鮭鱒漁を終えて、無事に母港 八戸港着!
例年の事ながら北洋帰りで内地の暑さに慣れるのは大変…!
早速、鮭鱒漁で使った漁具を外し、
サンマ漁への転換作業が始まりました。
体調管理をしっかりしていきたいですね…!
鮭鱒漁を終えて、無事に母港 八戸港着!
例年の事ながら北洋帰りで内地の暑さに慣れるのは大変…!
早速、鮭鱒漁で使った漁具を外し、
サンマ漁への転換作業が始まりました。
体調管理をしっかりしていきたいですね…!
7月13日02時30分、釧路入港。
即3a区での漁獲分を水揚げし、1区での漁獲分は15時から…
しかし塩蔵凍結した魚の一部が固くて揚がらず、
14日朝の入札に間に合わず、
朝6時一旦水揚げを終えて朝食後、魚剥がしを行い、
その後3時間の休息を挟み、昼から再度魚を剥がす作業…
3時間程でなんとか剥がれて水揚げし、17時釧路出港。
チェックポイント経由3a区向け!
16日11時30分、N47°54'7.E154°43'9.付近から
Co180°で1回目の投網開始‥ 水温6.9~7.3℃
3a区は潮が速い為、
網を流す時間が1区の約半分の、 3時間程で即揚網となります。
操業2回目、霧がはれると
網のすぐ傍をシャチの大群が泳いでいた
凄い迫力で「オルカウォッチング」しながらの揚網は圧巻でした!
連日濃霧だが、良い凪に恵まれ5回目の操業後、
北東側へ約70哩程移動し、
N48°34'9.E155°38'0.付近からCo180°で6回目。
水温は9.2~9.5℃ 6回目の揚網は霧がはれ、
最高の凪に久々の日差しで暖かく、
最後の網の揚網時はきれいな夕陽を左舷側に
(操業位置)見ながら…
投網時、付近には6隻の漁り火が見える、霧がはれた夜‥
22日、我々が7回目の操業後、
3a区で操業中だった小型船は 24日のチェックポイントが期限
(小型船)なので、切り揚げ帰途航となった!
3航海目は10回操業、計61回に及んだ鮭鱒漁、
我々は各船より若干早く25日の揚げで
いよいよ切り揚げとなりました!
27日02時半頃、釧路入港予定。
水揚げ後、母港八戸向けとなります!
魚が固く揚がらずに再度14日も水揚げとなりました…
予定が若干狂いましたが17時、
釧路発チェックポイント経由3a区向け出港!
あと2週間ちょっと、一踏ん張りである。
‥…そういえば水揚げ中、霧笛が聞こえていたが……
1航海目は、6月13日11時30分頃釧路港に入港し、
15時からの水揚げに合わせ、14時30分スタンバイ。
12時からの約2時間半で各個人仕込みを行い、
15時の水揚げ開始から翌朝7時の終わりまで、
2度の休憩(夕食・夜食各30分程)を挟み
約15時間かけての水揚げ!
その後朝食を摂り、魚艙内の塩や筵等を揚げて
洗い流したりの後かたずけを終わらせ、
次航海に使う塩の積み込みや燃料油の補給を終えた時には
11時半過ぎ‥ 食糧の仕込みを終えて、
12時30分、釧路港を後にしました。
霧信号廃止後初の釧路出入港は慌ただしく過ぎた…
水揚げ後に、ある意味達成感があった体は疲弊し、
その体に鞭打って、チェックポイントまで約85哩の当直は
船橋は漁労長と船長が、機関室は操機長と一機士が交代で…
船の風呂は浴槽に散水(海水)を入れ
固定させてある投げ込み式ヒーターを使って沸かす
単純な海水風呂ですが、
船上では体をリフレッシュさせる大事な場所!
当然、海水温度が低ければ沸くまでの時間が長くなるので
(北洋では約3~4時間)早めに沸かしておく。
入浴後にサーモスタット付きの清水シャワーを浴びます。
入浴後、寝台に入ると次の当直まで(当直間8時間)爆睡…。
翌15日は当直以外完全オフ!
当直後、入浴して眠るを繰り返して疲れを取って行きます。
16日、出港2日目の朝、海が凪た事から
甲板に出て1航海目に使用し、
消耗した漁具や漁労部品を交換、メンテナンス。
丁度3区の海域を航走中でしたが
海水温は1.5~1.9~2.1℃とまだ低め‥
17日、出港3日目の朝、
船の左舷側には雪を覆ったカムチャツカ半島の山々…。
山が高いので直ぐ近くに感じるが 15哩程離れている…
見渡す限りの海よりも陸が見えるのは新鮮な気持ちになる‥
18日、出港4日目の朝、操業準備!
いよいよ2航海目の漁の始まり。
18日18時30分、N56°59'7.E166°25'7.付近から
1回目の投網開始‥
19日朝7時から揚網開始!
水温7.3~8.4℃ 釧路港から約1400哩離れた北の洋上!
ある朝、最初の網のラジオブイに向けて航走中、
みんなで船首のデッキに並び、見ていたのですが、
見えていた筈の旗の付いたラジオブイのアンテナが
突然見えなくなった…!
ブイと網の端が沈んだのか? とみんなで不安がったが
網に近づくとオットセイがラジオブイのフロート部に乗って
ブイを倒して遊んでいた‥。
オットセイは好奇心旺盛…?
安堵感と共に野生動物の何気ない仕草に、
みんなが笑い和まされた。
操業7~11回、25日~29日の5日間は低気圧崩れが停滞し、
その影響で時化が続き9回目の投網は網を減反、
半分しか網を入れず‥。
長引く北洋の嵐は足への負担が大きかった…
それでも前航海より海水温も気温も高いぶん
寒さはさほど気にならず!
30日朝、久しぶりの凪。
7月1日、指揮船第8光洋丸からの臨検‥
オブザーバーが揚網3本に立ち会い。
無事臨検が終わり、暦が一枚めくれた7月‥。
凪が続くようになるとカムチャツカ沖も暖かくなった…
海水温も11~12℃まで上昇暖かいと云うより暑いくらいに‥
出だしが良かった2航海目の漁も日を追う毎に低調気味に推移‥。
操業回数もトータル40回を超えると、さすがに網の傷みも激しい…
7月6日、揚網前から機関室の警報が鳴り響いた!!
漏油管から冷却水が少しずつ漏れ、
沖出し中から不調だったメインエンジン…
ついに冷却水の漏れが多量になり
清水が不足となる事態が想定された。
偶然にも操業回数18回で漁獲枠を消化、
カムチャツカ沖を後に… 海区移動!
1区(カムチャツカの沖)~3a区(千島列島の沖)向け
移動航走中は清水の使用を極力制限…
入浴、入浴後のシャワーは禁止となり、
浴槽内に沸かした海水で髪や体を洗い流す。
入浴でのリフレッシュはしばしのおあずけに…
メインエンジンの不調箇所が特定出来ず、
とりあえず海区移動後 3a区で操業再開出来るように
清水の確保と再利用を最優先した作業を行い
8日17時、N49°17'6.E155°53'2.付近
3a区の最北端からCo180°で投網開始!
3区のライン際付近では4.5℃だった海水温、
操業ポイントは6.8~7.1℃。
この海区は例年通り霧が濃くて寒い。
9日、1区からの帰途航海中の僚船から清水を補給させて頂き
海区移動後、3a区で操業4回、22回目の操業後釧路向け帰途!
帰途航は凪に恵まれず…
13日02時頃の入港予定。 また忙しい釧路滞在になりそうです…
「時間があったらお風呂だな」話ながら、
今回も乗組員はみんな元気です!