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~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

保湿教

2024年09月22日 | エッセー
 骨粗しょう症によるしわ・たるみ・二重顎の話を聞いてから、人間、欲求との闘いだと感じている。
 
 造骨のために、カルシウムやビタミンDを摂ったり、骨に圧をかける日々の家事や運動をやったり、少し、紫外線を浴びたり。美容欲が過ぎると、カラダは怠け者になって、思わぬ付けが後からやってくる気がする。
 最近、スキンケアが大流行。
 赤ちゃんから男性まで。
 造骨のためには、紫外線も少し必要なのに、紫外線が目の敵になってしまっているのを見て、紫外線もいいとこあるのにって、紫外線がかわいそうになる。
 おそらく、この世のすべて、何かしら、人間の力になっている。
 最近、ゴキブリはダニを食べてくれるということを知って、よかった、ゴキブリにも生きる意味があるんだとほっとした。蜘蛛は、家の守り神って言われていて、いろんな虫を食べてくれているんだというような視点でみるようになったら、不快ではなくなった。でも、ゴキブリは難しい。いくら、ダニを食べてくれると知識では理解しても、見た目が・・・。ごめんね。


 ところで、最近のママたちの赤ちゃんへのスキンケアは、すごい。
 確かに、離乳食が始まる頃まで、つるんつるんの肌にしておくことが、アトピーや食物アレルギーの予防になるということが分かってきて、小児科医も積極的にお肌のケアをお勧めしている。
 ママたちも、ネットで赤ちゃん用のスキンケアグッズを購入し、毎日、せっせと塗ってあげている。
 先日、生後7か月の赤ちゃんのママに、いつ頃まで、全身に塗ってあげるの?って聞いたら、可能な限り、いつまでも・・・と答えられた。
 身体はどんどん大きくなる。経済的に維持できるのだろうか?と思ってしまった。

 そして、ふと、生まれてから、ずっと保湿してあげることの是非を考えてしまった。
 確かに、離乳食が始まるまでの保湿によるつるんつるん肌の維持は大事だ。    
 乾燥肌で乳児湿疹のある赤ちゃんには徹底した保湿が最高のアトピー予防になる。お肌の弱い子も大体2~3歳くらいにはいい感じになっていくので、その頃までは、スキンケアをしてあげた方がいいかもしれない。
 でも、保湿しなくてもつるんつるんお肌の赤ちゃんには、そんなに必要ないような気もする。
 そう。子育ては、心もカラダも温室育ちにしてしまうと、本来持っている力が育たないがゆえに、大人になって、苦労するんじゃないかなぁ。
 肌にトラブルのある赤ちゃんには、治療の一環として日常のスキンケアがとても有効だ。でも、トラブルのない赤ちゃんは、自分で自分の皮膚を保湿する力があるから、そこに、外から保湿をし続けると、自分で潤う力が育っていかないんじゃないだろうか。
 無添加系化粧品を取り扱っているかかりつけの美容師さんも、例え、更年期を過ぎても、自分で保湿成分を分泌する力をそぐような保湿しすぎは、自分で保湿する力を弱めると言ってらした。

 病気の時は、温室に。元気な時は、少し、ハングリーな環境に。

 そもそも、乳児湿疹は、ママがそれまでの人生と妊娠してからの10か月の食生活などの結果である場合も多い。
 油もの・甘いもの・添加物・野菜不足などなど。果物も摂りすぎると甘いものの摂りすぎと同じだし。便秘も。
 母乳の場合は、特に、顕著だ。
 赤ちゃんは、カラダを張って、ママに訴えている。
 まだ、未熟な赤ちゃんの肝臓で、一生懸命解毒しようとするけれど、解毒しきれなかったものを皮膚から湿疹として排泄している。皮膚は、第2の肝臓だ。
 スキンケアと同時に、ママの食生活を野菜中心のあっさり和食にしていくことと快便をめざすことは、保湿よりも先に、ママが赤ちゃんにしてあげる大事なことかもしれない。
 もう一つ。
 赤ちゃんにとって、最高の運動をさせてあげること。運動すると血流がよくなる。肝臓にも血液(酸素)がいっぱい流れて、肝臓が元気になって、解毒が進む。
 ところで、赤ちゃんにとっての全身運動は一つしかない。

 それは、オンギャーとオンギャーと全身を使って、ギャン泣きすること。

 





 
 
 













 




 




 
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