行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

歯周病の恐さを知る

2024-07-10 17:07:25 | 生活
先日高校の昭島市内在住者同窓会が開催された。高校の同窓会ではいろいろな職業の方や経験者にお会いでき、幅広い話題で盛り上がる。その日、歯周病の研究者で歯医者芦澤之一氏の「歯周病の怖い話」が印象に残った。先ず、歯の病気と思っていたら大間違いで、身体全体に影響を及ぼし、死に至ることもあると力説された。

歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が続いているということで、炎症によって出てくる歯周病菌など毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因となる。関連する病名は糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、高齢者は誤嚥性肺炎などを上げられたので、調べてみると

血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせ糖尿病となる。歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきた。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されている。

血管の動脈硬化を引き起こし、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞にいたる。具体的には、動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある。

歯周病菌のなかには、誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因となる。

歯周病予防はひたすら歯間ブラシで、1日4回はやって欲しいと芦澤氏は言われたが、この回数は無理でも寝る前にはしっかり歯磨き、歯間ブラシで歯垢を取ることが肝要だ。私は3ヶ月に一度、近所の歯医者で歯垢を除いてもらっている。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女子プロゴルフ:ミネベアミ... | トップ | ロボタクシーは当分お預け、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生活」カテゴリの最新記事