Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

8月最後の週末の宵

2009-08-31 22:29:27 | 私の日々
画像はフットボールのポーズをとるスタジアムでのエリック・ベネイとデモンテ。

夫が高校時代の友人S君とその新妻Kちゃん、
そしてその友人のM君と野球を観に行くと言う。
野球音痴の私は恵比寿『ブラウンシュガー』で待ち合わせ。
9時半頃に着いたが夫達はまだ現れない。
マスターとコットンクラブ、9月のMAZEのライブの話などをしながら待つ。
「何の試合を観に行っているんですか?」
「知りません」
「球場はどこ?」
「わかりません」
「ご主人はどこのファン?」
「さぁ・・・」

野球の話はまるで要領を得ない私。
10時頃に夫は友人達と登場。
ヤクルト、中日戦を神宮で観ていたそうです。

S君が相当なソウルファンであることは知っていたが、
初対面のお二人KちゃんとM君もメチャクチャ詳しかった。
5人でイントロ当てクイズ状態。
最初に一人が曲名を言うと、他の4人が次々と、
その曲のバックには誰が入っているとか、曲にまつわるエピソードが始まる。

DJのKさんが更にこのクイズを複雑な物にしてきた。
「ルーサーの曲なんだけど、声もそっくり。だれがカバーしてるんだろう?」
「アッシャーです」
「アッシャーは写真で見るとたいしたことないけど、映像だとフェロモンが凄いよね。」

M君「フォープレイのクリスマスアルバムで唄っているエリックベネイっていいですね。」
「うん、エリックはいいわよ~」と私。
「僕、ファンなんだけど、エリックのこと知っている人、初めて会った。」ですって!

"Stay Gold"が掛かる。
「コッポラ監督の父親が作曲、そしてスティーヴィー・ワンダーが歌ったけど、
著作権でもめて当時は発売されなかったよね。」
「『アウトサイダー』、この映画、とても良かった。泣けたね。」
いつまでも子供の時の美しい気持ちを大切にしたいというテーマソング、
「ステイ ゴールド」

シャラマーの曲が掛かる。
「ジョディー・ワトリーがいた時?」
「ううん、もういなかった。」

「シャラマーはソーラーレコードに所属していたんだよね。」
「今、そこの社長の娘だったキャロル・グリフィーがシャラマーでやってるよ。」
「何でそんなの知ってるの?」
「だってmyspaceでフレンドだもん。
ジョディーの方は『私がシャラマーを通して学んだことは、
アーティストは弁護士の立会いなしに契約を結んではいけないという事だった』
って自分のプロフィールに書いていた。」

Kちゃん「あっ、これ『ジャッキー・ブラウン』!大好きな映画なんだ!」
一回り以上年下なのに彼女はやたら詳しい。
スチュワーデスで運び屋、パム・グリアが一攫千金を狙って仕掛けるストーリー。
「私も観た!タランティーノって音楽に拘りあるわよね。」
タランティーノ監督作品で、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマンが出てくる、
あれって何だっけ?
ブルース・ウィルスもサミュエル・ジャクソンもいた。
しばらくみんなで考えるが出てこない。
「パルプ・フィクション」でした。

その他、夫とS君はブラザースジョンソンのライブ、
感動の余り3日続けて二人で行った20才の時のこと、
20代の頃、ロサンジェルスのロキシーでクルセーダースを観に行ったら、
アル・ジャロウ、そして隣のテーブルからラリー・カールトンが飛び入りした、
などと懐かしい話が尽きない。

夫とS君と私は同じ年なのだが、シカゴの来日がキャンセルになったのはいつだったか、
という話になる。
「私は高1の時、武道館で観たな。」それは二回目の来日では?と言われる。
はるか昔のことなので、皆、記憶があいまいだ。
いや、年取ると最近のことは忘れて、昔のことばかり覚えてるなんて。

アースウィンド&ファイアーのメンバーで誰が好きか。
「エモーションズは絶対シーラがいい。」とか。
シーラはコットンのライブの時、熱烈な声援を送っていたら、
退場の時、客席の私のところにハグしに来てくれて、益々ファンに。

「マーカス・ミラー、ラリー・カールトンはバックで入るといいけど、
単体だとちょっとあきるね。」なんて。
ファルセットが巧いのは誰か、あるいは誰のファルセットが好みか?
これはちょっと譲れない、やはりエリック・ベネイでしょう。

ストーンズの初来日のコンサート、キャンセルになったけれど、
払い戻ししないで記念にチケットを取ってあるなんて話も。

昔話だけではない。最近の話題も。
ジェフリー・オズボーンの「ラブバラード」が掛かる。
夫「コットンクラブでデュエットしちゃったぜ。」
コットンで"You Should Be Mine"をジェフリーと一緒にワンフレーズ歌わせて貰った。
客席数の少ないコットンクラブにはこういうサプライズがあるのが魅力だ。
「『ラブバラード』はジョージ・ベンソンの方が好きだ。」と誰かが。

Eric Benet"Spiritual Thang"、そして来月、ライブに行く
MAZEの曲など掛けてくれるので誰も腰を上げない。
気が付くと、時計は一時半。

最初は皆、好きな飲み物を2杯ずつ。
その後、ワインを2本。
そして最後はお別れにマルガリータ、ギムレット、ドライマティーニ、
ジンライム、ダイキュリーをそれぞれ一杯ずつ。
バーテンダー泣かせの注文。
料理も自家製オイルサーディン、ブータンノワール、ピクルス、
手打ちピザも美味しく、しっかり食べて大満足の夜が終わった。
外に出るともう秋の風。
盛りだくさんだった今年の夏が終わった。
いや、9/26のMAZEをもって晩夏の〆にしたい。