Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

FRANK MCCOMB 3/5 2nd @コットンクラブ

2011-03-06 14:55:43 | その他のライブ


最初にエリックべネイのファンの視点から、この日のライブを私的に書いた文章なので、
フランクファンの方には期待できる内容ではないことをお断りしておきます。

エリック・べネイのアメリカのファン達がみんな、大好きなフランク・マッコム。
顔は全然似てないし、声はスティービーみたいに聴こえる時もある。
「フランクのショウに行く」と、facebookに出すと
早速何人かのエリックべネイファンクラブの仲間達から、
「彼は素晴らしいわよ。」「よろしく伝えてね!」などと連絡が入る。
アメリカのエリックファンがどうしてこんなにフランクが好きなのか、
昨日のライブを観て分かった気がした。

事情があってセカンドショウの始まる30分ほど前にコットンクラブに着くと、
懐かしいメンバーがもう席には揃っている。
エリック・べネイのファンとしてこのブログを通じて知り合ったEtsuさん、Etsuさんのお友達のR子ちゃん、
この二人と何と一昨年のエリックべネイ、クリスマスの日のセカンドショウで同席して、
それ以来、一緒にライブを観に行くようになったというK君。
K君はクリスマスに素晴らしい「ライブ友」をエリックからプレゼントされた。
そしてやはりこのブログを通じて知り合い、2009年のニューオリンズ、
エッセンスフェスティバルで初めて会ったnkmrakikoさんが、
この日の予約、席取り、清算、写真撮影まで一切を仕切ってくれた。
彼女のツイッタ―仲間のKさん、家の夫と後輩のT君、総勢、8名で観る。
エリックで繋がるご縁の方達とフランク・マッコムに集合して立ち合っていると思うと、
私の中では感慨もひとしお。

ショウの始まる前に前方スクリーンにエリックの4月のライブのプロモーション映像が始まる。
グランドピアノが視界を遮って見えないので思わず立ち上がって見とれてしまった。
エリックのライブが一ヶ月後に迫っていることが実感として沸いてきた。

軽い前菜を摘まみつつ、そろそろ開始時間が迫っているかなと振り返ると、
後ろのラウンジでフランク達が和やかに食事をしている。
K君に「ブルーノートでナイル・ロジャースも後方の客席の間を歩き回りながら、
楽しそうに観客の様子を見ていたなぁ。」と呟くと、
「寛いでライブを楽しんでいるアーティストと登場する時のファン達の感動や
緊張を大切にするアーティストとどっちがいいでしょうかね?」中々深い指摘。
エリックはそういう意味では圧倒的に後者。

フランク・マッコム、最初はスタンウェイのグランドピアノの前に座り歌い始める。
バンド編成はドラムスとベース、そしてパーカッショニスト。
全員のレベルが高く独特な世界、奥行きの深いサウンドが展開していく。
フランクを含め、とにかく全員がカッコイイ。
途中時々、会話を挟むのだがフランク・マッコムがフランク(?)に自然に話す語り口がいい。

「日本にいると時間の経つのが早く感じるね。
たまにはみんな、ちょっとゆっくり過ごすのもいいかもしれないよ。
そんな時には僕の曲を聴いて。」

終了後、終電の時間もそろそろなので、ご一緒した人達が「では、また来月にね。」
を合言葉に帰っていく。
「ん?来月に?」とは?
そうそう、この日に来た全員がエリックのライブにもやってくるのでした。

残ったメンバーでサイン会へ。
アメリカのエリックべネイファンクラブ代表のトロイリンから「よろしく!」と言うメッセージを
フランクに伝え一緒に記念撮影。

最後にサイン会に並んだ人たちのフランクへの別れ際の合言葉が、
"Come back soon!"
「嬉しいねぇ、日本のみんながそう言ってくれて。」
「今の聞いた?この三つの単語をみんな、僕に言ってくれるよ。」
とコットンクラブのスタッフにアピールするフランク。

写真で観ると決してハンサムではないけれど、ステージの上ではオーラ満載。
どきっとするようなカリスマがある。
ステージを降りた時のファンとの語らいでは素朴な人柄が感じられる。
こんなところがエリックと共通しているのかもしれない。

にわかファンなので曲の深い内容まではわからなかったが、
彼の心の優しさが自然と歌に滲み出ているように感じ、
プロ中のプロとも言える職人芸が生み出すサウンドに酔った
たっぷり満足のライブでした。

それでは、この日、ご一緒した方、そうでなかった方も、
来月のエリックべネイのライブでお会いできるのを楽しみにしています!