12月1日朝、花咲港での水揚げ後に再度港外にて錨泊。
今期は造れそうになかった「サンマの寒風干し船上造り」
規模は少ないながらも右舷甲板サイドに干し並んだ。
この寒波だ、良い寒風干しが出来るだろう…。
13時30分 揚錨、花咲市場岸壁接岸 時化休みとなった…。
師走寒波で本格的な寒さの道東花咲港
船内の空調は暖房に切り替えたが
甲板の清水配管の凍結が懸念される…
2日早朝、甲板上の配管を確認!
さいわい凍結箇所はなく、一安心…。
機関室内の気温は、上部機関室 5°C・下部機関室 16.5°C
機関室内の各ファンを停めていてこれだ…
12時・僚船と共に花咲出港、漁灯を拡げながら道東沿岸を微速で…
凪良く、日本最東端納沙布岬を北に望む…!
気象図を見るとこの凪も今夜だけ、また次の時化が近付いており
また荒れ模様が続きそうな予報…
寒気の影響で海上は風が強まりそうだ…!
日暮れから調査開始、次第に沿岸沿いを南下しながら…
日没後は益々厳しい寒さとなり、合羽の中は冬仕様…
各自銘々に準備している物が異なる…。
ライト当直の方々の中にはハイテク衣類を着用している人も…
私はいよいよブレスサーモの出番である!
上部機関室内でも寒さを感じるほどなのだ…
12月に道東沿岸域の海区を調査、もはやサンマ漁とは思えない環境下…
漁の終盤戦に、サンマ漁師の誰もがこの展開は想定外だっただろう…。
漁期外に乗船している貨物船が釧路での荷役後、網走向けとの情報!
南下調査中、厚岸沿岸でスライド「お互いの安全航海を」LINEで連絡し合った…!
20時頃から季節風が若干強まり雪が舞う、寒いはずだ…
サンマは見えず、更に沿岸沿いを南下。
襟裳岬を越え、津軽海峡沖通過時には吹雪…!
冬海の洗礼を受けながら調査は続く…。
季節風が更に強まり、夜明けを前に漁灯を仕舞い帰途航。
13時、S/B 。
漁を切り揚げる事が決まった!
15時30分、気仙沼入港 網を揚げて切り揚げ作業となった。
解禁から、のべ106日 ついに終漁だ…!
今期はキツい漁であったが、とりあえずケガ人も出ず
終漁をむかえた事で良しとしよう。