故郷の浜でも最近はめっきり少なくなった光景がある・・・
「わかめ」や「こんぶ」の『天日干し』…
私が中学生の頃までは近所でも『乾燥わかめ』が主流で
所狭しと1本1本専用の桟に掛けられた「わかめ」が
春の風にたなびき、磯の香りとともに揺れていました。
今では、『ボイル・塩蔵わかめ』が主流で、次いで『生わかめ』
『乾燥わかめ』での出荷は僅かになった…
我が家でも、私が幼い頃は自宅の敷地内に専用のはせが作られ
そこに専用の桟を組ませ、わかめを1本ずつ掛けての天日干しが
行われていましたが、祖父が体調を崩した事で
わかめ養殖からは撤退、幼き日の記憶の中には
今でも簾状のわかめの下で遊んだ思い出があります…!
我が集落では最近まで唯一1軒、親戚が続けていた
『天日干し乾燥わかめ』もついに絶えてしまいました。
地域では数軒ありますが…
今では、見かける事が珍しくなり、寂しい気もします…
が見かけた時には風情がとても懐かしくて・・・
画像は気仙沼市大浦地区での『こんぶの天日干し』