コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

カシノキラン ~ 何とか見に行ってきました。

2020-07-29 18:43:57 | 登山


7月も末になり、房総の山ではカシノキランが見頃を迎えていそうです。

昨年は見に行けなかったので今年は見に行きたいと思っていましたが、雨が続いていているような時は
ヤマビルとの神経戦になり、落ち着いて行動ができないので今までは行かないようにしてきました。
昨年の台風で房総の山々の被害も甚大で、まだ多くの山は立ち入ることが難しい所ばかりです。
幸いカシノキランの着生している樹は無事でしたが、この先もずっと無事に咲き続けてくれる
補償もないと思い、状況は良くないけど見たいという思いの方が強くなり
やまそだちさんを誘って行くことに決めました。



雨が降り続いている影響で岩の上は苔が付いて滑りやすく、気を付けていても
足元をすくわれてしまうので気を使います。
乗り越えられない倒木は下を巻いたりしながら進みますが、どんな時でも
足元は常に警戒しながら行きます。












花茎を伸ばすナツエビネ、以前はもう少し多く見られましたが
法面が崩れて少なくなりました。見頃は8月中旬頃かと思います。
今年は黒ずんで枯れる株が少ない気がします。



やっと尾根に乗り上げました。











長い距離を歩き自生地に着きました。

台風で樹の上の方に着生していた株の多くは剥がれて少なくなってしまいましたが
風の影響が少ない目線の低い位置に着生している株などは健在で、以前よりも
株が増えて、びっしり隙間なく密になっています。































キセル貝も居ますね。

果実を付けた株も多いです。


















足元には小さな株も育っています。
















少し上に着生している方が下から見上げるので花の様子が良く見えます。
















花付きが良いね・・・・
























ジーコジーコと鳴くヒメハルゼミの合唱が聞こえる森の中、こうして花を見上げていると
この真夏に汗を拭いながら、何とかここまで来ることができたのが嬉しいです。
















上の方の台風に耐えた大株














ぶら下がるように重力に逆らうように着生している株













どの写真もピントが少し合っていないけど、咲いている雰囲気が伝われば良いかと・・・・・



少しの間ですが撮影に集中していたら、腰のあたりがチクチクするので
見てみると大きなヒルが・・・・・ヤツらは一瞬のスキをついて襲ってきます。
服にも付いていたので払い除けましたが、もう出血していました。
やまそだちさんも戻ってから靴を脱いだら一か所から出血・・・・・
まあ、今日のような状況で半日も山の中にいて、お互い一ヶ所で済んだのは良しとしなければ・・・・・


花はいつ見ても陽気に笑っています。








7月28日





コメント (6)
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