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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

天日干し!

2009年02月28日 | ブログ

今日の南三陸は快晴で、磯草の天日干しには最高の日和でした!

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「マツモ」

「ヒジキ」

「フノリ」

採取した各磯草ごとに

日の良く当たる場所に移動させ、良く乾くように手返ししながら、

手間隙かけて…

南三陸沿岸の手摘み海藻」の早春天日干し 作り!

今日の日差しで9割程は乾燥しました。

恵みの太陽光に感謝!


漁船のはなし!

2009年02月27日 | ブログ

ふとした事から気になるタイトルの本を見つけました。

三陸新聞の紙面に平成13年4月から127回にわたり連載された

三陸新報編集局記者(玉谷誠一さん)のレポートをもとに製本。

郷土の三陸新聞 三陸新報社 (エリア気仙沼~南三陸)から

発行されています!  「漁船のはなし」  税込み950円 

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発行が2004年7月1日と記されていますので

4年半も気付かずにいたのですね。

読んでみると各画像と、各説明が127回の連載分127項目。

プロが書く内容はさすが!

尚、著者のあとがきを読んで、うなずきました!

今も語り継がれる29年前の三陸沿岸での海難事故…

(私が船に乗る半年前)

なるほど、その出来事が著者と漁船にリンク…!


春漁に向けて!

2009年02月26日 | ブログ

平成21年の春漁(イサダ漁) 宮城県の解禁日が

3月12日に決まりました!

岩手県は3月9日を予定しているようです。

それに伴い、我々が乗船している船は3月1日から

艤操(準備)作業を行うという連絡が、船主からありました。

いよいよ今年の春漁に向けての作業が始まります!


「フノリ」摘み!

2009年02月25日 | ブログ

朝 窓から見る海は、あまり荒れていないようだったが

船で港を出て、岬を廻ると結構白波がたっており波が高かった!

比較的奥まった入り江の浜に向かい、船を落ち着かせ岩場に下り

時間を待ちました。

岩の上に立ち、浅瀬を見渡すと「マツモ」が結構伸びている…

8時、いざ!

しかし、潮の引きが悪く、波も落ち着かず

波打ち際から海へはなかなか入ってはいけません。

潮の引きが遅いので、泳ぐつもりでないと採れそうもない…

まだまだ海水も冷たく、いくら胴付きの長靴でも困難…

「マツモ」は次回に! と「フノリ」を摘む事にしました。

フノリは波打ち際ですので、さほど無理しなくても大丈夫!

それでもときおり波に顔を洗われながら…。

空模様も悪く、雨が降り出した10時頃、浜を後にし帰宅。

せっかく採った磯草ですが今日は天日干しが無理なので

清水で洗浄し、海水に浸しておきます。

明日は私用で仙台へ行く予定が入っているので、早朝作業!


磯草の開口!

2009年02月24日 | 水産関連

南三陸町の我が地区に早春を告げる磯草の開口 第1回目

(天然磯草の摘み採り)が 2月25日~3日間、行われます!

時間は午前8時~12時迄

「磯草の開口」とはこの時期に海岸線の岩場など

波打ち際に自生する磯草、

主に「マツモ」「ヒジキ」「フノリ」が対象で

まだ海水温が低いこの時期は、葉ぶりも、色も、食感も良い!

摘み採った磯草は、ほとんどが出荷用。

「フノリ」は洗浄し、乾燥。

「マツモ」は洗浄後、形成し、乾燥。

「ヒジキ」はボイル後、冷まして乾燥。

我が浜では、ほとんどの乾燥が手間隙がかかる天日干し!

天気に左右されるので、ちらつく雪や、にわか雨、突風など、

この時期特有の気象条件の変動が難…!

2月下旬、浜は刈り取りが始まったワカメのボイル作業の

湯気と共に、磯草の天日干しの香りが汐風に乗って…。

磯の香りが早春の訪れを告げます…!