行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

スエーデン便り

2019-06-08 15:00:17 | 海外
北欧とバルトをかつて支配したスウェーデン、今や人口1千万人強の小さな国となっているが、この国の技術力は世界のトップを行っている。30年前この国を訪れた時はサーブ、ボルボ、といった自動車メーカーはその生産方法、品質の良さで世界のトップ水準であった。しかし今やスウェーデンの自動車メーカーはすべて外資に買われるか、潰れてしまった。

その後IT先進国となり、現金を持たなくても済む先進的な国となっている。一杯のコーヒーを飲むにもクレジットカードが必要だ。最初、暗唱番号を押すのが面倒だったが、慣れると財布を出さなくて済むし、お釣りの確認もしなくて済む便利なものだ。
30年前のクローネがあったので、持参したが、既に使えなくなっていた。

通勤手段での自転車使用は30年前と変わらないが、割って入ったのが電気スケーターで、自転車専用道路をスイスイと走っている。
スエーデンの全盛期、17世紀に建てられたドロットニングホルム宮殿


それにしても消費税の高さには驚く、ランチのグラスワインでも1300円にはびっくりする。所得税も3割ぐらいとられている。そのかわり老後の生活を含め、国民の安心感は抜群で、絶えず政治へ目を向ける。選挙投票率は7割、3%の消費税増税すら難しい日本の政治に対する不信感とは対をなす。
教育費は全て無料で、人口は日本の1割だが優秀な人材を育て、技術の進歩に貢献している。
コメント
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