財務省の国際収支統計で、投資の収益を示す第1次所得収支の黒字は19兆1969億円と過去最大を更新した。一方、貿易収支は赤字が続いている。おかげでモノやサービス、投資など海外との取引状況全体を表す経常収支は12兆6817億円の黒字で前年同期から59.2%増えた。黒字幅は上期として過去2番目の規模となった。
日本企業の海外子会社からの配当などで得られる「直接投資収益」で、黒字額は11兆4022億円と前年同期から4.5%伸び、株や債券の投資で得た「証券投資収益」は7兆1219億円の黒字と、前年同期から2割伸びた。新NISAでオール・カントリー、S&P500への個人投資も寄与している。
貿易赤字は2兆6118億円、円安で石油・LPGなど高騰した資源価格など輸入額は高い水準、海外生産で輸出額が伸び図ず、差し引きの収支は21年下半期から6半期連続で赤字が続く、かつては自動車、電機、機械の輸出で巨額の貿易黒字を生み、日米貿易摩擦の因だったが様変わりだ。今や輸出にカウントされるインバウンド増による旅行収支の黒字が頼りだ。黒字幅は2兆5939億円と前年同期の1.6倍を超え、半期として過去最高だった。訪日客数が1700万人余りと半期過去最高を更新したことが大きい。
人口減少、人手不足、高齢化等を反映した国際収支に日本経済は変わりつつ有る。海外からの配当、利子など投資収益にたよるお大尽型経済になったのだろうか、このままでは静かに沈滞した経済となる。
日本はかつて、1980年代エレクトロニクス化、ロボット化で経済大国になった実績がある。これからは、投資大国だけでなく、観光大国、ものの生産ではAIロボット大国にチャンスを見いだしてもらいたい。
年金生活者は投資収益だけが頼りだ。観光インバウドでホテルや飲食店、小売店が栄え、半導体や自動車・機械・電機でのものづくり産業が栄え、配当を確実なものにしてもらいたい。
日本企業の海外子会社からの配当などで得られる「直接投資収益」で、黒字額は11兆4022億円と前年同期から4.5%伸び、株や債券の投資で得た「証券投資収益」は7兆1219億円の黒字と、前年同期から2割伸びた。新NISAでオール・カントリー、S&P500への個人投資も寄与している。
貿易赤字は2兆6118億円、円安で石油・LPGなど高騰した資源価格など輸入額は高い水準、海外生産で輸出額が伸び図ず、差し引きの収支は21年下半期から6半期連続で赤字が続く、かつては自動車、電機、機械の輸出で巨額の貿易黒字を生み、日米貿易摩擦の因だったが様変わりだ。今や輸出にカウントされるインバウンド増による旅行収支の黒字が頼りだ。黒字幅は2兆5939億円と前年同期の1.6倍を超え、半期として過去最高だった。訪日客数が1700万人余りと半期過去最高を更新したことが大きい。
人口減少、人手不足、高齢化等を反映した国際収支に日本経済は変わりつつ有る。海外からの配当、利子など投資収益にたよるお大尽型経済になったのだろうか、このままでは静かに沈滞した経済となる。
日本はかつて、1980年代エレクトロニクス化、ロボット化で経済大国になった実績がある。これからは、投資大国だけでなく、観光大国、ものの生産ではAIロボット大国にチャンスを見いだしてもらいたい。
年金生活者は投資収益だけが頼りだ。観光インバウドでホテルや飲食店、小売店が栄え、半導体や自動車・機械・電機でのものづくり産業が栄え、配当を確実なものにしてもらいたい。