コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

夏の富士山へ

2013-07-24 20:42:14 | インポート



子供が夏休みに入り、以前から登りたいとリクエストされていた
富士山へ、今週は家族で行くことになりました。

春や秋には、7回登っていますが、夏は、初めてです。

きっと、山に登るというよりは、人混みの中を歩く観光地のようだろうと
あまり乗り気ではありませんでしたが、毎週好き勝手に出かけています
ので、夏休みくらいは家族サービスと、あれこれいろいろ考えました。

この日は、吉田口のスバルラインは、交通規制がなく、マイカーで
五合目まで行けますが、いろいろ調べていると、どうやら前日の夜
9時には、駐車場が満車になり、朝に到着すると、御庭あたりに
止めなければならないようです。
登山口まで、無料のシャトルバスもあるようですが、どうも
あてになりません。

富士宮口は、すでにマイカー規制しています。 
水ヶ塚に駐車して、シャトルバスに乗り換えますが、平日は混雑はなく
バスは何台も来るそうですので、スムーズに行けるようです。

富士宮口なら、歩きなれているし、子供連れなら、この方が安心ですので
今回は、富士宮口から登ることにしました。

もちろん日帰りですが、時間をかけて、ゆっくり行けば大丈夫
だと思います。

夏の富士山は、ご来光目当ての夜間登山のほうが、人気があるようですが
今回は、子供のことを考えて、最初から夜間登山は、止めました。


3時半頃、家を出発して、予定では、6時の始発バスに乗る予定
でしたが、なかなか一人で行くのとは、勝手が違い
水ヶ塚の駐車場に着いたのが、5時50分。

私一人なら、すぐに用意して、バスの時間に間に合うのですが
これが家族でとなると、まったくだめで
最初から、次の6時30分のバスにしました。
ゆっくり準備して、なんだかんだ丁度良い時間になりました。


















早朝の水ヶ塚駐車場。

平日ですので、車も、まばらです。
駐車料金は1千円で、ちょっと高い感じです。
シャトルバスは、大人往復1300円で、子供は半額です。

 












1









Photo_2











朝の天気は、山頂には雲が掛かっていますが、良い天気です。

バスは、30分間隔で運行していて、私達の乗った6時30分
のバスは、一台だけでも空席があり、余裕の乗車率でした。










Photo_3









バスに乗り、定刻に出発。

今日は、家を出る時、とても蒸し暑かったのですが
今、窓を開けると、とても涼しい風が入ります。

針葉樹の森に、テンニンソウばかりの下草。
時々バイケイソウの群落があり、花を付けています。

奥日光では、これがシロヨメナになり
先週の丹沢では、マツカゼソウでした。

富士山に登る人達に少しでも、シカの食害が深刻で
取り返しがつかない状態になりつつあることを知ってもらえれば
いいのですが・・・・








 
  


              











30分で五合目に到着。

思っていたより、ずっと人が少ないので、ゆっくり歩きはじめます。
駐車場の周りには、花が多く、オノエイタドリの中に
オレンジのクルマユリが一輪。

タカネグンナイフウロも多く咲いていました。









Photo











見上げると、山頂が見えます。

天気もよく、いざ出発!
















Photo_2
















Photo_3











空気はヒンヤリしていますが、陽射しが強いので
ゆっくり歩いていますが、けっこう汗をかきます。

家族連れが多いですね、意外に単独行の人は少なく
子供の団体、若いグループが目立ちます。

あと外国からの登山者も多くいました。

本格的な登山スタイルの人もいましたが、多くは、スニーカーに
ジャージ姿のような感じです。

日帰りですと、天候が急変した時は、辛いでしょうね。

といいながら、私以外、妻も子供も軽装ですので、私のザックの中は
ツエルト、着替え、予備の靴・・・その他 心配でいろいろ詰めたので
異常に重くなってしまいました。 (--:


















Photo_4



















Photo_5












Photo_6











新六合あたりまでは、ベニバナイチヤクソウ、ミヤマオトコヨモギ

コタヌキラン イワツメクサ・・・など花も多いです。

六合目を過ぎると、上空に雲が掛かり、下からは、ガスが上がってきて
視界は悪くなりましたが、とても涼しくなり、登るのには
とても楽になりました。

風が吹くと寒いくらいです。

















Photo_7











登っていくと、火山礫にオンタデだけの風景になっていきます。











5

















オンタデに鼻を付けてみると、以外に、しっかりした香りがありました。

花も一つ一つ咲き始めています。










Photo_8












8~9時頃になると、ご来光を山頂で迎えた人が下山してきました。

非常にゆっくりのペースで登ってきましたが、どうも子供は
調子が上がらないのか、眠くて、体がだるいと言っています。

予定を早めて、六合五勺の小屋の脇で食事をしながら休憩する
ことにしました。











Photo_10











夏の入道雲、こんなに近くから見るなんて素晴らしい。

大荷物を担いでアルプスを縦走した頃を思い出します。










Photo_9













Photo_11












お腹を満たしたので、再出発。

入道雲の中に入ったのか、ずいぶんと暗くなってきました。











Photo_12













Photo_13













ゆっくり休んだので、少し元気になってくれると思っていましたが
段々、座り込んでしまうことが多くなりました。

少し高山病の症状もあるような感じですので
無理しないで、ここで引き返すことにしました。

以外だったのは、妻は元気で、とても残念がっていました。

まだ夏休みも始まったばかり、またリベンジしたくなったら
いつでも、つれてきますよ~




7月23日



















コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 表丹沢 ~ ウチョウランを... | トップ | ベニシュスランを探しに・・・ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サクラスミレさん、家族サービスの富士登山、お疲... (赤城 良常)
2013-07-25 16:41:52
サクラスミレさん、家族サービスの富士登山、お疲れ様でした。
途中で帰るもご家族の第一ステップ、またの機会には、力強く成長されることでしょう。
吉田口かな、TVの映像ですと数珠繋ぎばかりですが、
富士宮口は平日ですと空いているんですね。

今日から10日間、¥1000の入山料とか言ってましたね、
この料金では、登山者数に影響を及ぼすことはないでしょうね。
この方式、基本的には賛成ですが、
日光の男体山、北海道の雨竜沼湿原等でみられるように、考えただけで難しいですね。
余計なことを書いてしまいました、失礼しました。
返信する
赤城さん、ありがとうございます。 (サクラスミレ)
2013-07-25 19:40:15
赤城さん、ありがとうございます。
標高三千メートル手前で撤退となりました。

平日の富士宮口、早朝のスタート組は、何時も、これくらいで、あまり混まないようです。
6時の始発バスは2台出ましたが、空席も目立ちました。

8月の旧盆前後は、混むようです。
家族づれや、孫を連れた老夫婦も多く見かけました。
関西弁を多く聞きましたし、九州からという人達もいて、皆さん
楽しみにしていた夏のイベントなのでしょうね。

多くの人が入山するわりには、トイレ事情が悪く、山小屋周辺は、悪臭が酷いので
まずは、入山料で、バイオトイレを設置したら良いなと感じました。






返信する
サクラスミレさん(o^^o)こんばんは (もぐたん)
2013-07-26 21:47:10
サクラスミレさん(o^^o)こんばんは

家族登山が富士山なんて凄いです
サクラスミレさん7回富士山登頂も
凄いです
息子さん体調不良は高山病だったんですね
無理は禁物なんで(o^^o)又リベンジして下さい
私は秋に今年こそは登りたいと思います
返信する
もぐたんさん、おはようございます。 (サクラスミレ)
2013-07-27 05:12:28
もぐたんさん、おはようございます。

富士山は、都心から近いので、秋には、よく行っていました。
富士宮口は、直登コースですので、高山病にさえならなければ
景色を見ながら、山頂まで、ゆっくり5時間30分位のコースタイムです。

9月の連休が終わると、登山者は、ひと段落するのではないでしょうか。
私は、五合目が紅葉する、10月上旬に登ります。
この頃になると、冠雪もありますが。 アイゼン、ピッケルは、いりません。
服装は、風があるので、ヤッケ、ニット帽、手袋などが必要です。
秋は、空気が澄んでいて展望も素晴らしいので、天気の良い日を選んで
いらっしゃって下さい。


返信する

コメントを投稿

インポート」カテゴリの最新記事