コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

久しぶりに奥久慈の山へ

2018-06-06 18:50:47 | 登山

今日は久しぶりに、やまそだちさんと奥久慈の山々を歩いてきました。
以前は、筑波山や御前山、男体山、定浪周辺などをよく歩いていましたが
最近は房総へ行くことが多くなり、すっかりお無沙汰になっていました。

この山域の魅力は標高は低いのですが食害がないので、森がとても豊かで
周辺には素朴な山里が点在していて、山とセットでのんびり歩くのが良い山域です。

ウツギの花が垂れ下がる林道を歩くと花が多く、夏の花が咲き始めていました。
























ヤマタツナミソウ、シモツケ、ホタルブクロ・・・

トラノオなども咲き始めていて花の進みは早いです。
法面を覆うマタタビ。











植林の多い薄暗い林床には、この時期の定番コアジサイが目立ちます。
サイハイランの花は何とかまだ見られました。

















緑に覆われた自然林の森を登って行きます。











クモキリソウが点々と・・・・

樹に着生?したイチヤクソウ。
















尾根を歩くと時々岩場が出てきます。
以前、この山域でマメヅタランに出会いました。
そこは危なっかしい岩場をトラバースしていった場所でしたので
今回は自分を確保する短いザイル、ヘルメット、チェーンスパイク
そしてピッケルも持ってきました・・・・これがとても頼りになります。 









やまそだちさんには周辺で時間をつぶしてもらい
岩場を慎重に下降し、急な法面や崖をトラバースしながら
怪しい岩場を真横~下から観察してきました。

マメヅタランは房総探索で何度も見てきましたので
離れた岩場でも、それとわかります。

ここの岩場に張り付いているのは、マメヅタランですね
・・・・・トラバースして近寄るのは困難









ここは上の岩にいます。

ミヤマスカシユリもいます。
・・・・・ここも登攀、上からの下降は厳しい・・・・













足元に・・・・ここは目線で見られました。




















降りることもできそうでしたが、ちょっと迷って止めときました。
花に赤い模様がないタイプで葉の色も薄く、花と葉が混在していてわかりづらいです。







ここのシノブの中にいるのはムギランです。
ムギランも多く見られました。













目線の位置で見られた花々・・・・・




























房総でも美しい樹木に着生するマメヅタランを見てきましたが
唯一目線の位置で見つけることができた所は、やはり岩場の上でした。

一日歩いてみた感じですが、この山域は岩場を探せば、かなり高い確率で
マメヅタランに出会うことができそうな気がしました。
目線の位置で観察もできます・・・・多少のリスクがありますが・・・・

とくに注意しなければならないのは撮影の時で
片手でカメラを持つので、支点を探してザイルで体を支えると良いです。
間違っても灌木などに体重をかけると危険です。

それでも私的には、房総でヒルに警戒しながら歩いて観察する方が
リスク高い感じです。

ヒンヤリした岩場で落ち着いて観察ができる安心感が、ここにはあります。




・・・・・・・・つづく











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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やまそだち)
2018-06-07 18:56:41
一日、お世話になりました。一人では歩けない場所ですので、楽しい山歩きでした。まだ、まだ色々なものがありそうですね。
返信する
やまそそだちさん (サクラスミレ)
2018-06-07 22:07:34
こちらこそ、ありがとうございました。
一人では味わえない喜びがありました。
魅力的な場所が多く、しかも静かで良いですね。
通ううちに、だんだんと近く感じると思います。
また、よろしくお願いします。

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