友達が全て居なくなってもいい、やっぱりこのことは書こう
実は今まで何度も書いてはボツにしてきた、ブログのテーマがあるんです
⑤コンビニ大国日本vsヨーロッパ文化
大昔の録音風景ですが
これがアナログ録音の原点だと思います
ダイレクトカッティングレコード、も古来からの方式
その録音は音楽信号のみならず「空気の振動を記録する」これがアナログ録音だと思います
人は五感を使った感性で情報を得る動物です、情報を得るのに重要な「感覚」
音でこの感覚を得るのに大切なのが、音の情報だけでなく「空気感」だと思います
アナログではこの、無駄とも云える「空気感」をも録音し、保存する事が出来ます
そして何よりアナログが素晴らしいのは、料理で例えて言うならば
「天然の素材」を使い「天然の調味料」で作られている料理に例えられます
天然調味料は季節や作られた場所で味が変化し、作る人のさじ加減で大きく味が変化します
デメリットと言えばデメリットでしょうが、何時でも何処でも簡単に同じ味に、とはいかないです
天然素材を使った料理、その多くは伝統的な料理でもあり、料理人の技術や
魂が宿るような道具も必要になると思います
しかもその素晴らしい味も、時間が経てば劣化して、美味しさも半減してしまい
一定の味を保つのは難しい事だと思います
季節と場所と伝統的な文化が伴う、職人技の料理は「感動的においしいです」
私は、この天然調味料の素晴らしい味の料理は
「アナログ」の音とよく似ていると思っています
カートリッジが発電した、活きの良いエネルギーッシュサウンド
繋ぐワイヤーが悪ければ、劣化が激しく、使い物にならない音になります
オーディオ機器やオーナーの経験・技量でも大きく音は変わり、
感動的な再生音楽は大変な努力が必要です
しかも、アナログ再生で一番重要な要素といわれているのは
オーナーの人間性と言われています
アナログオーディオは、不思議とオーナーの人柄を奏でると言われています
オーディオ機器に魂が宿り、人柄を奏でるのがアナログオーディオ
と言われています
幾ら機器がよくても、それを使いこなすオーナーの人間性が伴わないと
聴いた人を「感動」させるサウンドを奏でるのは難しいようです
注!あ~そうですよ、言われなくても分かっています、どうせ私なんざまだまだですよ(笑)
かたやCDは言っちゃ悪いが・・・・、言っちゃおう
「デジタルは化学調味料」
本来の素材は何も入っていない、化学合成された信号音で作られています
いつでも安価に手に入り、大量生産できる「工業製品のCD料理」ですから
メリットは、時期も場所も問わず、どこでもいつでも一定の同じ味が出せます
作る人の「さじ加減」はあまり影響しませんので、初心者でも誰でも簡単に同じ味が出せます
簡単ですね
また、化学調味料は劣化は殆ど少ないですので時間がたっても、味に変化は少ないです
便利ですね
注、またあとで書きますが、この「簡単・便利」のキーワードは、人間性や感性を崩壊射させる悪魔のキーワードです
もう40年も前の昔話ですが
これからのオーディオは新時代の”凄いデジタル時代”が来る
デジタル時代になるとオーディオは大きく変わる、その最大のメリットは、
デジタル信号は音質が劣化しないので、ケーブルの引き回し距離が長くなっても
ノイズの影響を受けにくく、音質を劣化させない凄い技術なのだ!
と、とあるオーディオショップの社長に言われていました
アナログ信号の場合は、空気振動録音と書きましたが、伝えるのも「振動電送」であり
その歪みがそのまま信号波形として表れ、確かにある意味「音質を悪く」します。
そんなアナログから見れば、CDはメリットだらけのはず・・・
と、期待の新時代のCDが発売されて、聞いてみてびっくり・・・・
えッ!これが・・・・、当時の印象を思い出すと・・大きな声では言えないですが
カサカサでトゲトゲ、艶も色気も何もない「殺風景な音」で
一番良くないと感じたのは、聴いた後に「感動も何も感じない、あ~聴き終わった!」
感想はそれだけでした、CDで音楽聴いた後は、時間を無駄に過ごしたような感覚さえあった
レコードを聴いた後の
良かったなー、また聞きたいなー、この人の次の演奏は同なんだろう
この人の音を継ぐ人は居るんだろうか?いろいろな思いが巡ったが
CDは何も感じなかった、
簡単に作れて、便利に使えて、コンパクトに収納出来るCD
これ(C)はダ(D)メだぞ~・・・、と当時の想いです
これ以上のコメントは敵を更に作るのでやめます・・・が
レコード好きの皆様の感じたのと同じ印象でしたね
その数年後、その「デジタル技術」は更にどんどん進化して、光ケーブルによるデジタル電話なるものが登場してきました
当時私は「B&O」の電話機を使っていました、何を隠そうこの電話機は「相手に自分の表情が伝わる」という特殊な機能が備わっていました(笑)
勿論そんな特別な機能があるわけではなく、この電話で話すとハッキリよく聞こえて話の意味が通じやすい、言ってることが分かり易い
と、話す相手から言われて、職場でも自宅でもこの電話機を長年愛用していました
それが、光回線のデジタル電話に変わると、何度話しても「相手に言葉の意味が」うまく伝わらない
そして一番の問題は「長時間使うと耳が痛くなる」新機能が搭載されていた?気がする
私は電話会社に
「この電話は相手に言葉が通じないし、耳が痛くて長く話せないから元にもどしてくれ」
と、電話会社に怒ったが、アナログには戻せませんと言われ、相手にされませんでした
また、あの時もデジタルで何かを大きなものを失った気がしました
ただ、映像の分野でのデジタルの進化は凄まじく、新製品がでると絶対的に素晴らしくなり
製品を買っても、次の製品が出れば旧製品は「使い物にならないくらいに進化」していた
そんな時代で「簡単・便利」のキーワードと共にどんどんドンドン次から次えと新商品が出て消費せざるを得なかった時代でしたね
そんなことがあったからなのか、私はどんどんドンドンとデジタルが嫌いになっていきました(笑)
私が当時強く感じたのは
デジタルは工学的に知る「知的感覚」
アナログは五感で感じる「感性の感覚」
デジタルは「知る」
アナログは「感じる」
そんな感覚が備わってきて、デジタル嫌いが進みました
レコードで音楽を聴くと言う事は、音の快感を感じる事でもあると思います
CDで音楽を知っても、知識にはなりますが、感動や快感はなかなか得られないのではないでしょうか
当時ソフト購入は、しばらく続いていたCD・レコード並行販売の時代から
CDのみの発売が多くなりましたが、多少残ったレコードもデジタルとなり
素朴な味のレコードから、なにやら味気ない薄味だったり
過剰な味付けだったり、味の偏ったデジタル録音のレコードが増え
まるでどこぞのハンバーガーのように、一口二口食べれば、飽きて食べきれない
そんなレコードも増えてきました
聴けるのは最初の数分だけの、超過剰な味付過多のデジタル処理が施され
高域・低域ボリュームたっぷり、違和感たっぷりのそんなレコードも増えてきました
仕方なくそんなソフトを買っていましたが
ある日こんな楽しく感じない音聞いても仕方ないと、デジタルレコードやCDを箱にしまってしまいました
そしてそんなデジタルが等々主役になり、
「薄味の素材」に「調味料で不自然な味付けを施された」オーディオに嫌気がして
一旦はオーディオを辞めてしまいました
チェロやレビンソン、クレルなどの高級オーディオ機器は売却され手元に残ったは
私が手を入れたばかりに、売却しても買い手の付かなかった、WEもどきのオーディオ機器だけ
やがて10年が過ぎて、誰も買ってくれなかった、売れ残ったWEもどきのオーディオ機器と共に
もう一度ちゃんとしたオーディオをやろう!
俺はレコードでオーディオを楽しむのが好きなんだ!
「オーディオ再開、レコードで音楽を楽しもう」
と、ブログと共にオーディオを再開したのでした~
私のデジタル嫌い分かって頂けましたでしょうか?
その後人生いろいろあって「やむを得ず料理を自分で作る羽目になり」料理の世界にもハマっていったのですが
料理と音楽はよく似ていますね、手間の掛かった料理や音楽は、
食べたり聴いたりした後に「感動」も有りますが、
簡単便利なCD音楽や化学調味料料理は、食べて聞いても、
心が揺れ動く事も無く、取り合えずその場を満たすだけの感覚です、
音楽を聴いて感動し心が喜ぶ
料理を食べて力が湧く
これからも手間のかかるアナログな人生を送っていきたいと思います
簡単・便利なキーワードの選択場面が来たら
手間が掛かり、不便なもを選びます!
②”カップラーメンCD”が美味しいと言う人には、旬の”天然食材レコード”の旨味は理解できない
レコードは天然素材の「旨味の波を」パッケージしたものです、味は千差万別です季節、場所、食材、職人の腕により千差万別の味わいが楽しめます
CDは化学調味料と食品添加物の「化学物質」で作られた工業製品です、
インスタントラーメンで、○○味のラーメンと有りますが、この○○味には、○○は入っていません!その味になるように合成されているのです。
その食材を入れないで、その食材の味に添加物を合成したCDの味付けは簡単、分量を変えればどのような味付けも簡単にできます。
お好みの音楽は?音圧、高め?低め?、低音ボリュームは?、高域音のお好みは柔らかめ?硬め?
どの音域でも、どのようなお好みの音にも「自由にお好みの味付け出来ます」
食材と云う素材を使っていないので、自由自在で作れます、それがCD
アナログオーディオの秘訣は「振動」なのです、この振動を上手く使う事が大切
「有益」な振動をさせることが、アナログオーディオを楽しむ秘訣だと思う
確かに振動は「有害」だが、この有害は時にとても大切で
「害」を全て無くした「無害」にすると、「魅力」が無くなることも有るんです
音も料理も同じと書きましたが
料理も、旨味だけで料理を作ると、「実は美味しくない」です
渋味や酸味も上手く加えるのが、旨い料理には欠かせないと思います
音も同じで、良くあることだが
何処か一か所だけ、「コードを変えてみたら」ものすごく音が良くなった
ので、全部をそのコードにすると
あら?
なんで?
となる事が多い、雑味を全て取り払うと「旨味が」分からなくなり
結果つまらない音になるのだと思う
それに人間の本能が嫌う音があり、それを脳が判断して認識しないようにしているらしいが
意図的に取り除くと、自然界で機能してきた脳の判断が分からなくなるような気がする
人間の能力は凄いもので、余分なものは能力がカットしてくれる
しかも足りないものは脳が付け足してくれる
普段連続で見える動きも、実は1秒間に4~5枚程度の絵しか認識していなくて
その数枚の絵を、脳が不足部分を埋めて連続の動きに見せているのだそうです
チコちゃんで知りました
頭にカメラを取り付けて撮った動画を見ていると、気持ち悪くなりますが
あれと同じで全ての動きを実際に見てしまうと、脳がオーバーフローしてしまい危険なのだそうです
自然界の中には様々な音があり、様々な動物が必要な帯域を聞き分けている
人間には不必要な、身体の害になる危険な低音と余分な高音は
「能力がカット」している
一番大切なのは、人間のコミュニケーションだから、
人の話す会話の帯域の音が一番重要ですね
この帯域に密度があって正確で聴き易く綺麗な音
これがオーディオでは一番大切な音だと思っています
私はアナログレコードで録音される程度の帯域が丁度いいと思っています
だからこれからも
レコードで音楽を楽しみま~す