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雑草の日:ナメコの苦戦

2023-05-30 06:29:19 | 日記
全国から80系統

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 モエギタケ科 スギタケ属 ナメコ です。
 5月4日の地元紙の一面の大見出しが<県産ナメコの食べ方追求>
いったい何が起きたのかと思わず読み始めました。
 <全国トップクラスの生産量を誇る県産ナメコの消費拡大に向け、林業
センターがよりおいしく食べる方法の研究に本腰を入れている。>
洗い方や保存方法でうま味が増すことを情報発信してナメコの魅力を高め、
生産者を後押しするとありました。
 キャベツ、レタス、キュウリと続いた野菜シリーズ、今週はナメコです。

 背景には消費量の伸び悩みと単価の下落があるそうで。
<2021年度の生産量は5687トンで全国1位。
しかし全国の生産量は過去30年でほとんど変わっていない。
消費が伸び悩んでいるので単価は下落傾向。
1982年(昭和57年)に100g88円だったものが21年には40
円と半額以下に。
収益が上がりにくいので生産者は40年前の1割にも満たない181戸
まで減少している。>
キノコ王国長野としては由々しき問題です。

 打開策としてセンターが取り組んでいるのがよりおいしい品種の開発。
<全国から約80系統の野生ナメコを取り寄せて栽培し、うま味の値が
高く苦味雑味の値が低い「おいしいナメコ」に相当する5系統を選び出した。
この内の1系統が効率的な栽培可能と確認された。>
 これに別の系統を交配しより商品価値が高いナメコを現在開発中と記事
はまとめられていました。

シイタケやヒラタケ

 ところでウォーキングの途中で本当にナメコを見たのか?
そう聞かれるかもしれません。
正確にはウォーキングを終えて自宅に戻り、物置の後ろで水やりをしよう
としたタイミングで目にしたのです。
 そこにあるのは幾本ものホダギ。
<ナメコは瓶を使った菌床栽培が主流だが原木を使用すれば家庭でも比較的
簡単に栽培することができる。>(森産業 より)
そんな広告に触発されて、3年前に菌を購入しホダギに打ち込みました。

 同じように打ち込んだシイタケとヒラタケは順調に収穫できるけれど、
ナメコは苦戦続き。
あまり数が出ないし出ても小さなキノコばかり。
食卓に持ち込む程にはまとまらず、待っている内に順番に乾燥して最終的
にはナメコのミイラができあがりです。
だからいまだに1本も口に入りません。
 県産ナメコが苦戦している記事がありましたが、我が家のナメコも別の
意味で大苦戦です。
コメント
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