オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE618Bと励磁は音の麻薬

2024年04月17日 23時13分25秒 | オーディオ
 


 

一度だけ使ってみよう

たった、いちどだけ、ほんのチョット・・・・、

 

 

その、たった一度の過ちを犯し、もし使ってしまったら

人生おしまい

 

もう、それ無しじゃ生きていけない

 

それを手にするために、様々なものを失ってでも

 

手に入れ、使い続けなければ気が済まない

 

 

 

まさにそれが麻薬です

 

 

 

そんなオーディオ製品があったら使ってみたいですか(笑)

 

 

JBLとの出会いも衝撃的だったが、レビンソンやクレルとの出会いも衝撃的だった

まだ、真面目なオーディオマニアだった頃の事・・・・

 

 

もうSPUやEMTは卒業だなこれからはもっとキレて伸びて鮮明なカートリッジが主流になる

 

アームもシリーズVが出たころだったと思う、MCカートリッジもより繊細に鮮明になった頃

 

MCトランスも、ヘッドアンプもベンデッタリサーチやらベンツマイクロやらと聞き比べていた時代

 

フォノアンプはアンコールだったかな?ML6Lと比べると、明るく薄くも感じたが現代的サウンドを気に入っていた

最終的に選んだのはべリオンから名を改めたコッターでした、

 

付属の銀線ワイヤーが折れたのを安く買って修理して使っていました

 

これ以上のMCトランスは無い!そう断言していた若き私に

 

 

 

根暗でひねくれもので、まさに因業爺の言葉がピタリの「お客様がいた」(笑)

 

「WE618Bを聴かずしてMCトランスを語られてもな~」

 

 

あのね、私は貴方のように懐古趣味じゃないの!最新のハイエンドオーディオの話をしているんですよ

貴方の言う555以上のフルレンジは無いだとか、音の力はWE聴いてから語れとか、

JBLモニターは偽りのサウンドだとか、言う事欠いて我がLE8TをWE755Aの成れの果ての姿とか言いやがって

 

あんたもう少し現代的なハイエンドオーディオ聴いて、古~い耳クソの詰まった耳掃除したら?

 

 

と、心で呟き

へ~、そうなんですか、機会があったら是非聴いてみたものです

 

バカヤロー二度と来るな!

と、また心で呟き、笑顔(偽りの)でお見送りして

 

ホッとした、翌日だったか?その翌日だったか?また来やがった

 

 

ほら持ってきたよ、聴いてみな

 

 

と、置いて行った紙袋に入ったMCトランス「WE618B」

そんなもの聞いても仕方がない、と思いながら家に持ち帰り聴いてみた

 

 

やっぱり音はコッターのほうが良い、分解能も高い、やっぱりWEなんてこの程度のものかよ

 

でも・・・、

何だか・・・・、音が違うなんだろう?

 

スピーカーから音が飛び出して、音が踊ってる

 

 

えっ!?、このレコードこんな音だったかな?

 

あれ?、このレコードこんなに楽しい演奏だったかな?

 

えッつ?

 

 

なるほど、これは何と表現したらいいのか、618Bは確かにある意味音が良い

でも密度はコッターのほうが、それにあの低音の迫力は618には無い

 

 

コッターのほうが音が良いと思う、と元に戻してみると

 

あれ~?なんで、こんなくすんだ音なの?低域詰まっているの?壊れた?

 

 

いや違う、今までコッターの魅力と思っていた分解能やキレ、低域の量感

全てが霞んでしまった・・・・

 

くそ~、こんなモノ貸しやがってあの爺め・・・、

 

後日、お返しに上がりましたが、何故か音の感想は聞かれなかった気がする

悔しいから俺も何も言わずにお礼だけ言った気がする

 

くすんだ音に聞こえるコッターは手放し

違った魅力のJS6600とSTX20でごまかして聴いていたが

 

目の前で聞こえる、リアルな歌声はどのトランスを使っても聴けませんでした

 

その後、仕事も変わり忙しくなりちょっとオーディオから離れていたが

再び熱が高まると、どうしても618Bが欲しくなり手に入れることになった

 

WE141Aを入手して618Bを取り出して聴いた歌声、スピーカーはALTECの405Aだったと思う

スピーカーの間に、シンガーが歌う姿が浮かんできた

 

あ、ヤッパリ~

そうか618Bは決して音が良いわけじゃない、音に活力を与えるんだ

 

単なる信号であった音が、歌声に蘇る、

 

ちょっと大げさだが「命を与えられたように、音が生き生きする」

そんな気がしたのを覚えています

 

その後、いくつかのMCトランスを使ってみたがどれもWEトランスは素晴らしいが

私が聴く限り音が生き返るのは「618B」だけの現象のようです

 

 

 

それと、もう一つの音の麻薬は「励磁」

知人のT氏の「288を励磁改良したから、ちょっと聞いてみない?」この誘惑に負けた

 

 

当初

そんな戦前の励磁方式なんて良い分けないでしょう?

自然淘汰されて、消滅した恐竜みたいなものでしょう?

 

寝ぼけた、昔のラジオみたいな雑音だらけのキリの彼方の古い音でしょ?

まあTさんが音が良いというなら、聴いてみても良いですけど・・・、

 

 

自宅の288Cと288励磁を聴き比べて、驚いた

 

心のなかで何故か「バビル二世の」テーマソングが流れた

「砂の嵐にかくされた~バビルの塔にすんでいる・・・、」
 
 
まさに今まで聴いていた音は、砂嵐に隠されていた音だったんだ
 
 
 
何だ~、この滑らかで艶やかな音は

 

ホントにアルニコ288に戻したら砂嵐で音の情報が消えているのが分かった

いちばん消えているのは「音のニアンス」雰囲気がアルニコでは全く伝わらない

これは、全て励磁にするしかない!

 

 

結局、

 

287-T×2

515B×4

Lanshing415×4

288-16G-FC×1

594E×2

597A×4

結局597Aは1っ本余っているが17本の励磁ユニットで

ステレオとモノラルシステムの励磁スピーカーで楽しむ羽目になった

 

当然、励磁電源も沢山所有することになる

励磁スピーカーあれも強烈な麻薬だった