Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

昨年の今頃は・・・

2013-05-14 21:26:08 | 私の日々
昨年の今日、エリック・べネイは名古屋ブルーノートに出演していた。

その後、東京にやってきて新宿タワーレコードにてのインストアイベント、
満員の来場者のために、新しいアルバム"The One"から"Real Love"を1フレーズ歌ってくれて、
サイン会にも長い列ができた。
翌日から二日間のブルーノート東京でのライヴ。

前回の来日、2011年9月から8ヶ月足らずでの再来日、
その上、アメリカよりも一か月半も先行して日本で新譜が発売されるとなり、
日本のエリックファンは大いに盛り上がった。

2005年9月から2年振りの来日となった2007年9月、
「これで帰っちゃったら次は2年後、それとも3年後?」
と言う私に「そんなことないよ。新しいアルバム出したらすぐに戻って来るよ。」
と真顔で答えてくれたエリックべネイ。

「それはいつなの?」と重ねて聞くと、
隣の席にカメラを持ちながら座っていたマニュエラと微笑み合いながら、
「来年の3月かな?」と言ったエリック。
しかし次の来日は2009年の2月だった。

2009年は2月のビルボードだけでなく、12月のクリスマスにはブルーノート、
というエリックべネイファンにとっての当たり年となった。
7月にはニューオリンズのエッセンスミュージックフェスティバルでも2ショウ、
観ていた私は一年の間に3度、エリックのライヴを観るという幸運にみまわれた。

それに続く2011年、2012年の来日。
エリックべネイは私達をすっかり甘やかしてしまった。
それなのに今年の来日の予定はまだ入って来ない。

特に関西方面のファン達は2009年のビルボード大阪以来、
ブルーノートだと名古屋のみなのでエリックの大阪近辺でのライブ、
待ち望んでいるに違いない。

私はこんな時にオランダのエリックべネイファン、エジャムのことを思う。
彼は1999年の北海ジャズフェスティヴァルでエリックを観て以来、
何度も決まってはキャンセルになるエリックのショウを待ち焦がれてきた。
ブラジルのエリックファン、ペタルズもしかり。
「グリッター」の映画を観て以来10年近くエリックが来るのを待っているペタルズ。
その二人を思えば、私達はまだ恵まれている。

そう自分に言い聞かせながらも"Eric, come back soon!"
と空に向かって心の中で呟いた。