Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

装飾音って何?!

2009-08-10 09:43:43 | ピアニスト 金子三勇士
以前、アール・クルーのファンサイトを見た時に、ギターの演奏法の質問などが多く、
エリック・ベネイのファンサイトとは、ずいぶん雰囲気が異なっていた。

金子三勇士のブログにもここのところ、ピアノを専攻している人達からの質問が続く。
「古典の装飾音はどうやって曲に取り込むのか?
独自の解釈で良いのか?」

『装飾音』とは?
彼は丁寧に答えている。
「場所、作曲家、作品、時と場合による。
あまり早くトリルをしないこと。メロディーとして歌える位の速さ。
きれいな響きを大切にする。
バッハなどでは書いていない場所にも装飾音を入れたりする。」

別の学生から三勇士がフランス組曲に楽譜にない装飾音を入れていたことに、
指摘が及ぶ。

彼等は自分も同じ曲に取り組み、楽譜は暗譜していて、
金子三勇士の演奏を聴きながら、どう表現するべきかと、
新しい発見に耳を傾けながら、少しでも吸収しようとしているようだ。
クラシックに詳しいだけでなく、ピアノをかなりなレベルで学んだ人達の世界だ。

演奏法にこのような定義があることも知らなかった。
大前提のルールがあり、その中で曲を表現するということ。
ヨーロッパでの授業においては、古典の時代やその年代の演奏法も学ぶようだ。
クラシック音楽の演奏家とは作曲家の時代や音楽の歴史を踏まえた上で、
そこに自分の解釈を加えていくことになる。

そんなやり取りを読んでいると、
自分は一体彼の演奏の何を理解できているのかなぁと思ったりもする。

6/27、シャネルでの金子三勇士のリサイタル、30分掛かる大作、
フランツ・リスト唯一のピアノソナタの演奏を聴いた時、
私の心は悠久の彼方へとタイムスリップして行った。
それは、デルフォイの神託に書かれた古代ギリシャでも
ベツレヘムのキリストの誕生でもなく、
ブッダが悟りを開いたブッダガヤの地へとだった。

甘い囁き、心地良いこと、美しいものでブッダを迷わせようとした悪魔、
それが通用しないとなると今度は武器や火や水で攻め立てる。
それでも屈しなかったブッダは遂に菩提樹の下で悟りを開く。
そんな物語の世界へとその曲は私を誘っていった。

私は音楽のプロではないので、そこにどのような技巧が凝らされ、
いかに曲についての解釈がなされたかまでは、わからない。
それでも自分の感性で、その曲、そして演奏者の魂を感じることができたなら、
充分にメッセージを受け取ったと言えるのではないか。

8/7の「Eric Benet、Femininity」のブログ、
身内から「何が言いたいのか、よくわからな~い!」
と言われてしまいました
身近な人でさえ、意味不明だったなら、
私を知らずにこのブログを読んで下さっている方はなお更、
わけわからなかったでしょう。
エリックのライブを現地で観て、アメリカのアフリカ系のファン達と自分、
違うと思う瞬間がありました。
しかし、それもまた良し、と今は考えています。
日本のファンは日本のファンなりのエリックの音楽の捉え方、
そして、それぞれ個人としての感じ方の違いがあって当然だと。

Spanish Fly Line Dance

2009-08-09 15:24:11 | Weblog
ラインダンスというと宝塚歌劇団やダンシングチームが
いっせいに足を挙げて踊るイメージがある。
アメリカではラインダンスというと皆で同じ振りで踊る事を指すらしい。
フォークダンスの如く、いろいろな曲で振り付けの教師が指導、
みんなで同じ踊りを楽しんでいる。

エリック・ベネイ、"Love&Life"の中の"Spanish Fly"
以前、"The Hunger"の振り付けを見たが、
今回のこの動画、踊っている所ばかりか、
細かいステップの解説まであり、けっこう笑える。

暑い夏、冷たいものばかり飲んで、ぐったりしていた日曜日。
ビリーズブートキャンプやラテンコアダンスは無理でも、
『スパニッシュフライ』のラインダンスなら、
ちょっとできそうな気がする。

Spanish Fly Line Dance (Dance & Walk Through)



エリック、ミルウォーキー時代のメンバーと共演

2009-08-08 19:39:10 | エリックベネイの日々&KyteVideo
ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のエリック・ベネイ。
かつては地元のクラブでバンドの歌手として活躍していた。
しかしながら、今はミルウォーキーでエリックのライブは、
ほとんどなくなってしまった。
昨年、『ラブ&ライフ』の発売に先駆けて、7/2に地元で行った
Newアルバムの発売記念ライブでは、
エリックの姉リサもバックコーラスに参加、
久々のライブとなった。

ところが、9/18に地元ミルウォーキーで、かつてバンドを組んでいた仲間達と
Pabst Theaterでの出演が決まった。

Becee Smith、80年代後半に最初にエリックがバンドを組んだGerard。
そのメンバーだった彼女は肺癌のステージ3と診断された。
彼女を励ますためにと昔のGerardのメンバーが集結する。
Eric Benet以外には、多くの地元のミュージシャン、
エリックの姉のリサと従兄弟のジョージ・ナッシュJr.も。
そして今、エリックと組んでいるケビン、グレッグ、
後にEW&Fのメンバーとなったジョニー・ジョンソン。

スミスとエリックは親しく、エリックの最初のアルバム2つは、
彼女にインスパイヤーされたとも言われている。

http://www.expressmilwaukee.com/blog-4105-eric-benet-gets-the-old-band-back-together.html

昨年、11月のデイブコズのカリブ海ジャズクルーズ、
Gerardのメンバーだったトッドが妻と乗り込んでいた。
トッドはエリックとステージで共演できるかと期待したようだが、
それは、叶わなかったようだ。
しかし、エリックは彼をステージに上げ、観客に紹介した。

今回の里帰り、Gerardとの共演は意外に思ったら、
Beccee Smithをチアーアップするためと知り、
エリック・ベネイらしいやり方だと思った。

Eric Benet - Femininity

2009-08-07 01:10:57 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
「それはなんでもいいそうです」少年がとりついだ。
「マーヤーにすぎないからです」
「マーヤーってなんだい」
「この世の仮のすがたです」と少年はこたえた。
「でもそれは、幻影にすぎないのです。大事なのはアトマンだけです」
「それじゃ、アトマンってなんだ」
僕の無知に少年はにっこりした。
「The soul. 個人の魂です」
アントニオ・タブッキ著 須賀敦子訳
『インド夜想曲』より

私はその場所で半ば、呆然と立ち尽くしていた。
周囲の熱狂は凄まじく、客席のエネルギーは最高潮に達していた。
エリック・ベネイはそれを受けて、どんどん勢いがついていく。
「Ladies、スクリームしよう!」
女性達の金切り声が場内にこだまする。

「この中にブラザーはいるのかな?」
「いるよ!」"Right here!"
エリックは、男性に"Femininity"と歌うように求める。
「いいね。でも、Bro.、もっと力強く歌って!」
この日、この時の1stショウ、どれだけの男性がいただろうか?
中央3列目にスタンディングしていた私の視界に入ったのは3人だけ。
最初は小さな歌い声だった。
その声が、より大きなうねりとなって室内全体へと広がっていく。
そして存在を消していたブラザー達は自信を取り戻し始める。

コーラスの渦の中で、女性にも歌うように要求する。
ラウンジ全体がエリックのクワイァーとなる。
エリック・ベネイの仕掛けた演出に皆がはまっていった。

この時、私は会場の人々と一体になっていたわけではない。
皆に合わせて詩を口ずさんでいたが、それは口先だけだった。
いったい何が起きているんだろうと、これからどう展開していくのかと、
わくわくすると言うよりも、一抹の不安のような物を感じながら、
取り残されたようにその場所にいた。

エリックは会場を縦横無尽に走り回り、観客を先導し、歌の指揮をする。
会場が一つになっている瞬間の中で、私の中ではどこか入り込めない、
立ち入れないという矛盾が生じていた。

"Femininity"
アメリカのファン達の間では最も人気の高い曲。
Eric Benetも、自分の曲でどの歌が好きかと聞かれて、
「どの曲とは言えないけれど、観客に喜ばれるのは、"Femininity"」
と言っている。
この曲の歌詞にアメリカのファン達は強く惹きつけられる。

ルームメートで共にエッセンスのエリックベネイのライブを観たリサに、
「時々、自分がほんとうにエリックの歌をどこまでわかっているのかって、
疑問に思うことがあるの。
歌詞の深い意味まで理解しているとは、思えないし。」

優しく微笑みながらリサは答えた。
「あなたが感じるままでいいのよ。
音楽には、言葉を超越する魂があるはずだから。」

Eric Benet - Femininity

金子三勇士「はじめてのクラシック」8/11,12

2009-08-05 00:00:26 | ピアニスト 金子三勇士
8/11,12、東京国際フォーラムホールAにて14:00より、
チャイコフスキーをテーマに「はじめてのクラシック」
という演奏会が行われる。
多くの方にクラシックに親しんで欲しいという趣旨の基、
料金は破格の¥1,000。
指揮は小林研一郎、解説は三枝成彰、ヴァイオリンが瀬崎明日香、
そしてピアノは金子三勇士、管弦楽は新日本フィルハーモニー交響楽団。

5月にチケットを購入した時はずいぶん先かと思ったが、
いよいよと来週の火、水と迫ってきた。
もちろん私は両日、伺います。
ほぼ満席に近い状態ですが、お席が若干なら残っていますので、
この日がお休みでまだご予定のない方はぜひ!
http://www.saegusa-s.co.jp/con090812tokyo.html

すでにこの公演、大阪で先月、行われた。
ネットで検索すると、もう観た方達の書き込みがたくさん上がってくる。
読みたいのはやまやまだが、そこはじっと我慢。
ここで、読んでしまったら、当日の新鮮な感動が味わえなくなる。

しかし、エリック・ベネイのニューオリンズでのライブを見て思ったのは、
エリックの来日の際、大阪のライブも観ておけば良かった、ということ。
やはりライブは観客と演奏者が一体となって作り出す。
そういう意味で今回の金子三勇士がオーケストラをバックに、
「チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番」を演奏した大阪公演も行くべきだった。
大阪の観客の反応も観てみたかった。

大阪公演は満席、完売となり、中高生達の姿も多かったという。
こういう少年少女達がこの日をきっかけにクラシックが好きになり、
この日の演奏会は、何十年にも渡って思い出に刻まれることだろう。

金子三勇士、ここのところの成長振りは目を見張るものがある。
今年に入ってから、ほぼ毎月のペースでリサイタルが行われている。
本人の才能や努力ももちろんだが、場数を重ね、
ステージでのアピアランスや演奏が、自信に満ち、完成度が更に深まってきている。
ストイックに貫いてきた彼の生き方、飛び抜けた資質に恵まれながら、
謙虚で他者に優しい彼の人柄が表れる。

これは書いてしまっても良いのかな?
最近、彼のブログを見つけてしまった。
同じ学校の後輩や同級生達が中心の投稿のようだ。
読んでいて感動する逸話が散りばめられている。
みんな、それぞれ真剣に練習に励み、曲の解釈に悩み、
また楽器は演奏者にとってのパートナー、慈しみ大切にしている。
その弦を切ってしまったエピソード、
また今回の演奏会用の新しい燕尾服が仕上がってきた時のこと、
そして演奏のあり方、技法についての質問などにも、
金子三勇士、丁寧にそして素直に語っている。
自分が苦労して学んだことも、惜しげもなく伝授している。

金子三勇士、昨年、晩秋以来のオーケストラとの共演。
しかも今回のバックは新日本フィル、
場所はエリック・ベネイが2007年9月、東京ジャズフェスティバルで
出演した東京国際フォーラムA。
来週のコンサートを思うと今からテンションが上がる。
号泣する準備はできている。

金子三勇士@シャネルネクサスホール5/30
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20090531
金子三勇士@シャネルネクサスホール6/27
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20090628


6月末のシャネルでのリサイタル、
金子三勇士のリストのソナタの演奏を聴き、
感極まり涙目になってしまった

エリック・ベネイは日焼けしていた!?

2009-08-04 08:23:53 | 私の日々
画像はEric Benet、Demonte、Dwele。

実家の母が白内障の手術を左目、右目と連日することになった。
手術後にすぐに視力が回復するのか、どうかわからないので、
病室に今回のニューオリンズの旅で撮った写真を持って行き見せた。

エリック・ベネイと私が並んだ写真を見て、母は言った。
「今回のエリックさん、ずいぶん色が黒いわね。」
返す言葉もない私。
77才になる母はほんとうに視力が落ちたんだなぁ、
いや、こんなことを言い出すなんてボケてしまったのだろうか、
と心配になる。

家に帰ってから、今までのエリックと撮った写真を較べてみる。
確かに今回のエリックベネイ、明らかに今までよりも色黒だ。
例えば、2007年9月中旬のブルーノート、
その時、私も夏の名残りで日焼けしていたせいか、
私との肌の色の差を余り感じない。

暗い場所、明るい場所で撮った違いかとも思ったが、
どれもライブの行われる室内で撮られた写真ばかり。
光源に大差はない。

Eric Benet、春頃から日差しの強い場所ばかりに出かけている。
フロリダ、サンディエゴ、そしてホットスプリングス。
やはり母は正しかった。
エリックは日焼けしていたのだ。

先日、恵比寿のソウルバー、ブラウンシュガーで、
DJの人が掛けていたレコードのジャケットを見せてくれた。
しかし字が小さいし、暗めの間接照明のせいか、
読み取れない。

マスターが老眼鏡を貸してくれる。
字がはっきりしてきた。
隣の席の方から最近作ったというメガネを拝借。
これまた、ものすごく良く見える。
最近、手元の物が字に限らず呆ける。
そしてそれが、日によって見え方に差があるので、
私も何か眼の病気なのかと疑ってしまった。

これははどうも単なる老眼らしい。
老眼は安定しているのではなく、体調により変るそうだ。

ソウルバーのカウンターでソウルミュージックではなく、
老眼について教えてもらった。

Eric Benet@FOX 7/26

2009-08-03 08:15:25 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
エリック・ベネイはカリフォルニア州のオークランド、フォックスシアターにて
7/26、レディシ、ミントコンディションらとライブを行った。
http://keepingitreal.typepad.com/keepingitreal/2009/07/concert-review-ledisi-eric-benet-mint-condition-at-the-fox-theatre-oakland.html

以下は上の記事とエリックベネイファンサイトのファンの投稿より

最初はLedisi、次はMint Condition。
エリック・ベネイはエッセンスの時と同じ服装、
ミッドナイトブルーのブレザー、スカイブルーのシャツ、
白のパンツ、白いフレームのサングラス、そして白い靴。
レディシとミントコンディションと較べると最初、
客席は静かだったそうだ。
その静けさは退屈だったからではなく、皆、じっと聴き入っていたからだった。

When You Think Of Me
Chocolate Legs
Don't Let Go
Spanish Fly

「チョコレートレッグ」では観客はワイルドに、
「スパニッシュフライ」では、エリックのダンスにうっとり。

その後、エリックは「みんながどれくらい僕のファンなのかテストしよう。
この曲はわかるかな?」
と1stアルバム、"True To Myself"から、"Let's Stay Together"
2ndアルバム、"A Day In The Life"から、"That's Just My Way"
観客の反応にエリックは満足した。

Spend My Life With You
You're The Only One

アンコールの定番、
Georgy Porgy
そこからマイケル・ジャクソンにトリビュート
Bille Jean
アンコールでは、Ledisiもステージに出て、参加したようだ。

エリックとは話はそれるが、記者の書いたリキャップに、
「売店でアルコールとホットドッグ、フィンガーフードなどを買おうとしたら、
カードはVISAかデビッドカードのみ。そして上限が$20。
しかたがないので、遠くのロビーにあるATMにまで現金を降ろしに行ったが、
手数料に$4も取られた。」
と書かれていた。
アメリカはカード社会のイメージがあったが、
先月行ったニューオリンズのエッセンスミュージックフェスティバル、
ルイジアナスーパードームもコンベンションセンターも、
皆、売店で現金で買物をしていた。
イベントにおいてはカードでなく現金を用意ということか。
しかし海外からアメリカのライブに行った私がそういう事情に疎いのはともかく、
現地のしかも音楽の記事を取材する立場の人でさえ、これを知らなかったとは。

また、ファンクラブの会員のリキャップに、
「酔っ払った女性が騒いで、エリックのステージに立ち塞がり、
視界を遮られた。彼女はステージに上ろうとして止められたが、
近くにいたので、ずっとイライラさせられた。
最後は彼女を見て、観客もエリックも笑っていて、ジョークになったけれど。」
日本でもこういう観客がたまにいる。
お笑い草で済まされる場合もあるが、度を過ぎると退場させられる。

7/3、エッセンスの時の"That's Just My Way"
この曲をライブで歌うのを聴いたのは初めてだった。
Eric Benet - That's Just My Way


「ドラマとして片付けるか、挑戦として受け止めるか」

2009-08-02 10:43:36 | エリック・ベネイ関連インタビュー
作者名の記載はないが、心理学、スピリチュアルな事象に関してのHP、
"U Creat All"の7/27の愛についてのエッセイに
エリック・ベネイ、"Still I Believe"が引用された。
http://reginaldc.me/relationships/how-to-recognize-the-difference-between-%E2%80%9Cdrama%E2%80%9D-and-challenges-in-a-relationship/

私達の誰もが過去を振り返り、人間関係(恋愛を伴う)
において何かを学んだと思うことがある。
もし、そういう経験をしていないのなら、幸運であるか、
あるいは、まだ若過ぎるかだ。

人生においてパートナーとの係わり合いは最も困難な挑戦だ。
なぜそれが難しいかは、様々な理由があるだろう。
恋をしている時は、自分の心を相手に許す。
自分自身の成熟度により、それは簡単にも難しくもなる。
その事を通し、自分の魂を鍛えることもできる。
ロマンティックな関係は、時に今までに経験したこともない、
修羅場へと変る。

かつてのハリウッド映画において愛とは、
二人が出会い、恋に落ち、ずっと幸せに暮らす、
何もかも薔薇色、怒りも、議論も問題も起きないというものだった。
しかし、私達の多くは、恋愛関係においてアップダウン、
たいへんな試練を経験している。

Eric Benetは、アルバム"Love & Life"の中の
"Still I Believe"で歌っている。
「天使になったり、獣になったり、
混乱したり、はっきりとしたり、
遠くまで行ってみたのに、そこには何もなく、
負けた時には忘れられ、気にも掛けられない
ロシアンルーレットのようなゲーム。
それでも、まだ僕は『愛』というものを信じたい」

エリックは愛について率直に歌っている。
いろいろな経験をした後、エリック・ベネイのように、
それでも真実の愛の存在を信じるか、
あるいは、もうパートナーとのいざこざはコリゴリと思うか、
どちらかになるだろう。

もしも自分がパートナーとの関係に疑問を感じているのなら、
相手とその事を解決するか、
または新しい相手を探すか。
しかしその問題を克服しない限り、
相手が変わっても、同じ間違いを繰り返すことになるだろう。
隣の芝生は青く見える。

自分自身を変えようとしない限り、
昨年と同じ問題が今年も出てくる。
一つの問題を解決しないと次に進めない。
もし同じ事で引っかかっているとしたら、それは自分を見直す時。
自分がいつも被害者に思えるのなら、
被害者意識を持つというのが、あなたの問題かもしれない。

愛し合う二人も議論をしたり、意見の異なる事はある。
その事で傷つけ合うこともある。
それを災難だったとして片付けてしまうか、
今後の糧としていくことができるか、
気付くことができるのは、あなた次第だ。
("U Creat All"より)

Eric Benet - Spend My Life With You@Essence7/3

2009-08-01 09:07:01 | エリック・ベネイライブ(日本以外)
7/3、ニューオリンズのルイジアナスーパードームの中のスーパーラウンジ。
9:45pmからのエリック・ベネイの1ショウ、定刻通りスタートした。

ファンクラブのメンバーはステージ正面、マイクの前を中心に
向かって左側に7時過ぎから陣取りをした。
9時位から、このコカコーラスーパーラウンジに向かって、
大勢の人が移動し始めて列ができる。
室内はどんどん混雑し始めた。
スタンディングのショウがすし詰めでぎっしり。
中央3列目にいた私は右前方に背の高い男性がいて、
後ろからはどんどん押されてくる。
時間とともにこれ以上混雑してくるのかと思ったら、
その後は入り口で警備の人が入場制限を行ったらしい。

このスーパーラウンジ、キャパを500人とも300人とも聞いていたが、
ぎっしり詰まっても、400人位かと思う。
この時、メインステージでは、John Legend、
その他のスーパーラウンジでは、Sharon Jones and the Dap-Kings、
Dewele、Solangeなどが出演していた。
こういう時間帯に自分のショウが満室となり、
熱狂的な観客に迎えられたエリック、かなり気分良かったと思う。

他のスーパーラウンジの中には空いているところもあったらしい。
勘違いして、そこにいてエリックベネイの1stを見過ごしたファンがいた。
「エリックのショウがあんなにすいているはずないんだから、
おかしいって思ったのよ。その時、気付けばよかったんだけど。」
こういう事を私はやりかねない。
現地の人でもこんな間違いをするのかと思った。

ファンクラブの代表のトロイリン、99年からのメンバーのガブリエル、
この日の観客は今まででベストとも言える、と後で話していた。
そんな中でエリック・ベネイ、予定になかった"Spend My Life With You"
パートナーなしでデュエット曲を一人で歌いだした。
タミアの部分もエリックが歌うが、観客も手伝う。

全員がバックコーラス化した。
エリックもマイクを向けて自分は歌わず、観衆に歌わせる。
この曲はウェディングソングとして絶大な人気がある。
ラジオ局にリクエストとして今も毎日、掛かるそうだ。

この日のライブ、ファンクラブのメンバーは全部の曲を歌っていたが、
"Spend My Life"に関しては、スーパーラウンジ全員の合唱になり、
Eric Benet、とても満足そうにこの曲を終えた。

Eric Benet - Spend My Life With You