あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

雑草の日:山菜採りに張り切る

2023-05-02 06:19:39 | 日記
奇数羽状複葉

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
先週は春の山菜ワラビを取り上げましたが、山菜繋がりで今週は「山菜の王様」
それは雑草ならぬ樹木の、ウコギ科 タラノキ属 タラノキ です。
 毎年タラノメを採りに行く里山の一角を2週間前に知人のOさんと散策
しました。
あそこにタラノメがあるよと伝えると意外な言葉が返ってきました。
「ありゃオニじゃないかあ」
「オニ?」
「そう、タラにしちゃあ棘が凄すぎる」

 意表を突いた名称に戸惑いましたが、何でもタラノメには種類があるのだそう。
帰宅後に検索すると確かにそう書かれていました。
 <タラノキは日当たりの良い山野などに自生する落葉広葉樹。
葉は幹の先端だけに集まって開き、奇数2~3回羽状複葉となる。
幹に棘が無く葉の裏に毛が多くて白く見えるものをメダラと呼ぶ。>
(Wikipedia より)
 そのメダラに対する存在がどうやらオニの正体です。
<硬くて大きな棘を持ち、芽の部分に赤いポツポツがあるのがオンダラ。
メダラは栽培物でも食べられるが、オンダラは天然物として希少。>
(PELISH KITCHEN より)
 オンダラを地方によってはオニダラと呼ぶのかもしれません。

テングノハノウチワ

 でも何やらおかしな印象が残ります。
毎年頂くタラノメに赤いポツポツは無かった様な。
それで画像を検索すると芽の付き方や先端の開き具合がどうも違います。
今まで持っていたタラノメの印象が壊れてきました。
 全く知らなかったけれど、世の中には「ハリギリ」って存在があるそうな。
<ウコギ科のハリギリは幹が直立し10~20m、時には30mを超す巨木
になる。
幹には大きな棘が生え、葉はヤツデに近い形状でテングノハウチワとも
呼ばれる。>(おいしい山菜&きのこ図鑑 より)

 画像で見る限り芽吹きの時季の幹の様子はタラノキにそっくりですが、
育った葉は全くの別物。
 このハリギリの若芽も実は食用になるのだとか。
<ハリギリを採取するのを見るのはまれ。
あまり自生していないのと若芽からすぐに葉が開くので採取時期が難しい
のが一因。
キドミが強くて美味しい。>(食の和音 より)
 キドミとは「あくの味」、でもマイナスの表現ではなく濃厚な風味を表現
する言葉だそうで。
 そんな豆知識を持って昨日あの里山に行きました。
するとタラノキだと思い込んでいた樹が見事に葉を広げていました。
正にヤツデそっくりな大きな葉を。
 私のタラノメは別物でした。
でも美味しいのは確か。
となれば来春もハリギリ採りにハリキリますよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする