン(5月24日から)を楽しみにしよう。

錦織ベスト8へ

2015-01-27 20:48:57 | テニス・他のスポーツ
 錦織は24(土)の3回戦でジョンソン(アメリカ)を破った。第1セットはジョンソンのサーブで対ブレイクまで持ち込んだが、55分ついやして6-7で落とした。
 第2セットは、錦織が自分のペースを取り戻し6-1と、25分で決着をつけた。それからは6-2、6-3と圧倒して勝利した。
 とくにこの試合でサービスエースを15本取ったことは、これまでの錦織との大きな変化である。これまでの粘り強いラリーだけでなく、攻撃的展開ができることであり、試合の流れを自分に持ち込めることが多くなった。試合相手に様々な圧力をかけられるので、上位を目指せる条件が増えた。

 昨日のフェレール(スペイン)との試合は、3セットとも6-3で完勝した。試合時間は2時間あまりというのも、これから続く試合のコンデション維持のためによかった。
 選手ともストロークでラリーを続けるタイプなので、見る側としてはおもしろい。錦織は相手を崩すために、ワイドを使ったりボールに変化をつけたりスピードの変化等様々な工夫をしていた。安定したショットで攻撃的であり、力の違いさえ感じさせたのだった。
 ぼくは過去にフェレールとの試合を見たことを思い出した。どんな大会か思い出せないが、錦織がきゃしゃな体ながらも粘り強くストロークを繰り返し勝利した。ストロークの続く試合のおもしろさが印象に残っている。
 さて、明日は準々決勝でワウリンカ(スイス)である。昼なのでじっくり見られるのが楽しみである。

 ところで全豪オープンのメインスポンサーが韓国のキア自動車である。ブラジルW杯の時、ピッチ電光広告のヒュンダイ(韓国)の時にわずかに「KIA」と出たのを覚えている。オーストラリアはキア自動車が多いのだろうか。それともヒュンダイとともに大々的に世界展開をするためなのだろうか。


錦織2勝目-全豪オープン

2015-01-22 18:14:14 | テニス・他のスポーツ
 全豪オープンでの錦織の試合をNHKがライブ放送している。錦織が上位に進出する期待があり、関心と注目の高いということなのだろう。去年のUSオープン準優勝前までは、NHKがライブで放送するという状況になるとは想像できなかった。
 時差が2時間のオーストラリアからで時間帯がよいので多くの人が見るだろうし、テニスへの関心がいっそう高まるのだろう。
 ぼくはサッカーのアジア杯も見ているので、当分はテレビの前から離れられない。困ったような嬉しいような。

 さて錦織の初戦は20日アルマグロ(スペイン)とだった。強烈なサーブとショットで勝負をする選手である。6-5 7-6 6-2で錦織が勝った。アルマグロはショットがネットを越えないミスが多かった。
 錦織は2セット目がタイブレークに持ち込まれたが、ものにした。その後サービスエースを3連続決めるプレーもあり、順調な滑り出しである。
 錦織はウェイトトレーニングの成果で、体が強化されている。それにシーズンオフにサーブを鍛えたということで、スピードが増し190キロ台で球種とポイントを使い分けてエースを取るし、2ンドサーブでもポイントを取れるようにしている。

 今日はドディク(クロアチア)で、4-6 7-5 6-2 7-5で勝った。このレベルの試合では、簡単な試合はないだろうから、苦戦と見るかそれともフルセットにもつれなかったのでよいのではないのかと見るかだ。2時間47分の試合時間は1日おきに組まれているスケジュールからすると少し消耗したかもしれない。
 第1セットのドディクは前へ出てボレー戦を多用した。錦織がポイントをとりにいくショットが決まらないことが多く、しかもドディクの200キロを超えるサーブが決まり苦しかった。
 第2セットはタイブレークをものにした。錦織はタイブレークに強いのでそれに持ち込むと期待して見てしまう。
 第3セットは無難にこなしてものにした。第4セットはドディクのネットプレー等早めの攻撃にもめげず、タイブレークに持ち込んだ。タイブレークでは1ポイントも与えないで試合を終了した。
 錦織の試合は、またあさってだ。サッカーは明日だし・・・。

黒田はカープの創立理念を証明した

2014-12-30 16:09:47 | テニス・他のスポーツ
 黒田博樹がカープに帰ってくる。時代の状況からしたら稀有な選択に驚いている。
 プロ野球選手は高度な専門性を持った個人事業者であり、契約で成り立っていることは誰にでもわかりやすい。
 黒田は、ドジャース、ヤンキースという名門球団で先発グループを維持し、5年連続2桁勝利という輝かしい実績である。大リーグでその評価は揺らぐことなく、来季も年俸20億円以上という評価で、自ら球団を選べる立場にある。それを選択しないで年俸4億円で古巣のカープへ戻る。個人事業者である黒田の年俸は、現状に比べ20%に減額になる。

 個人事業者としての収入減はわかりやすいが、個人で発明や研究に勤しむと違って、プロ野球選手は常に自分の技量を見てもらう、つまり人々から承認を得る仕事でもある。
 年俸以外の自分のプレーに対する手ごたえをどう感じられるか、ファンやチームそして球団という所属への愛着、という精神性の充実や生き方もともなうものでもある。黒田は広島という郷土、カープという球団に対する愛着を持ち、そこに身を置く自分の人生の充実を選択したのだろう。

 日本の企業文化は終身雇用年功序列による安定から帰属意識を持つのだが、それとはもっとも遠い位置にいるはずの黒田の中に、その精神性が生きていたと思う。大リーグの選手というグローバルで市場原理による個人契約で成り立つ世界に身をおいて成功して来季もそれを期待されている人が、それとは対極の選択したことを賞賛したい。
 もともと日本の企業文化は効率性、能力主義だけでなく、平穏な安定した関係で勤勉倫理が醸成されて成り立っていたが、それが消えていないことを気づかされた思いだ。

 カープは、財政規模が小さいがゆえにフリーエージェント宣言をした選手を年俸額で引き止めない、という方針だ。タイガースの4番を打っていた2人の選手は、カープの選手だった。
 マエケンが来季年俸4億円ということは、球団がそうとうな決断をしたのだろう。同じリーグの巨○には、その額をはるかに超える選手も含めて2桁は有にいる。
 カープは球場が大きくなり収入は増えたといっても、財政規模の小さい球団だ。黒田の復帰はファンが高揚するだろうし、来季も上位をキープできる期待が膨らむ。

 カープはいつでも帰ってくることを期待し、背番号15を残していた。黒田の心は、大リーグにいてもカープにあったのかもしれない。大リーグでの黒田にとっては、この間は転勤していたのかな、それとも出稼ぎかもしれない。黒田の復帰は球団と選手の相思相愛の、よい物語だ。
 広島という球団の創立が市民球団という理念とその歴史が、黒田の復帰によって再確認されたのではないか。
 黒田の広島での今後の活躍を期待したいし、大リーグでの輝かしい記録と尊敬の輝きは消えることはない。


テニスを楽しませてくれる錦織

2014-11-16 17:27:36 | テニス・他のスポーツ
 ATPワールドツアー・ファイナルのセミファイナルの錦織-ジョコビッチ戦は、1-6、6-3、0-6でジョコビッチが勝った。全米オープンで錦織が勝っているものの、ランキング1位でもっとも充実しているジョコビッチに軍配が上がった。

 23時過ぎから試合が始まり、第1セットはジョコビッチが王者にふさわしいテニスでものにした。今大会の3試合を1セットも失っていないジョコビッチのワンサイドゲームで進むのかと思ったら、第2セットの第1ゲームを錦織がブレイクしたら形勢が変わった。錦織のペースで進み、王者が後退した感じで錦織がものにした。6-3。
 テニスはメンタル面が大きく勝敗を左右するものだと改めて感じながら1球ごとに固唾を呑んで見入った。気分が高揚したり沈んだり、深夜に体にこたえるなと思いながら、最終セットの錦織に期待をした。
 第3セット第1ゲームが勝敗を分けたように思った。錦織が40-15に追い込みジョコビッチのサービスゲームをブレイクするかと思ったら、連続3ポイント取られてチャンスを逃した。とくに決めにいったストレートがアウトしたのが2本あったのがその後の展開を決めたようなものだった。
 それからジョコビッチがペースを取り戻し、1ゲームを落とさず勝利したのだった。錦織が1ゲームも取れなかったが、内容はそんなに悪くないということが解説者松岡の示唆とともによく理解できた。
 このレベルの力が拮抗し、しかもオールラウンドなプレーをする選手同士の試合では、メンタル面、打球に質に対する対応等微妙な変化によって勝敗を左右するということを改めて感じた。それにしてもランキング17位から始まった今年だが、その後5位と急激に世界のトップクラスに食い込んでいる錦織に感心することしきりである。
 錦織の最高水準のテニスは、見る者の感情を高揚と落胆がいったり来たりさせるし、多面的内容でも楽しませてくれる。今後は1月の全豪オープンに期待が持てる。

 テニスのテレビ視聴は、4大大会を放送するWOWOWで見ている。しかし男性のテニスはボールが速いため見るのに余裕をもてないため、どちらかというと女性の試合をよく見ていた。若い時の伊達や杉山らがいたし、プレーのスタイルやボールの軌道などわかりやすい。
 今回は放送がCSと地上波であったし、そうとうな人が見たのではないか。テニスブームが到来するのではないか、といったことも含めて1週間ぐらいこの話題が続くのだろう。


錦織はすごい

2014-11-14 17:58:22 | テニス・他のスポーツ
 今、テレビで放送のテニスがおもしろい。
 9日(日)の全日本選手権の決勝は杉田(26歳)と江原(23歳)だった。初めて決勝進出した若い江原が、優勝経験のある杉田を破り優勝した。ぼくにとっては冷静に見られるし、内容が理解できて興味深いものだった。

 その夜はATPワールドツアー・ファイナルの錦織-マリー(英)だった。これは見始めたが23時過ぎからだったので、翌日の活動に差し支えるので1セット終わらないぐらいに布団についた。6-4、6-4で錦織が勝利した。
 この大会はその年のベスト8を選び(高ポイント選手)トップを決めるもの。錦織が4大大会に出るようになって7年目にしてビッグ大会に出場するようになるとは、想像もできなかったことだ。大会は8人をA、Bグループに4人ずつ分けてリーグ戦3試合行い、上位2人でトーナメントに進む。錦織はマリー、フェデラー、ラオニッチのBグループだ。

 第2戦は11日(火)にフェデラーだった。錦織-フェデラー戦を見るのは初めてだ。フェデラーの試合はこれまで何回も見ていて技術と試合展開のうまさにはいつも驚いていた。錦織が歴史に残るぐらいのテニスプレーヤーと試合しているのを見て、感慨深い深いものがあった。錦織はサーブがよくない等精彩がなく、フェデラーのペースで6-3、6-2のスコアで敗れた。
 解説者の松岡は技術戦術等ハイレベルの内容をしている錦織を賞賛していた。高揚しているのを押し殺すようなささやき声のため、氏の感情に引きずられるようでぼくにとっては聞きにくかった。試合時間が短かったため0時半前ぐらい眠れたのでぼくの生活リズムの維持としては助かった。

 第3戦は13日(木)ラオニッチとの対戦だったが故障のため、急遽リザーブで控えていたフェレールとの試合になった。4-6,6-4,6-1で錦織が勝った。
 第1セットは取られたものの、第2セットは第1ゲームをブレイクして主導的進めた。第3セットはよく走りストローク戦の得意なフェレールを圧勝した。1、2戦よくなかったサーブが改善され、順当な勝利だった。
 松岡の解説はかなり深い内容であることがわかる。例えば前のポジションで左側へのボールをボレーする時、斜め前に出て打って決めていため速くて強いボールになる、といったことを指摘していた。試合のリズムやボールの質、ライジングで打つことの攻撃的テニス等見ているものをテニスの奥深さにいざなうのだ。
 話し方が普通だったので聞きやすかった。氏は「ぼくは興奮しているのでテレビを見ている人がどう思うか・・・」といったことを言っていた。もしかしたらフェデラー戦の解説についてディレクターに指摘を受けたのだろうか、と想像したのだった。

 ぼくがテニスをやりだして15年余りになるが、日本選手が4大大会の決勝を戦うあるいはATPワールドツアー・ファイナルで試合をする時代が来るとは想像もできなかった。錦織が世界トップクラスのテニスをエキサイティングに見せてくれるようにしてくれている。世界トップ水準の錦織はすごいよ!
 テレビの報道番組の司会者が、サッカー以外にテニスについても詳しくならなければならなくて大変でしょうが、喜ばしいことだ。