Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード10 トップ20 ハリウッド

2010-12-13 00:05:10 | アメリカンダンスアイドル
トップ20がハリウッドの会場へとやってきた。
メアリー・マーフィーとナイジェル・リスゴーに加えてアダム・シャンクマンがゲスト。
そして今回は今までのシーズン通して初めての試み。
審査なしでトップ20がそれぞれ自分の得意分野の演技を披露する。

今までトップ20に選ばれたのに、その第一回目であっけなく敗退する人の落胆ぶりは
観ていて気の毒なほどだった。
せっかく選ばれたのなら一度は自分の特技を思いっきり披露させてあげたいという粋な計らい。

最初は全員での演技。
振り付けはウェイド・ロブソン。
30年代風のカフェの気だるい雰囲気を表現するダンス。
それぞれが個性のあるダンスを見せつつ様々な人種が合わさって生み出す全体のハーモニーが素晴らしい。

二つ目はタバサ&ナポレオンの振り付けでヒップホップ。
初めてクランパーとしてここまで勝ち抜いてきたラッセル。
独特の味のあるヒップホップのケヴィン。
Bボーイで殻を破って勝ち抜いてきたレガシー。
「この3人は凄いよ。今回、教えることは何もない。
説明するだけで三人ともわかっちゃうからね。」とナポレオン。
「でもやっていくうちに問題点も出てきたわ。
三人とも個性が強いからそこから一体感をいかに出していくか。」とタバサ。
大技の連発。
一人一人、そして全体を通しても見事に表現されていた。
難しい技もたっぷり。ステージの枠を越えて躍動感が飛び出してくる。
観ていて目が離せない。
三人ともそれぞれナイジェルから絶賛される。
メアリーも叫んでいる。
振り付けたタバサも喜びで涙目に。

タイス・ディオリオの振り付けでブロードウェイ。
アリソン、ネイサン、ジェイコブ、チャニング。
「それぞれの今までに経験してきた悲しみを表現して欲しい。演技力が問われる。」とタイス。
「大げさにならないように、それでも心の内をいかに表すか。」とジェイコブ。
曲は"Crying" 美しくて感動的なダンス。
チャニングは男っぽいと言われてきたが、このパーフォーマンスでは女らしさを見せた。
シーズン5のオーディションで年齢制限のために次に進めずシーズン6のオーディション抜きで、
ラスベガス予選参加の切符を手にしたネイサン。
期待通りの演技を見せている。
タイスも演技を見て微笑みながらも涙。

タップダンサーが今回初めてトップ20に入った。
しかも三人も。
ビアンカ、ピーター、フィリップ。
振り付けはデリック。
エラ・フィッツジェラルドの"Take the A Train"
これから先、トップ20の審査にタップは持ち込まれない。
それだけにこの三人は自分の専門分野で思いっきり弾けた。

モリ―、ポーリン、エレノアはソーニャの振り付けでジャズ。
いつもダークな雰囲気の振り付けのソーニャ。
今回は明るくてお茶目なダンス。それでもところどころにソーニャらしい動きがある。

マンディー・ムーアのコンテンポラリー。
ビクター、ノエル、ビリー、キャスリン。
大人っぽい人も話すと子供っぽさが抜けない。
みんな若い。20才前後。
トップ20に至るまでのソロの審査でビリーはアダムを大泣きさせていた。
曲は"Viva La Vita" 人生の喜びが表現される。
男性二人のリード。ダイナミックな動き、そして4人のコンビネーションがピッタリと決まる。
マンディーはダンサーの個性を引き出すのに長けているといつも思う。
アダム「みんな、これ以上、上手になったらどうなっちゃうんだ?」

ラテンダンサーが3人いる。
アシュレイとライアンの夫婦、夫婦で参加して夫は残念ながら敗退したカレン。
ジェイソン・ギルクソンの振り付けで三人で踊るラテンとは?
番組初の試み。
女性二人が一人の男性を取り合う設定。
三人とも楽しそう。ライアンが二人の女性を相手にするのに充分なだけの風格がある。

みんな、自分の分野でいきいきと輝いている。
通して観てやはり一番個人的に気に入ったのはヒップホップ、マンディーのコンテ、
ラテンも良かった。

次回からはトップ20、闘いが始まる。
こういう形でそれぞれが自分のダンスを披露できた今回、
ここまで勝ち残ってきた雄姿を讃える素晴らしい試みだと思った。