夕焼けを見ながら、船ではもうすぐ漁が始まる頃だなと思い
傷の痛みは、だいぶ癒えましたが、心が痛みます!
昨日も今日も、調査を始める前に漁労長から電話をもらいます。
乗組員仲間からも入港前と出港時に電話やメールをもらいます。
これまでの数年間、漁が始まる前と漁の終わりを
共に過ごしていた仲間達と離れ、一人自宅で過ごすのは
何とも味気なく、寂しい・・・
今夜で今年の漁を終える「第二源榮丸」は、
明日も女川港に入港しますが、
寝具を上げに船に向かう足取りは重そうです。
夕焼けを見ながら、船ではもうすぐ漁が始まる頃だなと思い
傷の痛みは、だいぶ癒えましたが、心が痛みます!
昨日も今日も、調査を始める前に漁労長から電話をもらいます。
乗組員仲間からも入港前と出港時に電話やメールをもらいます。
これまでの数年間、漁が始まる前と漁の終わりを
共に過ごしていた仲間達と離れ、一人自宅で過ごすのは
何とも味気なく、寂しい・・・
今夜で今年の漁を終える「第二源榮丸」は、
明日も女川港に入港しますが、
寝具を上げに船に向かう足取りは重そうです。
今年のサンマ漁も残すところあと2日、となった29日朝
7時20分、女川港に入港し、「さあ水揚げの始まり!」
という時に、操業時にサンマを魚艙まで送る流しを
岸壁に揚げ、邪魔にならない場所まで移動中
誤って、右手親指を挟んでしまいました。
痛い!!!
と思ったときには、もう指が抜けず、蒼白・・・
みんなに動かしてもらい、手袋を取ると、
一瞬変形したかと思えました。
急患で(女川病院)へ!
処置 水道水で傷口を洗い、滅菌ガーゼで包みエックス線撮影
見立ては (骨が欠けているように見える)ので
整形の医師に診てもらってという事でしたが
整形の医師は明日しか来ないので明日来てほしいと言われ
なんか、こんな応急処置って?と思いながらも
痛み止めと化膿止めの内服薬をもらい、一旦船へ
漁労長には、手袋をはめての操業はできないだろうから
すぐ整形外科に行って診てもらえと、漁を休む事になりました。
石巻市内の整形外科では(骨には異常なし)
すぐに傷口を縫って(5針)もらいました。
という事で終漁を迎える前に残念な離脱となってしまい
出港して行ったみんなには迷惑をかけますが
気を付けて操業、終漁を迎えて下さい!
さすがにちょっと「お疲れモード」です!!
今年のサンマ漁は、豊漁で、
大型船は解禁から積荷制限や休漁、
9月中旬からは週2回の水揚げという生産調整に、
体が慣れてしまっていたもので…
28日朝7時15分、女川港入港、水揚げ。
11時出港、凪が良く、集魚灯を出しながら北上!
宮古の北側沿岸沿いで16時半頃から甲板に集まり
準備の最中、日没と共に北風が吹き始めました。
17時から沖寄りに調査開始、
17時50分から20時30分まで連続操業8回、約38トンの漁獲!
南東側に移動し始めた21時頃からは、風が強まって、
うねりも高くなり時化模様に…
23時頃から操業を再開しましたが、
約60トンの漁獲で、
日付が変わった00時に操業断念!!
集魚灯をしまい、南下帰途航走女川向け!
29日朝7時半頃の入港予定。
3日目の日帰りは、
水揚げ、氷の仕込みを終えて11時40分に女川港を出港!
強い季節風で沿岸沿いを北上し、16時スタンバイ。
風波で海面は真っ白!
17時から操業開始、トドケ崎南側で8回程「薄群操業」、
21時頃から僚船数隻が操業中の釜石沿岸沿い
(岸まで約1哩)まで南下して行き調査、1回操業するも、
ジャミ(小サンマ)が多く反転北上!
その後トドケ崎の北側沿岸で操業し、
28日01時、約70トンの漁獲で南下、
調査しながら女川向け航走。7時半頃の入港予定!
ラストスパートはピストン操業です!
集魚灯を広げながら女川港を出港、北上!
「スタンバイ時の作業で一番、時間を要するのが
集魚灯を出す事です」
(日帰りのピストン操業では、睡眠をとる時間が少なくなる為、
調査開始まで少しでも体を休める事が出来るように、
又、我々の船は、宮古沖~女川まで約7時間の所要時間ですので、
日帰り時は出港と帰港に航海当直が分かれ、
なるべく睡眠時間をとるように配慮されています)
(普段の航走時に集魚灯を広げたままでは
ローリングが大きくなるし、波で電球が破損しやすくなる為、
集魚灯はたたんでいます。
日帰りでも、風が強かったり凪の悪い時は
漁場に到着間際にスタンバイしますが…)
夕食後、17時頃から甲板に集まり準備を整え、調査開始。
18時から操業開始!
23時20分の終わりまでほぼ、
2回の操業、調査航走というサイクルでした。
揚網中は何時になく漁労機械に網が相巻き
(巻き揚がった網と巻き込み中の網が一緒に絡まる)が多く、
それを知らせる声が飛び交う !
サンマ漁船で一番多いのが、この相巻きに合羽の裾等が巻かれ、
ストップが遅れる事で大きな事故になるケース。
甲板上は油圧式の漁労機械が大半を占めていますので
各自、注意しながらの作業ですが危険度が大きい!
23時頃から風向が北に変わり、一気に吹き始め、
波は海水シャワーとなって寝不足気味の目に滲みる!
これから海況が悪くなるとの事で
荒天準備しての南下帰途航走は女川港向け!