Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン6 エピソード12 トップ18

2010-12-22 07:47:59 | アメリカンダンスアイドル
トップ18、審査員はメアリーとナイジェル、そしてアダム。
視聴者の投票はなし、審査員が脱落者を決める。

ノエルとラッセル
シムズの振り付けでテニスがテーマのヒップホップ。
シムズは映画作品の振り付けを手掛けてきている。
ラッセルがキレ良く決まるが、CGばりの動きが速すぎて、
二人がついていけない感じが否めない。
小道具のテニスラケット、この番組を観てきて小道具の扱いというのは難しく、
下手に使うと返ってあだになる場面も多々あった。

アシュレイとジェイコブ
ウィンナワルツ、トニーとメラニーの振り付け。
結婚式の後のファーストダンスがテーマ。
ジェイコブ、専門外なのに巧い。アシュレイもあでやか。
アシュレイは番組を通してどんどん洗練されたダンサーへとなっていく。
アダムからダンサーではなく振り付け師への注文が出る。
リストが多いが、技よりもステップの部分に力を入れ、
もっとステージを大きく使って欲しかった、興ざめする瞬間があったと。
確かに観ていてダンスに入り込めない場面があった。
審査員が振り付け師に真っ向から意見を言うのは珍しい。

ビアンカとビクター
タイス・ディオリオの振り付けでブロードウェイ。
カラー・パープルの中の教会に精霊が降臨する場面。
アフリカ系のビアンカにはピッタリの作品、コンテのビクターも頑張っていたが、
「ダンスは教えられた通りに踊れていたが、テーマである礼拝に来た教会の人々が、
クレージーに歌い踊るソウルが出ていない。」と審査員から。

三つの作品ともダンスを踊り切れていない印象が拭えない。
ナイジェルから「与えられた作品の役を振り付けを越えて膨らませる。
それがダンサーの仕事のはず。」

モリ―とネイサン
ナクールの振り付けでボリウッド。
シーズン4のジョシュアとケイティーでブレークしたボリウッド。
インド映画のハリウッド風ダンス。
ネイサンの動きはジョシュアとは全く違った新しいボリウッドの魅力が開いた。

フィリップとチャニング
トニーとメラニーの振り付けでサンバ。
タップダンサーのフィリップにサンバのリズムが合っている。
男っぽいと言われるチャニングの鍛え上げた体にも意外にサンバはマッチ。
しかし審査員からは「苦戦していることが周りからわかってしまう。
ダンサーは決してストラグルを見せてはいけない。」
情熱的なサンバには遠い演技だった。

カレンとケヴィン
タバサとナポレオンのヒップホップ。
車の修理工とお客のシチュエーション。
この日の一番のヒットダンスだった。
ケヴィンがヒップホップ系ダンサー三人の中で頭角を現わしてきた。
社交ダンサーのカレン、どの演技にも自分らしさが出る。
二人とも自信と余裕が感じられた。

キャスリンとレガシー
スティシーの振り付けでコンテンポラリー。
女性とその恐怖心を表す。シーズン5でクポノが演じた依存症の役を思い出した。
キャスリンはトップ20に決まった時、目立たない存在だったが、
いまや演技のできるダンサーへ。
レガシーもBボーイから飛躍した。
キャスリンがレガシーを受け止めて持ち上げるシーン、女性が男性をホールド、
最後に抑え込み恐怖を克服したと暗示させる。
しかし「自分が恐ろしさを知っていて周りの人を苦しめている物に自分がなるなんて。」
と涙を押し殺して演技したシーズン5のクポノほどの感動はなかった。

ピーターとポーリン
ウェイド・ロブソンの振り付けでゴッホの「星月夜」に人物がいたと仮定するイメージの作品。
ポーリン、アジア系のダンサー、ピーターはイタリア系のタップダンサー。
ここまで健闘してくるとは思わなかった。
二人とも作品の中に入り込んでいる。
ウェイドの作品は芸術的趣向に傾き過ぎて、時にダンサー泣かせとも言える。

エレノアとライアン
ミリアムとレオナルドの振り付けでアルゼンチンタンゴ。
ライアンのリード、リストが素晴らしい。
やはり社交ダンスは男性の技術があってこそ、女性が引き立つ。
ドレスの裾がヒールにかかったアクシデントもあったがエレノアはそのまま踊り切った。
審査員はスタンディング。
アルゼンチンタンゴの独特の足遣い、社交ダンスであってもライアンにとっては専門が違うダンス、
エレノアは全くの専門外。

ワースト4、女性はノエルとビアンカ。
男性はフィリップとビクター。
ソロダンスではフィリップとビアンカのタップダンスが奮っていた。

脱落は女性はビアンカ。
地味なノエルと較べると個性的で目立っていただけに意外だ。
前シーズントップ20入りできずに落とされた時、キレたビアンカ。
今回も納得していない心の内が感じられる。

男性はフィリップ。
「10日前に父が亡くなった時、トップ18の半分は葬式にわざわざ来てくれた。
ここで培った友情のことは忘れない。」
司会のキャットもトップ16達も涙。

最後は残ったトップ16達が二人を抱きしめる。
この番組でいつも教えてもらうのは勝ち負けよりも大切な物が人生にはあるということ。