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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【御縁】!

2017年03月22日 | モバイル
この冬、小学5年生の父親・成人式をむかえた息子の父親
そして24歳の娘をもつ父親を満喫!
福神丸ファーストの傍ら…

秋刀魚漁を終えて一息ついたクリスマスの頃、
娘が休みで帰宅、青年を連れてきた。
挨拶と云う事だった…!

…娘の親としては複雑な心境だったのですが
第一印象として、好青年という印象を受けた。

その後、娘も青年の実家へ共に挨拶に行ったらしい…

そして2月末、その好青年と御両親が来訪
両家の話がまとまって「御縁」となった…!

…「家族で初夏の北海道を旅行する」
 という、ささやかな憧れが自分の中にあって
いつか、と思い続けていながらも叶えられていない…

3月の、みんなの都合がついた休日を利用して
6=(5-1)+2 息子が一人増える旅
として、家族での旅行を企画した。











思い続けていながら叶えられていない憧れが
旅先が違って、規模も小さくなったが
思い出深い、ある意味 大きな旅となった…!


【錨】!

2017年03月17日 | モバイル
冬期間中、気仙沼港に係留していた秋刀魚漁各船の
ドック(造船所への上架)が続いており、

隣に係留中だった新造船建造時の兄弟船が17日の朝、錨を揚げた!

冬期間中に隣に係留している船の上架予定などは
ある程度知っておかなければならない。
特に後から錨を入れた船は、交差もありえるから…。



順調に揚っているように見えていたのですが…



本船の右側の錨が交差、載っていた…。



暫しの時間を要し、無事に外れて造船所に向けて行きました。

錨が外れたのを確認後、本船は緩みを巻き錨を落ち着けた…


【平成29年、3月11日】!

2017年03月11日 | モバイル
2017'3-11
宮城鎮魂の日である

朝、庭先からぎこちない鳥の鳴き声が聞こえた。
今年の初うぐいす…!
春近し…。


2月に故郷の浜を久々に舟でゆっくり眺めた。
見事な景観だった海岸の松が、立ち枯れてしまっている…



大震災から6年…

この3月で、被災した付き合いのある知人達の住宅再建が済む…。
大変な苦労だったと思う…

大震災後、
仲が良かった仲間達に、かけたい言葉を発せられなくなった…
多くの悲しみや苦しみを心の中に仕舞い込んでいる方々に
簡単には言葉を掛けられず、電話もメールも出来ない…
そういうスイッチが入らず、内に秘めてしまい
自分から距離を置くようになってしまい

家族や船の乗組員、船関連の知人達としか
笑いながらの言葉は交わせなくなって…

普通に連絡をとりたくても躊躇し、行動に移せなくなった…
震災以外の事故でも、想像以上の悲しみを抱えた知人がいるが、
どういう言葉をかけたらいいのか… 
考えると滅入ってしまい、心のチャンネルを替える…
そして時間が過ぎ、季節が流れた…。

東北の太平洋岸を襲った
未曽有の大震災によって、被災した人も被災を免れた人も
心の奥底に大きな傷を負った。
あの日がなければ起きなかったであろう事故もあり、
そしてまた傷を負い…

…そんな方々を多く目にし、
自身が葛藤する…

頑張って仕事している事を
blogを通して伝える事しか出来ないのかもしれない…。

福島にも友達がいる。
福島に住んでいる方々の方がこちらより大変だと思う…
自然災害によって打ちのめされた科学の安全神話…
廃するのに30年以上を要するらしい科学の化け物が
異なる自然災害でさらなる化け物にならなければよいのだが…

私的には、充分生きた、あまり悔いもない。
いろんな意味で、
次の世代が明るく暮らしていけるように願いたい。

共に乗り組む次の世代の若人達には海技資格を勧めている…
私自身も若い頃に先輩に勧められたのだが、時間を要した。

「若い時の苦労は買ってもしろ」と教えられたが、
意味をはき違えてきたかもしれないと云う自念がある…

頑張って身体にムチ打って働き、漁中の時化休みには
皆がパチンコに行く中、整体やマッサージに行った…
今思うと、ナンセンスだ…!

資格で働く事の方が仕事になる事を遅くなって学んだ。

資格によって変わるのが責任感で、責任感によって
更に見えて来る仕事がある事を知った。

これは自身が関わる仕事だけじゃなく、
多くの事にリンクすると思う…!

…未来が日々明るく暮らせるように
 大震災後6年目の四季が巡る…。

【集落の公園】!

2017年03月08日 | モバイル
集落の公園、「韮の浜農村公園」に久々に行ってみた…

子供達が小さい頃から一緒に遊んだ場所であり、
大震災の前年にはリハビリを頑張った場所であり、思い入れのある場所…

そして大震災後、集落の仮設住宅が建設された場所でもある。

この6年、私は仮設住宅のある公園に足を運ぶ事はなかった…




高台移転が完了し、仮設住宅はその役目を終えて撤去されていた…

…2011年の初夏、集落の高台移転に我が家の山林が候補地となった…
森林を伐採しており、造成予定だった為、集落の高台移転候補地となっても
当初は渋った私でしたが、集落の方々の早期の自宅再建のためにと判を押した。

その時の町の担当者と約束したのが高台移転が完了したら
1日も早く農村公園の仮設住宅を撤去し、子供達が遊べる場所を返すと云う事!

工事関係者に問うと、来週末頃までに土を運んで均したら工事完了との事…

やっと集落の子供達が遊ぶ事が出来る公園が戻る。

大震災前には子供達と毎年のように見た農村公園の桜も
この春には6年振りに観る事ができるようだ…。


【福神丸ファースト】!

2017年03月07日 | モバイル
LED漁灯電源盤の取り付け箇所付近を除き、
工事前に移動していた諸々を整理して清掃。









機関室以外の通路のロッカー跡の錆落とし、ペイントも済み



ロッカーの取り替え作業も終えて、掃除も完了!





後はもう少し温かくなってから清水取水し、拭き掃除してからペイントだな…。