誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、久住山(赤川登山口~扇ヶ鼻周回)Ver-5

2012-03-25 19:08:58 | 

 赤川登山口~久住山・天狗ヶ城・中岳・扇ヶ鼻を経て下山

 中岳山頂から引き返す予定を変更して、白口谷ルート分岐へ下る
フックスロープ場を慎重に下り、分岐点目指して一気に駆け下りる。

 稲星山からの登山者が、白口岳に向かって歩いていった。
まだ、誰とも話をしていない! まともに顔すら見ていない・・・
 分岐からザレ場を登って、最近修復された避難小屋に立ち寄る
小屋の中、もちろんもぬけの殻で、人の温もりは全く感じられない
 寒風に震えるお池に向かうと、初めて人に会う5人の家族連れだった。
一言二事の会話だったが、同じ山好きに会うと嬉しくなるのだ。

 御池の淵に腰を下ろして、コーヒーを淹れる。
最近の山歩きでは、コーヒータイムがなかった事に気付く(勿体な~い)
10分、たったの10分だったが、心に染みる貴重な時間となった。

 11時10分、御池から久住別れ、避難小屋に向かう。
気が付くと、あっちこっちに山人の姿が見え始め一気に山が賑わいだした。
山人に誘われるように、星生山に向かおうかと考えたが欲張りすぎを戒めて西千里へ

 西千里に入ると、大勢の山人の置き土産か?、霜解けで田植え前の田圃同然に
やっとの思い出西千里を抜けて、扇ヶ鼻/牧の戸分岐へと到着する。
扇ヶ鼻への登山道先人の足跡は一つで、霜解けの泥濘もさほど苦にならなかった。

 11時55分、本日の最後の頂となる、”扇ヶ鼻”に到着する。
ここにも山人の姿はなかった。
風を遮ってくれる岩陰に身を潜め、昼食に準備に掛かる
このところ、すっかり定番となってしまった、棒ラーメン定食を拵える。

 ちょっと具にも凝って、野菜炒めとソーセージに、コーンとゆで卵のトッピング
 昼食が済むと、お楽しみは下山後の温泉のみ
扇ヶ鼻からの下り、中間地点までは、黒土の急登に格闘を強いられる。
このルートは黒土の急登さえなければ、好きなんだがなぁ~~~
特に傾斜の緩い陽だまりの草原や、ミズナラやクヌギの林は最高~♪
 右手に植林を過ぎると久住山分岐となり、左に赤川温泉の屋根を見て登山口に帰着

所要時間:中岳~御池分~避難小屋分~牧の戸分岐分~扇ヶ鼻分~登山口分

 本日お世話になった温泉”赤川温泉” ¥500
冷泉を加温した温泉だが、源泉そのまま20度の冷泉露天風呂もあります。、
飛雄の滝を見ながらの冷泉の露天風呂、もちろん入ってみました。
感想、やっぱりお風呂は暖かいほうが良いかな ^。-/~

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誘われて、久住山(赤川登山口~扇ヶ鼻周回)Ver-4

2012-03-24 19:06:41 | 山歩き

 赤川登山口~久住山・天狗ヶ城・中岳
 赤川から久住山へ、天狗ヶ城・中岳・御池を巡り、扇ヶ鼻から赤川へ
2011/12/10-吹雪になかされた、赤川~久住山の再トライとなった。

 赤川の登山口を(7:15)出発、既に、1人の足跡が残っていた。
扇ヶ鼻分岐を過ぎて、立派な木の橋を渡るとせせらぎの響きが気持ちいい

谷川沿いに登っていくと、冬枯れの木立の中に黄色いものがたくさん目につく
目を凝らしてみると、マンサクの花が最盛期を迎えていたようだった。



 登山道が3度、コンクリート道を横切ると、本格的な登りとなる。
登山道は、大分大学が自然修復?の活動を行っていて歩きやすい
大学を含めボランティア団体に感謝しつつ、登山道を歩かせていただいた。

 登山口を発って00分、久住山と扇ヶ鼻の展望所に到着する
腰を下ろして風景に見入りたいところだが、俄かに強くなった寒風に追われる。
小木のブッシュは、展望を遮る欠点があるも、寒風を遮って護ってもくれた。

 ブッシュを抜けると岩肌の剥き出した道になり、山頂が目前に迫ってくる
が、赤川ルートに嫌われたのか、容赦ない風の歓迎を受け身を震わせて山頂へ
00時00分、久住山の山頂に立つ・・・・サブ~ --;
景色だけ目に焼きつけ、サッサと扇ヶ鼻周回ルートへ向かう

 空池に着いたとき、『あの氷結の御池はどうなったの?』と悪魔の囁きが
久住の避難小屋に向かっていた足が、天狗ヶ城・中岳へと向かってしまう
空池の淵から天狗ヶ城に登りながら、辺りを見回すと星生山に人影が
中岳に1人の姿、久住でこれほど山人が少ない事は初めてだ!

 後ろから強烈は寒風を浴びながら、天狗ヶ城に登りつめる
証拠写真を撮る手が冷たい、御池の水も寒風に震えて見えた。

天狗ヶ城を下り中岳に向かう、この時は山頂からこの鞍部に戻る予定だった。

 久住でも1,2を争う荒々しい岩山の中岳へ、九州本土の最高峰の中岳へ
山頂に登ってみると、三角点もな~んにもない寒風だけの頂だった。

ただ、山頂から見る”双耳の由布岳”やのっぺらの”万年山”展望はGoodだ
昨夏歩いた白口谷のルートが確認できたのが、本日の中岳登頂の収穫だった。
 
所要時間:赤川登山口~久住山頂分~天狗ヶ城分~中岳分
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誘われて、久住(指山・三股山)Ver-3,

2012-03-23 19:04:09 | 山歩き
三股北峰~大鍋・小鍋周回~雨ヶ池

 昼食を済ませると、本峰に向かう。
北峰/本峰の鞍部までは一気の下りだが、気を抜くと顔面が傷だらけになる。
鞍部で、大鍋巡りの踏み後を確認して、本峰への登り返しに入る

 本峰への登りになると、昼食休憩ですっかり怠けた御御足さんがイヤイヤする。
御御足を騙しながら、1歩づつ登る?這い上がって、三股山最高峰の本峰に着く
展望抜群の本峰だが遠くは霧の真っ只中で、久住連山のみの展望だった
証拠写真ゲットのシャッターを押しながら、足は既に南峰に歩き出していた。
   
 南峰/本峰の鞍部へ向かっている時、本日はじめて山人の姿を目にする。
鞍部から南峰への登りが始まるが、ここの登りは傾斜も緩く厳しさはない
追いつけると思っていた山人の姿が消えてしまった。
小鍋へ向かったのか?声が聞きたかったなと思いながら南峰へ登る
南峰の展望も素晴しい、展望を楽しみつつ証拠写真を撮っていると人声が
        
 南峰~坊がつるコースに2人の山人が立っていた
近寄って話をすると、大分と鹿児島の男性で、長者原~久住山~三股山との事
南峰~坊がつるのルートを教え、お互いのこの後の行程を湛えながら別れる。

 南峰からは大鍋を見下ろしながら、高度をグングン下げていく
大鍋への降下点を確認しつつ下り、小さな火口底の小鍋周回に入る。
この辺り一帯は、石楠花谷との呼ばれる石楠花の群生地だが今年は期待薄
  
 小鍋を半周すると登りになるが、直ぐに”雨ヶ池”への分岐となる。
ここの下りは大変である、大きく抉れて黒土剥き出しの登山道である。
手足総動員で下らないと、全身が黒まみれになる事間違いなしだ。

 いつもなら、頭上には黄金色のマンサクが咲き誇っているのだが・・・
期待したマンサクには、なかなか逢えずに1人愚痴りながら雨ヶ池に下った。
草原の中の”雨ヶ池”も、この日はたっぷりと水を湛えて何とも美しかった。
”わ~ステキ~♪、と言ったかどうか ^。-”
        
 雨ヶ池から、木道に出ると、女性1人の山人に会う。
この頃より時間が気になり、1事2事話を交わしただけで直ぐに別れる。
1月前の雪の登山道と、一変した姿を楽しみながら、長者原に向かっていると
やっと、黄金色に輝く”マンサク”に出会う。
ただ、樹高が高く、十分に愛でる事は出来なかった。
  
行程:三股北峰~東峰00分~南峰00分~雨ヶ池00分~長者ヶ原00分
    
本日お世話になった温泉”久住高原荘” ¥500
天然掛け流しの広い内風呂が二つと露天風呂がある。
家族用もあります(料金は未確認 --;)
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誘われて、久住(指山・三股山)Ver-2,

2012-03-22 19:02:09 | 山歩き
font size="2"> 指山~三股北峰(+本峰,南峰)~雨ヶ池
 指山に別れを告げ、三股山の鞍部へと向かう。
三股山北峰の崩壊が激しく、このルートを歩く人は少ないようである。
鞍部の分岐点もノリウツギの枝が張り出し、うっかりすると見落としがちである。

 指山/三股の鞍部から、三股北峰の頂までは急登の連続である
途中途中で足を休めながら、ゆっくり登る事にする。
指山では感じなかったが、急に寒さを感じるようになり上着を着込む
強くなり始めた風が寒気を運んできたようで、急に寒さを感じ始めた。
上着を着込み皮手袋にするも、風が突き刺してくるように痛い

 三股北峰の危険地帯となる崩壊地に着く
右の巻き道に入るが、これまた一筋縄ではないので慎重に登る。
岩の出っ張りや木の根が頼りだが、脆い岩や枯れ根も多いので気が抜けない
掴む岩もなく痩せ木の難所では、ザイルで確保しながら這い上がる。
崩壊地を抜けても急登は続くが、身の危険を感じる場所は少なくなる

 難所を抜け、辺りを観察するよう余裕?が出来てきた
緑の葉をつけた石楠花が沢山あるが、今年は蕾うぃ付けた木が見当たらない
期待のマンサクは????、見上げるも、北峰の頂まで見つける事が出来ず
マンサクの開花は何時になく時期が遅いようである。

 木々を見上げていると、三股本峰が時折姿を表し始めた。
頂に近い部分は、白く霧氷でお化粧している。
霧の晴れ間に、2度3度とシャッターを押しながら、山の神の褒美を貰う。

 本峰~北峰ルートとも大鍋、小鍋周回ルートとも呼べる登山道に合流
ルートを左に進み、大きな岩を乗り越えると”三股北峰”に到着である。
来たほうに到着すると、辺りの霧はすっかりなくなり本峰・南峰が望め
更に大船山や平治岳も、その姿をくっき入りと浮かび上がらせていた。
 本峰~北峰ルートとも大鍋、小鍋周回ルートとも呼べる登山道に合流
          
          三股北峰の頂
          
          想定外の霧氷
  
 指山を振り返る              大船山と平治岳

*指山の頂から北峰の所要時間:1時間23分だった。
 時計の針は11時25分、この後のコースを考えながらの昼食とする。
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誘われて、久住(指山・三股山)Ver-1,

2012-03-21 21:00:40 | 山歩き
長者原~指山
 若しかしたら、マンサクに逢えるかと久住へ出かけた。
瀬の本交差点辺りから霧が濃くなり、20mほどしか見えなくなってきた。
長者原に到着すると、警察車両が数台いて物々しい状況だった
*『坊がつる』から動けない旨の連絡があり、救助に向かうとの事だった。
  
 支度をしながら霧が晴れる事を期待するも、風もなく霧は晴れそうにない
途中での引き返しを覚悟しながら、指山~三股山を目指してスタートする。
鳥の声も聞こえない、静か~な霧の中のコンクリート道、目指す指山は全く見えない
  
・長者が原登山口      ・諏峨守/指山の分岐
 コンクリート道と別れ、すっかり葉を落とした冬枯れの自然林に入っていく
探勝路から指山山頂への分岐に掛かる頃、霧が薄らいだように感じる
右に左にジグザグの登山道も、昨日の雨をたっぷり吸った黒土が足を掬う
踏ん張る足!脹脛が悲鳴を上げそうになり、立ち止まっては足を労ってあげる
指山の中腹辺りで振り返ってみるも、湧蓋山どころか黒岩山も霧の中だった。

 林を抜ける頃やっと吹き始めた風に、霧が流され指山の山頂と三股山が見え隠れする。
一気に期待が膨らみ足取りも軽くなってきた。
林がミヤマキリシマに変わり、ススキの草原になると目の前に指山の岩山が現れる
本日の第1峰、指山の岩山に駆け上がり、三股山を仰ぎ見ると霧の晴れ間に
霧氷を纏った三股本峰と北峰が見えた。
たぶん、霧の中、泥濘の登山道に奮闘した事への山の神の御褒美だったのだろう。
      

   

*長者原から指山山頂の所要時間:1時間22分だった。
*指山から三股北峰を目指す。
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