我が愛用のWE120A 型アンプ
勿論WEオリジナルではありませんが20年以上愛用しています
お世話になったオーディの大先輩、
高崎にあったオーディオショップアーデンの故押川氏の作ったアンプ
故人押川氏とは共にWEに感銘しのめり込んで行った
古き良きオーディオフレンドでした
氏が手掛けたシリアル番号000号、
これから大儲けしようと彼が夢を描いて制作したアンプの一作目
何体が作られたのかは知らないが、
結局作ったけど誰も買ってくれないと嘆いていて、
仕方なく我が家にやってきたアンプでした
このアンプを手にしてから、私もオーディオから離れたことも有って
氏とは疎遠になり何体作られたかは聴きそびれてしまった
作られた当初はWE348Aが高くて使えなくて、
WE 328Aと6v6で組み上げられたアンプでした
このWE120Aの真空管のバージョンはいくつかあって
WE347AとWE348AかWE349Aを組み合わせたもの
勿論6J7や6F6を組み合わせたバージョンも有った
10年くらい前だったと思うが、それをWE 328AとWE 329Aの組み合わせに変えて見たところ
その音の強さに惚れ込み今日までそれを使い続けてきました
先日、知人から連絡が入り、
「あなたWE 349A持ってたよね、どうせ使わないなら譲って」と連絡が入り
ちょうど飲んでいたこともあって、酔っていたのでつい、
「良いよ、言い値で譲るよ~」
と言ってしまったが、言った後から後悔がはじまり、酔いが覚めてきました
あのWE349Aは、我が120Aアンプの数あるバージョンの最高作を夢見て集めたもの
WE 120Aアンプの最高作を
WE 348AとWE 349Aの組み合わせで作りたかったので集めたものだった
翌日
やっぱりごめんWE120Aの最高傑作を作ってみたくて、・・・とお断りの連絡を入れて
夢の計画を実行する事になった
今までの328と349の組み合わせも小型パワーアンプ並みの出力が得られたが
今度の348と349もちょっとしたパワーアンプになる組み合わせなんです
多分2W程度のパワーアンプが作れると思います、これで初段アンプを作ります
ラインアンプの役割を単なる入力セレクターや、
せいぜいトンコントロール機能のアンプと思っている方も多いと思いますが
確かにCDなどの出力の高い機器が出てからは、
ラインアンプが不要と考える方が多くなりフェーダーなどのボリュームが持て囃され
直接でパワーアンプ内蔵のボリュウムで十分との風潮になり
ラインアンプはノイズが増えて、音を悪くするだけ、そんなふうにも言われて来ましたが
私は、
バカこくでねえラインぷがなくてオーディオが語れるか〜
と考えるラインアンプ主義者です
ラインアンプの役目は、その名の通りレインレベルの微少信号を
パワーアンプの必要レベルまで引き上げる
前段増幅アンプ、電圧増幅アンプと言えば良いのでしょうか、ゲイン増幅器
音の骨格はラインアンプで作られると思っています
音の力感
音の厚み
音の音色
音の響き
これらはパワーアンプではなく初段増幅アンプで造られると思っています
ラインアンプを使わない、味気ない、薄味サウンドは
我がオーディオにはあり得ません
AGI 511B、クレルPAM2、JC2、ML1L、ML6L、アンコール、スイート、WE141A、WE120A
様々なアンプでラインアンプの音造りを楽しんできました
今度の最終形アーデン120Aが奏でる力強いサウンド
考えるだけでワクワクドキドキしています
少し不安もあるのですが・・・・・・・・・