28日、最高の凪なのだが船上は暑くて…
スタンバイ後、各自涼み場所を探して夕涼みである‥
イルカが跳ねている。
海鳥が群れで羽を休めている。
コンテナ船が北へ行くのが見える。
日暮れから調査!
しかしサンマが全く見えない…!
日没後1時間程経過した頃、例によって濃霧となった。
調査航走中、めまぐるしく海水温が変わる…
14℃台~19℃台、17℃台、そして一気に20℃台と‥
気温も高いのだろうが、
海水温が高いせいもあって船上は例年になく暑い…
夜になって若干涼しくはなるのですが‥
この時期、いつもなら道東沖は涼しく、
内地に向けての帰途航走中、
襟裳沖を南下したあたりから暑くなるのだが…
日本列島の今夏の暑さを象徴しているようである。
サンマも、もう少し涼しくなってから
南下回遊を活性化させるのでは…?
「秋刀魚」 暑い夏よりも涼しい秋の方が間違いなく似合っている!
奇しくも解禁が早まった今シーズン…
調査のみ、操業なしで夜明けをむかえ、都合により花咲港へ‥
5時半花咲入港、8時半出港、沖へ!
29日19時、操業中の船団着。
薄群れだがサンマは跳ねている…
水温は16℃台から21℃台に変わった…
集魚灯の下に集まった高水温特有の足の速いサンマ、
網に入らない‥。
操業・調査航走が続くが、
やはり僅かな漁獲に終わり夜明けをむかえた!
夜明けから網のほつれを修理・網のメンテナンス、夜に備えた。
30日、日が暮れて各船の集魚灯が点ると付近には7隻の漁り火‥
昨夜の船団のほとんどが陸よりに移動して行ったよう‥
調査開始もサンマが見えず、
「花咲の約100哩程沖で数隻が纏まった漁獲」 との情報に
各船並んで西へ約50哩移動!
他海区からも船が集まり、船が密集している。
漁場着、サンマが集魚灯の灯りに向かって跳ねて来る。
ライトを操りながら、ついに来たか という感じで胸が躍ったが、
いざ網を揚げると思った程サンマは入らない…
水温20.6℃ 付近操業中の各船も揚網後すぐに航走している‥
数回操業するも漁獲は僅か!
どうやら、群れを当てた数隻も日暮れだけだったらしく、
情報に集まった各船共に漁獲は僅かだったよう…
しかし、サンマは少しずつ
群れを固めつつあるような気配がしてきました。
南からの湿った風が強まり朝3時、操業終わり。
集魚灯を仕舞い、帰途航走花咲向け!