誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、花牟礼山

2012-03-26 | 山歩き
 
花牟礼山1170m

 初登頂は、2008/09/22と記録が残っている。
登山道には、たくさんの『生地雷?』があって、足元注意を怠ったら大変な目に遭うと・・
でも、お土産もあった。
たわわに実った”アケビ”をたくさん食べ、”白いツリフネソウ”を見つけた。
今回は、どんな出来事が待っているのかと、楽しみに歩く事にした。

 自宅を出発して、140分御幸トンネルを抜けて登山口へ乗り込む。
作業者の邪魔にならない道脇に車を停めた途端、強い風と共に白い礫が飛んできた
つい今しがたまで姿を見せていた、黒岳と大船山も白い礫に雲の中に避難した様子
手荒い歓迎にも負けず、ダウンジャケットにカッパを重ね着して出発した。

 暫くコンクリート道を歩き、『花牟礼山登山口』標識を左折すると、未舗装道となる。
林だった山が椎茸原木の伐採で”すっかり禿山”になり、前回の面影がなくなっていた。
なんども何度も曲がりくねった道、薮漕ぎ直進したい気持ちを抑えて登っていく。
作業道の終点をV字にターンして、杉や檜の植林地に入っていく。
ここに来て、やっと山歩きを実感する♪

が、喜ぶのは最初だけで、黒岳展望所まで続く、見るものもない急登には閉口する。

 熊笹に覆われた登山道を過ぎると、待望の展望所が待っていたが、
黒岳はガスの中に姿を隠し、迎えてくれたのは身を刺すような冷たい強烈な風だった
ゆったり休憩どころじゃない! 風に煽られ立っていても身体がふらふら踊らされる有様
立ち止まっては体温を奪われて冷えてしまう、疲れ気味の御御足さんを宥めて歩き出す。

 展望所を過ぎて檜の林を覘くと所々に雪が! 寒いはずだ、昨日辺りの雪だろう
最後の杉林を抜けると左側に素晴しい展望が開けてくる。
花牟礼山に来たら、山頂までつづくこの草原歩きをゆっくりゆ~っくりと愉しみましょう♪
但し、我々のように、強風の手荒い歓迎を受けなければの話だが・・・・

 横殴りの風にもって行かれそうな身体を、両足を踏ん張って耐えながら歩く

時にはしゃがみこんで風を流し、やっとの思いで『花牟礼山の三角点』に到着する。
花牟礼山は三角点が山頂ではなく、山頂は大きな崩壊地の先に待つ
何時もはなんでもない崩壊地だが、この日ばかりは木々の枝を握って通り抜けた
崩壊地からやや下り気味に100mほど、畳10枚ほどの広場の花牟礼山頂に到着する

 山頂からの展望は・・・・・言うまでもなく、な~んにも見えなかった(涙;)
強風は相変わらず強く、いっこうに治まる気配がない。
証拠写真だけ撮影して、お山?強風に降参して、退却する事にした。
強風の中の下山開始!
展望所まで駆け下り、杉林を滑り降りて作業道まで下る。
この頃になって、ようやく黒岳と大船山が顔を見せ始めてくれた。

 本日のハプニング!
下山中、回り道が面倒で、薮漕ぎでショートカットをしながら下り
もう直ぐ愛車のとなった時、『カメラがない!』と泣き声が響いてきた
ゲッ!なんてこったぁ~と、しばし呆然喪失
やっと、気を取り直して、カメラ探しに今しがた下ってきた山に向かう。
薮漕ぎに最中に落としたと鷹を括っていたが、なんとなんとカメラを保護?したのは
山頂から400m下った、強風が吹きつける草原の登山道の木の枝だった。
ほぼ2度、花牟礼山に登ったようなものだった。(ご苦労様でした^。-)

 花牟礼山!
やはり、山に失礼のないように、登る時期を選ばないとしっぺ返しが強烈です。

花牟礼山を早めに下山して、黒岳男池のユキワリイチゲ鑑賞に向かった。
男池の『看板娘?』に花の開花状況を尋ねたら、まだ蕾が固い様だとの返事
¥100の管理費が惜しくなって、男池の散策を断念して温泉へ直行

 本日お世話になった温泉:久住レゾネイト¥500也
内湯もさほど広くはないが、露天風呂はもっと狭く4~5人か?
入浴時は、1人の入浴者もなく、ゆっくり(泳いじゃった^。-)出来ましたよ~♪

 入浴後は、山好クラブのキャンプに合流(沢水キャンプばテント泊)
コメント
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