Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

It's Eric Benet's "Time" To Shine

2010-12-07 00:00:23 | "Lost In Time"発売まで
Soul Bounceの12/3のレビュー
http://soulbounce.com/soul/2010/12/its_eric_benets_time_to_shine.php

Soul Bounce 12/3 「今、エリックべネイが輝く時」
Eric Benet’s "Time" To Shine

ニューアルバム、”Lost In Time”で
エリック・べネイのミュージカルマシンは私達を
ファンキーでソウルフルな70年代へとタイムスリップさせる。
他のアーティストのこの手のアルバムは古めかしいばかりで全くいただけない。
しかしエリックはこれを完璧にやり遂げた。
オールドスクールとコンテンポラリーの間の作品群、
多くは今までも安易に作り出されてきた。
しかしべネイはアルバム作成にあたって、
自分が影響を受け感動を与えられたかつての音楽への憧憬を忠実な形で体現した。

べネイの歌手としての才能に改めて驚かされる。ほんとうに歌が巧い。
アップテンポな曲、スローな曲、それぞれ自分らしいフレーバーを添えて
自信と安らぎを持って表現している。
今時の多くの歌手達に少しでも彼を見習ってくれればと思う。
特筆すべきもう一点は、このアルバムを彩るゲスト達だ。
今までのアルバムでも素晴らしいゲストを迎えていたが、
今回はFaith Evans, Eddie Levert, Chrisette Michele、
そしてエリックの18才になった娘のインディア。

The O’Jaysのエディー・リバートの曲にあなたは首ったけになるだろう。
エディーとエリックの歌う”Paid”はオージェイズの”Backstabbers””を思い出させる。
二人の掛け合いのデュエット。
二人の声は相乗効果を生み出しそれぞれの良さを引き出している。
フェイス・エヴァンス(”Feel Good”)レディシ(“Good Life”)とのデュエットも楽しく、
気分を高揚させる。
どれもこのアルバムの一押しの曲と言えなくても充分楽しめる曲だ。

べネイのアップテンポな曲もいいが、やはりスローな曲を歌う時に彼は輝く。
シングルカットされた”Sometimes I Cry”では一段とべネイのヴォーカルが冴える。
愛する人との破局、過去を悔み懐かしむこの曲。
アルバムの一曲目は、2008年のべネイのヒット曲、”You’re The Only One”が
思い起こされる。
そしてスタイリスティックスの”Break Up To Make Up”もまた連想させる。

ネットのテクノロジーの進歩のおかげで“Lost In Time”の中の曲は、
様々な入手の方法がある。
ターゲットでは二つのCDとは異なる曲を購入することができる。
“Lady””Last Train”、そしてiTunesもまた違う曲、”Better and Better””I Might"。
“Better and Better"は2002年のべネイのリリースされなかったアルバムからの曲。
これらの曲が陽の目をみることができたのは、ファンからの要望が高かったからだ。