この季節の風物詩、蛍が舞い始めた。場所は多摩川べりの大神水辺の散歩道(バス停大神下車)、友人がリーダーシップを取り、昭和59年から手掛けてきた蛍復活の成果で、幻想的な体験が出来る。ここの蛍人間を怖がること無く、近づいてくるので感激する。
大神水辺の散歩道は平成17年の3月に市制50周年の記念事業の一環として、立川崖線の豊かな緑と立川堀の水が存在する自然環境に恵まれた散歩道が整備された。それを機に「大神水辺の散歩道の会」を竹村茂己さんが立ち上げ、ホタルの保護育成活動を引き継いだ。ホタル、特に源氏ボタルにとって住みやすい環境作りの為の川の清掃や草刈り、餌になるカワニナの保護(鯉などを近づけないなど)毎年苦労の連続とのことです。4月上旬に蛍の幼虫(この時点で既にお尻が光る)が上陸を確認すると、今年も蛍が飛ぶことが確認出来るので1年間で一番ホットする瞬間と嬉しそうに竹村さんは語る。
かつて昭和30年代は玉川上水で育った蛍が蚊帳の外まで飛んできて感激したものですが、そういった風景は消えてしまい、蛍を見たことがないという方もおられ、「教えてと言われ」この時期になると「蛍出てます」と電話をしている。