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進化する魂

フリートーク
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やはり福島原発の作戦本部は十分に機能していないのではないか?(追記あり)

2011-03-25 10:21:38 | ブログ情報(News Release)
さきほどのエントリ『福島原発の現場の作戦本部は十分に機能していないのではないか?』の続き。

頂いたコメントと、その後調べた情報と総合すると、何らかの理由で水溜りに核物質(プルトニウムだったら衝撃的・・)が混入していたのだが、それを知らない作業員が十分な防水装備をしないまま、そこで作業をしていて「ベータ線熱傷」にかかってしまった。
ということなのでしょうか?

被曝現場水たまり、通常の冷却水の1万倍濃度の放射能(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103250091.html

現場の水たまりから、通常の原子炉内を通る冷却水の約1万倍の濃度の放射能を検出したと発表した。原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールにある燃料棒が損傷している可能性が高いとしている。


被ばく作業員にベータ線熱傷恐れ(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/742/a6c93f7141163036c639572010935094.html

まっていた水に放射性物質が含まれていたとみられる。病院に運ばれた2人は、はいていた短靴の上部から水が入り、くるぶしの深さまで水につかっていたという。ベータ線熱傷は軽い痛みや水ほうを伴うが、病院に運ばれた2人に外傷は認められていない。残りの1人は長靴をはいていた。

 東電によると、放射性物質を含む水がどこから流れてきたかは不明だという。



長靴はかずにプルトニウム混入した水溜りで作業・・どうなっているんですが現場のマネジメントは?!!
現場の作業員がいくら勇敢でも、彼らを神風特攻隊にしてはならないでしょう!!
しかも、なんでこのニュースを報道機関は単に垂れ流しですか?
物凄い危険な情報ですよこれ!!
マネジメントがうまく機能していない可能性があるってことですよ!
ハインリッヒの法則ではないですが、こういう問題が起きるということは他に30倍の問題が起きている可能性がある!

(マネジメントが存在しない報道機関に訴えかけても無駄か・・)


【追記】


詳しい状況が入ってきました。

まず、靴以外は防水装備が整っていたようだ。
それで1人は長靴だったが、2人は短い靴だった。

作業員2人は足を局所被曝 千葉の専門医療施設へ(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103250180.html

2人は、部屋が暗くて床に水がたまっていたのに気付かず、くるぶしまで水に漬かった状態で数十分作業を続けたという。下着にしみ込み、ひざ下の皮膚に高い放射能を帯びた水が付着し、局所的に被曝をしたとみられる。


つまり、作業員は防護服を着ていたり部屋が暗かったため、明日が水に漬かっているか気づかなかった。
気づいたのは水が染みてからだった。

おそらく考えられる状況としては、こういうことだろう。

まず、今回の作業中に水溜りに漬かることは想定されていなかった。
マネジメントとしては、仮に水溜りがあっても、それに気づければ避けることができると思っていたので、作業員の靴に関する厳重なチェックは行わなかった。
もしくは、作業員が所属していた組織の方でチェックが行われるはずだろうと思っていた。
だが、チェックは行われなかった。

これはどんな分野でも、日本組織では特にありがちなチェック漏れで、責任分担が曖昧だった可能性がある。
マネジメント側とすれば、作業員側の責任においてチェックされるべきだったが、作業員側としてみればマネジメント側からの「靴」の通達がなかったのでチェックしていなかった。
その上、通電しておらず屋内が真っ暗なため、作業員が水溜りの存在に気づけず、被曝してしまった。

事故というのは、こうして複数のミスが複合的に絡み合と起きるのだが、今回の事故は危機管理能力が高ければ防げた問題のはずだ。
こういう危機管理状態でも、(古くは戦国時代から同じらしいが)日本帝国陸軍よろしく各部隊の独立性が尊重されているのかと思うと、福島原発について少し心配になる。
軍隊ではないからそもそも指揮系統が急ごしらえな上、現状に合わせた非常時マニュアルが存在しないのかもしれないから混乱している可能性もあるが、作戦本部はもっとマネジメントを意識して、全部隊の統率に指導力を発揮して欲しい。
ただ・・指揮できるリーダーもしくはマネジメント・チームがいるのか?という点が甚だ怪しいのだが。

症状としては、局所被曝で被曝量がさほど大きくないと思われるので、症状は軽微のようだ。
これはよかった。

2人が上半身に付けていた放射線量計の値は173~180ミリシーベルト(シーベルトは放射線の人体影響を表す単位。緊急作業時に浴びる放射線の限度は年間250ミリシーベルト)。ただ、その後の調査で、水面での放射線量は毎時400ミリシーベルト、水の外で毎時200ミリシーベルトだった。2人の足の被曝線量は不明だが、かなり強い放射線を浴びたとみられる。

 鈴木元・国際医療福祉大教授(被曝医療)は「放射性物質の含まれる汚水が皮膚につくのは危険。乾燥すると被曝線量が増える」と言う。

 東電は、2人の足に、放射線の一種(ベータ線)を浴びてやけどのような症状になる「ベータ線熱傷」が起きる可能性があるとみている。放射線の量によって症状の出る時期はずれるが、通常、被曝1~2日後に皮膚が赤く腫れ、1~2週間後から水ぶくれやびらん状態など、やけどのような症状が起きる。

 治療は基本的にはやけどの治療と同じ。患部を清潔に保ち、皮膚が再生するのを待つ。

 皮膚の再生能力が傷ついたり、やけどの面積が広かったりする時は、皮膚移植をすることもある。

 島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は、「よほど大量に被曝したのでなければ、局所被曝の場合、皮膚から病原体が入り込んで感染症にならない限り生命にかかわることはない」と話す。


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