Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

そうだ、韓国へ行こう!

2011-03-28 00:04:15 | エリックべネイ、2011年来日へ
地震の後もずっと次々と混乱が続いている日本。
各国の大使館の対応、本国から日本へ旅行する人に対してのガイダンスに注目していた。
だんだんとこれはエリック・べネイの来日は難しい、
またこういう状況で来させるのも気の毒なのではないかと
自分の中でも何を考えているのか良くわからなくなってきていた。
予感がしていたので19日の朝に来日が延期されたと知った時には、
覚悟もしていたゆえに淡々と受け止めたつもりだった。

それが数日経つ内に何ともあきらめきれない、
これで終わって良いのだろうかという気持ちが自分の中で湧きあがって来た。
ある朝起きた私は「そうだ、韓国へ行こう!」と思い立った。

私はとんでもない考えに取りつかれたのだろうか?
エリックのライブを東京、横浜で7ショウ観るつもりでいた。
そのエリック預金を使えば韓国往復のエア、ホテル、コンサート代はまかなえる。
時間的にも羽田から2時間半のフライト、羽田から着く金浦空港から市内までは約40分。
コンサートチケットさえ押さえられれば無謀な計画とはいえない。

羽田から15時の飛行機がベストだが、それに乗るとソウル到着は18時少し前。
ライブの開始時間は20時から。
空港で日本からの乗客に対して厳しい検査があるかもしれないし、
飛行機が少しでも遅れればとても夜8時のライブに間に合わなくなる。
それでは何のために行ったのかわからない。
また今の日本が不安定な時期、フライトは週単位で時刻表が決まる。
そして当日、フライトの時間が変わることもある。
したがって多少飛行機が遅れてもコンサートに間に合う時間帯のフライトを選びたい。

その前の飛行機は13時過ぎ。
ところがこの便、3月はあっても4月にはない。
4月のタイムテーブルだと15時の前のフライトは12:20しかない。
この便に乗るためのチェックインは10:20になるかと思うが
ギリギリで11時前には空港に着けそうだ。

値段を調べるとその更に前の12時のアシアナ航空のフライトよりも
12時20分の大韓航空のフライトは2万円も高くなる。
「20分のために2万円・・・」何とか頑張って12時のフライトに乗りたい。

コンサートチケットはどうしよう?
韓国通のEさんにメール。調べてもらうことに。
Eさんも一緒に行けるかもしれない。

会場のHPを見るとハングル文字ばかりで英語のサイトにジャンプできない。
しかし様子を見る内に渋谷アックスのような余り大きめでないスタンディングの会場だとわかってきた。
この規模なら日本のライブがなくなれば、LAからここだけに行く採算が取れずに、
日本と同時に消滅する可能性が高いと思えてきた。

そこで一反あきらめかけたが、日本語でもう一度検索してみる。
すると韓流スターのファンの方のページにこの会場の詳細があるではないか。
1700名収容できる会場とある。
それならキャンセルもないだろう。

翌日、Eさんからもやはり15時のフライトで着いてから会場に向かうのでは、
交通渋滞もありやや難しいと教えていただく。
また会場は市内中心部からは多少離れているが、韓国はタクシーが安いので、
ホテルからタクシーで行くのが良いとのアドバイス。
かなり盛り上がって来てアメリカのファンクラブの代表、トロイリンにも
「私と夫とEさんとで韓国に行くからね。エリックがアジアに来ているのに見逃すなんてできないわ!」
と書いて送った。
エリックに会えたら日本のファンに向けてのヴィデオレターも撮るぞとテンションが上がってきた。

翌朝起きるとトロイリンからメール。
「韓国のライブも延期になったのよ。残念ね。新しい日程が決まったらすぐに連絡するわ。」
がっかりもしたが、東京のライブがなくなった時から余り失望しないように、
こういうこともあるかと自分を抑えていたので「そうか・・・」という感じだった。

それでもたった3日間だけだったが「韓国にいくぞ!」とテンションが高くなっていたおかげか、
少し元気が出てきた。
ソウルまでは2時間半余りのフライト、一泊でも羽田からなら行けることもわかったから、
次回はぜひ、エリックの人気の高い熱い国、韓国でのライブも体験してみたい。