Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

ラトリエ・ド・ジョエル・ロプション

2011-01-15 15:31:21 | 年末年始のPARIS
山下さんの農園を出発しパリ市内へと向かう。
走りながらCDで掛かったのはお嬢さんのEちゃんお気に入りのコニ―・タルボットのアルバム。
イギリス版アメリカンアイドルで人気が出た少女。
スタンダードなナンバーが入っている。
EちゃんはこのCDの曲の歌詞を全部、暗記していてずっと歌っている。
時々、CDなのか彼女の歌い声なのか区別がつかないほど巧い。
私も知っている曲ばかりなので楽しくバックアップコーラスをしていると、
ほどなく凱旋門付近のロータリーへ。

イギリスでもこういうスタイル、東京近辺では国立にもあるが、
信号がなくて車が回りながら進行方向へと道を選んでいく。
ふと見ると車だらけ。何の秩序もなさそうに見える。
ここから脱出できるのかと思ったら、山下さんはさすが。
見事に切り抜けて道を拓いた。

着いた場所、何と前日リンダとお茶を飲んだカフェの前だった。
今回、夕食をするのはその地下にある日本のシェフが抜擢され昨秋に再オープンした
"l'atelier de joel robuchon"とのこと。
1月1日、お休みのレストランも多く、予約が立て込んでいる中、
山下さんが予約して下さった。

ご一緒するのは山下さんのお知り合いの編集者の女性と
ワインのお仕事をされている女性、そしてその彼。
全部で8名の夕食会となる。
お食事はお任せメニュー。
韓流スターのようなイケメンのシェフ、ご挨拶にみえたが、あいにくこの日は、
休日のため、この後お店を離れられるとのこと。

最初に出たのが確か、これ。
中にスプーンを入れるとキャビアがぐさっと。

次にフォアグラのオ―レのような物を頂いた気が。
トリュフの前菜も。

そしてフォアグラとトリュフのサラダ。
フォアグラを包んだワンタンにトリュフが散ったスープ。

京都の懐石で松茸の時期に行くと松茸尽くしになるが、
今の時期、パリだとフォアグラ、トリュフ尽くしになるのだろうか。
フォアグラは好きだが、さすがにフォアグラのワンタンあたりで少しもたれてきた。

その後、ギンダラに木の芽と花穂が添えられ、
西京味噌ベースのソースに柚子のソースが散ったお魚料理。
う~ん、微妙だ。

次はチョイスできるので夫は小羊、私は鳩。
小羊は東京では食べられない味だと思ったが、さすがにもうお腹が一杯に。

デザート、最初はフルーツ風味のグラニテ、

次にアイスクリーム、

最後はムースショコラ。

この辺、ほとんど記憶があいまい・・・
デザートは別腹だから食べられると豪語している私。
お好みをチョイスの時はずうずうしく「全部を少しづつ。」と言っている。
しかし、最後のムースショコラ、完食には至らなかった。

全体的に和風を意識して懐石風に少しづつ、美しい物が運ばれてくる。
「よねむら」も似たスタイルだと思うが、同じ食材は使われない。
それに対しこちらはフォアグラ、トリュフの大盤振舞。

お店の人達はとても感じが良かった。
お値段は昨年、京橋のシェイノで食べたクリスマスディナーと同じ位でした。
旅行に出たら一度くらいはご当地で評判のお店でしっかりとしたディナーもしたい。
そういう意味では大満足。
満席で人気のお店の予約、
しかもレストランがお休みに入り、お席の取りづらい1月1日に取って下さった山下さんに感謝。
Eちゃんと山下夫人に「また会いましょう!」とご挨拶、
山下さんとは今年の2月の日本での再会をお約束してお別れした。

山下家の皆さま、楽しい時間をほんとうにありがとうございました。
フランスへ旅行される方はぜひ山下農園にいらしてみて下さい。
http://a.yamashita.free.fr/
なお山下さんはマイクロソフトオフィスのマック版コマーシャルにも登場しています。
http://www.microsoft.com/japan/mac/