Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード13・14 トップ16

2010-12-26 09:23:59 | アメリカンダンスアイドル
今回から視聴者の投票になる。
審査員はメアリー、ナイジェル、アダム。
客席にはシーズン5のトップ10達が来ている。

カレンとケヴィン。
カレンは夫のマシューと地方予選を受けていた。
ペアのダンスではマシューも抜き出ていたが、ソロの振り付けに付いてこられず脱落。
カレンがラスベガスまで進んだ後、結局二人は離婚したそうだ。
ケヴィンは中国やロンドン、イタリアでも公演し各国で掴んだ物もダンスに生かしていると話す。
マリア・トーラスの振り付けでハッスル。
私が高校生時代にヴァンプと共に流行ったハッスル。
こうやってジャンルとして確立しているのには驚いた。
70年代初め、トラヴォルタの「サタデ―ナイトフィーバー」風のダンスと解説あり。
"Come To Me"France Jali、70年代のディスコの雰囲気が良く出ている。
カレン、ひたすら巧い。ケヴィンのキレもいい。
ヒートアップしてきて、もっと観たいと思うところで終了。
最後のリフトからカレンを下ろすところで危うく落としそうに。
しかしそれも演技の延長として終えた。
この二人は今回、驀進している。
審査員にも好評。

アシュリーとジェイコブ
マンディー・ムーアの振り付けでジャズ。
ステッキが小道具。
アシュリーの素顔が紹介されるが日常の姿の方が親しみを感じる。
Frankie Goes To Hollywood "Relax"
「役になり切っていた。」とナイジェル。

ポーリンとピーター
JT.&トーマスの振り付けでクイックステップ。
海軍の兵士がフラガールに夢中になるという設定。
タップダンサーで一人残ったピーターが健闘している。
オリエンタルなポーリーンもフラガールという役どころにはまっている。
「技術面では未熟だがエンターテイメント性があった。」と審査員。
クイックステップはダンサー泣かせだ。

キャスリンとレガシー
アンディーのブロードウェイ。
この二人もどんどん頭角を表して特に目立たなかったキャスリンが上達している。
しかしながら審査員からは「ジャングルブックのキャラクターの女性にしては、
可愛らし過ぎる演技だった。」と不評。

ここまで観て4組とも時間を積み重ねたことでペアとしての相性が抜群になっていると思った。

チャニングとビクター
スティシーのコンテ。
二人とも前回に相手が脱落して組むことになった新しいペア。
一つ一つの動きが美しく決まっていてそれぞれの良さも引き出されていた。
しかし感情移入の面ではどうだろうか。

エレノアとライアン
リル・Cのヒップホップ。
社交ダンスのライアンにとっては正反対の分野を踊ることになる。
この日の悪い意味での一番のダンスになってしまった。
まだせめてタビサ&ナポレオンのヒップホップならこなせたと思うが、
よりによってリル・C。
「一番、厳しいチャレンジをこなした。」とアダムがフォロー。
コアマッスルを絶対緩めない社交ダンスに対してヒップホップは反対に力を抜かなければならない。
二人のことを応援しているだけに残念な結果。

モリ―とネイサン
グルターボの振り付けでサルサ
モリ―は方耳が聞こえず手術もしたが治らず補聴器も合わないので
聴こえる耳だけで生活しているそうだ。
根っから楽天的に見える彼女にそんな苦労があったとは。
この二人のダンスも余り良い結果には終わらなかった。
それぞれも二人のペアとしても調和が取れていない、サルサの雰囲気が出ていない。
ナイジェル「この教訓を生かして欲しい。」

ノエルとラッセル
シーンの振り付けでアフロジャズ
アフリカンダンスとジャズのミックス、蛙と女王の物語。
「難しいけど僕はファイターだからやり通してみせる。」とラッセル。
シーンも「2人は長所をお互いに引き出し、欠点を補い合える最高のペア。」
観ていて心奪われるこの日の最高のダンス。
ラッセルのこの躍動感は何だろう。まさにぴったりの役だ。
ノエルもしっかりと付いてきている。
ミステリアスなドラムやリズムに合った二人の演技に魅了される。
「心に響くものがあった。圧巻だった。」とメアリー。

今回のトップな演技はカレンとケヴィン、ラッセルとノエル、
ワーストはモリ―とネイサン、ライアンとエレノアかと思っていたら、
審査員がそれを言ってしまった。
番組中で予想を言うと脱落と言われたペアには同情票が集まったり、
反対に楽勝と言われたペアには安心して投票しないパターンになることがある。

リザルトショウ、結果発表。
デイブ・スコットの振り付けでトップ16全員の演技。
その後審査員から視聴者の投票に対する不満のコメントが続く。
「ダンスの良し悪しではなく、人気投票になる。」と。
結果発表が予想外の展開になったと受け取れる。

ワーストはライアンとカレン、ポーリンとピーター、カレンとケヴィン。
やっぱりこの番組に投票するのはティーンエイジャーが多いのだろうか。
余り芳しくない演技を見せたモリ―とネイサンが通過し、
カレンとケヴィンがワーストに入ってしまった。

ワースト3組のソロが始まる。
ライアンはボールルームダンサーだが充分見応えのあるソロを見せ納得させた。
カレンの体の奥底からこみあげてくるような気迫。
この番組に出たことで夫とも別れた、もう失うものは何もない。
この瞬間だけに賭けている。
ケヴィンも独自のヒップホップをソロで爆発させる。
ピーター、最高のタップを見せたが、やはりタップダンサーは弱かった。
エレノアとポーリン、どちらも良い勝負だと思ったし、投票で通過してしまった
キャサリンやノエル、チェニングよりも優れた部分も見せている。
結果はポーリーン。
「アメリカンダンスアイドル」では、ペアで力量と人気を備えた相手と組むと、
上位まで食い込める運のいいダンサーが出る。
しかしそれもその人の持つ才能や実力の一部とも言える。

視聴者の投票になると審査員は気楽になるようでいて、
この段階は最後の決断をゆだねられるだけに苦渋の選択になる。
また視聴者の投票が始まるとダンサーの技術だけでなく、キャラクターの人気度も
重要になってくる。