総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

むぎゅー力空間

2012年03月14日 | エッセー
 あなたは、自分のことが好き?

 自分のことが嫌い  っていう人と ときどき出逢う。

 自分のことが好きっていう人に比べると、自分のことが嫌いっていう人は、すごいって思う。
  
 溺れかかっているのに、がんばって生きているから。

 夫もそう。

  つづく

宗像恒次氏の本『がん、うつ病から家族を救う愛の療法』によると、『愛されるべきときに愛されなかった』過去の記憶を持つ人は、どちらかというと明るい未来を予測することが苦手なのだそうです。夫を見ていてそう思う。何か問題が起こると、過去のマイナスのことばっかり頭をよぎるようで、あの時ああすればよかったという後悔が心を支配している。夫は、過去人間。私と正反対。私は、過去の失敗も成功も肥やしと思えるし、何か起こっても私が育つため神様が導いてくださっている・・・みたいな前向きな気持ちでいられる。少なくとも、過去に縛られることはない。ただ、よくよ~く考えると、二人とも、“今”を生きていないという点では、似たもの同士かもしれない。否、夫は、ここ最近、毎日のように、いそいそと釣り三昧の生活を満喫しているので、今、うきうきする という極上の幸せを味わっている真っ最中。それに比べると、そんな○○三昧なうきうきなんてない未来人間の私って、今という一番大切な時を生きていない。

 あたりまえのこと。
 自分を愛することができなければ、人(赤ちゃん)を愛することはできない。

 自分って何だろう?
 前にも書いた。
 自分を知る第1歩、それが、自分の感情・気持ち・・・・喜怒哀楽。
 うれしい
 腹が立つ
 哀しい
 楽しい

 そのすべてを感じ気って味わい尽くす力
 それを、上手に表現して吐き出す力
 “今”を生きる力

 そして、“今”を喜べる力

 自分のことをあんまり好きでない、何か問題が起こるとネガティブな気持ちに支配されやすい人は、たぶん、自分が母親のお腹の中にいた頃、もしくは、記憶にない3歳くらいまでに、無条件の愛を感じなかったのかもしれません。
 でも、宗像先生によれば、大丈夫・・・ですって。

 趣味~ワクワクする楽しみ~を持ちましょう・・・て先生は言ってらっしゃる。私には、何もないと言わずに探して見てくださいって。
  特に、うつ病になる人は、自分が幸福になることを許さない病、順調であるときの私が私であって、順調でない時の私を私でないと思ってしまう病だそうです。

 ウキウキワクワク・・そんな趣味がある?
 わたし・・・・・ない。
 はっと気がつけば日が暮れていた・・・・そんな趣味を持っている人が素敵に見えた。自分にないものを持っているから。
 20代の頃、何をやってもどこか虚しくって、没頭できるものがない自分をとりあえず、棚に置いといて、目の前の育児・家事に逃げることで、その虚しさを一時忘れるために、結婚した・・・みたいなところがあった。その結婚相手も、自分にない、没頭できる趣味のある人だった。
 そして、私の思惑は、そういう意味では、大成功だった。常に、効率を考えながら走る特急電車だったもの。
 そして、大病して、やっぱり、私に必要なものは、ウキウキワクワクするような趣味、楽しみを持つことだったと気づいたわけで、何のことはない。振り出しに戻っただけ。
 
 嵐とか、韓流にはまっている人もいいよね。コンサート前とかルンルンするだろうなぁ。
 サッカーとか野球とかスポーツ観戦が好きっていう人もいいよね。
 
 子どもの部活の応援に充実している人も羨ましい。我が家は、男の子4人いるけど、運動いまいちタイプで、部活も一生懸命ってわけでもなかったから、私は、運転手以上でも以下でもない気分で送迎していた。まぁ、子どもに依存してもどうかなとは思うけれど、そんなのが何もなかったから、私は、大病をしてしまったわけで、ワクワクルンルンは、中身は何であれ、ないよりあった方が、はるかにましだ。

 最近、林真理子さんとかいろんなエッセーによく登場するのが、宝塚。一度行くと熱烈なファンになってしまうんだそう。私も行ってみようかなぁ。

 このブログを書くのは、楽しみ。
 だけど、ワクワクウキウキルンルンと心踊るかっていうと、よくわかんない。

 寝る前に、うふってにやけてしまうようなそんな趣味にどうかどうか出会えますように。

 みんな、そんな趣味とか楽しみとかあるのかなぁ。

 子育て真っ最中ママたちって、あるのかなぁ。

 ママたちが、趣味に没頭しちゃうと、子育てしなくなるから、自然の摂理として、子どもを産んだ女性は没頭できないんじゃないかと思ったりもする。

 没頭まで行かなくって、ルンルンレベルのもの。
 昔、林真理子さんの『ルンルンを買っておうちに帰ろう』って本が、ベストセラーになったとき、そのタイトルをつけた林真理子さんってすごいって思った。
 
 没頭する人は、ルンルンを自家発電しちゃえる人で、育児期間中の女性は、ルンルンを買っておうちに帰るくらいが丁度いいのかも。

 私も、何かルンルン買わなくっちゃ。
 何にしようかな?
 
 いろいろ買ってみないと何がルンルンするかわかんないよね。

 脳裏の片隅に、宝塚がよぎる。

 年度末になると仕事が時間との勝負になってくる。
 いかん、いかん。また、朝、早く目が覚め始めた。そして、朝、一番に頭をよぎるのが、仕事の段取り。夢の延長線に目覚めがあって、その朝一番の大切な時間を仕事の段取りというストレスで目覚めるなんて、サ・イ・ア・ク。
 去年の今頃は、軽いうつだった。寝付けないし、朝、かなり早く起きるし、夜中に何回も起きるし・・。仕事量と人間関係で夢にまで仕事が進出してきて、24時間交感神経が緊張しっぱなしだった。
 いかん、いかん。
 どんなことがあっても、アフターファイブは、交感神経のスイッチを切るのだ。意地でも。
 
 仕事の不安をかき消すくらいのルンルンは、どこに行けば買えるの?
 買えるくらいのルンルンでは、やっぱ無理かなぁ?
 やっぱ、自家発電ルンルンなのかなぁ?

 仕事を趣味的にするという生き方にシフトしないと、また、私のこころの癖に連動してカラダが反応してしまうじゃないか。
 


 
 自分を好きになる・・・もう一つの特効薬、それが、むぎゅー。

 胸と胸をくっつけて、むぎゅーって抱きしめてもらうとじゅわーって、愛が溢れてくるんだそう。

 まぁ、新婚さんは、そんなこと言われなくても、むぎゅー力空間で生きているんでしょうから・・・。
 にんぷさんは、副交感神経が子宮にないということを肝に銘じて、暇さえあれば、パートナーにむぎゅーってしてもらいな!

 つづく
 
 新婚さん効果は、せいぜい3年なんだそう。
 それ以上、新婚ほやほやホルモンが出続けると、カラダへの負担が大きくなる(だって、普通の状態ではないもんね)ので、自然の摂理として出ないようになっているから。
 つまり、ラブラブな時は、ドーパミンやフェニルエチルアミンというホルモンが分泌されて、一種の麻薬中毒状態になる。でも、その分泌は3年で止まるそうな。それ以上ハイな状態が続くと命に危険を及ぼすかもしれないから。
 よくいるよね、テレビの世界では。いつまでもラブラブな結婚ウン十年って夫婦。
 ほんとにいるのかなぁ。
 と思っていたら・・・・。

 4年目からは、むぎゅーっと胸と胸を合わせて抱きしめることやエッチすることで夫婦がお互いいとおしいという関係性を維持し続けるためのホルモン・オキシトシンが分泌されて、長い夫婦道を歩んでゆけるのだそう。
 アメリカ人とかやたらハグするよね。
 でも、日本人って、ハグの習慣がない。
 子どもたちとは、けっこうするけど、思春期になるとめっきりどころか、全く、というか嫌がってしない。
 アメリカ人って、思春期の反抗期の男の子でもハグするのかなぁ?親と・・・・。
 文化の違いとオキシトシンの分泌量とか違うのかなぁ?
 でも、アメリカの離婚率は半分くらいだったと記憶しているけれど・・・・
 まぁ、いろんな要因があるんだろうね。

 ただ、自分が嫌いっていう人には、ハグってとっても大切。
 
 究極のスキンシップが、むぎゅー。

 宗像先生によると、スキンシップによる体勢感覚刺激は、A10神経という神経を興奮させ、その途中で快感中枢の別名を持つ中核側座核を興奮させ、これで人は「快感」という幸福感を感じるんだそう。
 すごいね。
 幸福まで、化学反応で説明ができる時代になったよ。

 にんぷになって、むぎゅーしてもらっている?

 人は、もともとむぎゅー力空間で生きていく生き物なのかもね。
 今、小1の子どもとは、むぎゅー力空間で生きている。
 でも、・・・。

 つがいの鳥のオスとメスって、いっつもチュッチュ、チュッチュと、それはそれは仲むつまじくうらやましい限り。
 あれは、オキシトシンがいっぱい出ているからなんだそう。
 オキシトシンって、お産が始まるときもドバーっと出るホルモン。ギューっと子宮を収縮させる働きがある。そして、お産後は、母乳分泌を促す働きもあるんだって。
 女性そのものに母性があるのかないのか、よれはよくわからない。けれど、おっぱいを飲ませると連動してオキシトシンが分泌されるのは確か・・・・なので、おっぱいを出すことで母性が芽生えるということはありそう。
 
 

 なんだかんだ宗像先生の子宮時代の物語は、先祖から受け継いできた物語。だって、あなたも私も、母親の子宮から生まれてきたのだから。
 
 私の、子宮時代、つまり、私の母親が妊娠していたときって、最悪だったそう。
 親族からいじめられ、こんなはずじゃなかった婚だったという。
 しかも、母親の元々の性格が、ちょっと文句言うとすぐしゅんとなっていじけるマイナス思考。

 私の交感神経緊張性格の原風景は、ここにある。

 だからといって、母親にどうのこうの言いたいわけではない。

 時、すでに遅し。息子たちの子宮時代は、最悪だった。
 
 だから、将来息子たちの嫁になるであろう素敵な女性たちに、このことを伝えたかった。もちろん、息子たちにも、「結婚相手を大切にすることはもちろんのこと、にんぷさんになったら、よりいたわり、ゆったり幸せな環境になれるよう気遣いをして、次の世代の子どもたちが心もカラダも健やかに育っていけるようにしてちょうだい。」と伝えるつもり。


 以上で、『 総合漢方にんぷ薬 』は、おしまい・・・です。



 つぎから、『 総合漢方育児薬 』 です。
 一番伝えたいことは、赤ちゃんが泣くってとっても素敵なことだということ。
 世の中、泣いているわが子をどうしていいかわからず、虐待してしまう人もいる。そんな新聞記事をみると、泣くということを笑うと同じくらい幸せなことなのだという感覚を自然体で持てる人が一人でも増えるお手伝いをしたいと、しみじみ思うのです。
 どうにかして、赤ちゃんが泣くことを喜びに感じられるような育児生活を応援したい・・です。
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