オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

私が思い描くPAスピーカー

2024年05月13日 16時52分00秒 | オーディオ

コンサートの良し悪しを、大きく左右するがPAだと思います

 

様々なLIVEやコンサートがありますが

オーケストラなどのクラシックは、ホール自体による影響が大きいと思いますが

 

 

その他の多くのコンサートでは

そのPA装置によって「コンサートの良し悪しの印象」は大きく変わると思います

 

先日の、宇崎竜童さんのエネルギッシュなソロアコースティックLIVEのPAは最高でしたが

PAで苦い思い出も沢山あります、有名な中島○○○のコンサートで厄介(夜会)では素晴らしいサウンドなのに地方のコンサートだと酷いもんでした、スピーカーの前に座ってしまいその音の悪さに耐え切れず、途中で逃げ出した事があります、わりと高額なチケットでしたが悔しい思い出です

1,000人規模のコンサートホールは座る席によっても大きく変わってきますね

 

 

我が街には、事務所から歩いて5分程度の所に500人弱の小規模のコンサートホールがあります

前橋市との合併前の大胡町の時代は、ここで多くのコンサートが毎月のように開かれていましたが

今はつまらない催しばかりで殆ど行きません

 

素晴らしい響きを誇るとまでは言えませんがそこそこの音響で

当時は出来る限り毎回のようにコンサートに参加さて頂いていました、あの頃は楽しい時代でした

 

この程度の小さなホールでもPAの影響は大きく、その印象は大きく左右されましたね

 

故河島英五さんも、亡くなる前年だったと思いますがこのホールに来てくれて、彼は

 

私はプロだから生声で皆に感動してもらいと、

 

客席まで上がってきてマイクを使わずに数曲歌ってくれました

流石プロです、今も心に残る感動的な歌声でした

 

その後、ステージでマイクを使っても殆ど生声と変わらぬ声だったのが印象的でした

きっと素晴らしいPA装置だったのでしょうね

 

 

そんな心に残るコンサートの良し悪しを印象付けてしまうPA装置

 

 

 

 

まずPAの語源は

Public Address、直訳すると公衆伝達という意味だと言われています



何のこっちゃ?、ですよね

1917年にマグナボックスからPAの特許が出されていますが

 

Addressには「演説」という意味があります

要は当時の権力者や政治家の「演説用拡声器」ですね

 

当時の米国大統領が広場で民衆に向けてPA装置を使って演説を行ったのが始まりと言われています

 

集まった多くの民衆へ支配者がその思想を語るのですが、

生声では届かない隅々の人々まで、拡声し演説を届けた装置がPublic Address「PA」

 

当時、このPAによる拡声はとても効果的とされ、米国と対立するヨーロッパのドイツでも

当時の有名な独裁統治者がその思想を多くの人に植え付けるたっめに

PAを効果的に使って人々を洗脳したと言われています。

 

ドイツと米国の国家思想の違いは、音色の違いとして今でもそれを伺えます

 

 

当時の支配的実力者がその思想を民衆に伝えるために使われたPAですから

生の声よりより効果的に、美的に、官能的に

 

その声を使って、民衆の人々に思想を「洗脳」したと聞いています

WEでは、更に効果を高めるため心理学も研究されて

 

人が嫌う音はどんな音か、

魅力に感じる音はどんな音なのか

 

聞く人を酔わせ洗脳する「音の研究」が行われたと言われています

戦時下ですから、音による兵器としての心理的研究が行われたらしいです

 

 

思想を広める「演説の声」も、同盟国と無線ではなく有線で結んで「話す声」の為に

当時、国家予算を掛けて同盟国に電話線を張り巡らした電話会社のWEでしたから

より音についての研究は長けていたと思われます

 

ベル研と共に、WEのホーソン工場で行われたホーソン実験の心理作用では有名です

 

この実験は、その後のプラシボー効果等の元になったとも言われています

 

「声」が国を動かし、「音」が最も重要で利益を生んだ時代だったと思います

 

 

そんな、「人々を魅力する音」がいちばん効果的に発揮されたのが

当時絵だけの無声映画から、音声を加えたトーキー映画の出現だったのでしょうね。

人々は俳優の声に魅了され陶酔し映画が発展たとき聞きます

 

あくまでも私的な意見ですが、この様な背景からも、

 

 

PAとは、聴きての人々に「より良い音で印象的な美音」を使って

 

 

生声よりも 

人々の「心に印象深く刻まれる音造り」

が施された拡声装置が「PA」

だと思っています

 

 

聴き手の人間にどう伝わるか、それを考えて作られた装置です

 

 

聴くのは「人間」です

求めるのは「印象深く心に刻まれる」ことです

 

 

ですから機械的に特性がどう優れていても意味が無く

性能や特性等ではなく

 

聴いた人がどう感じるか、それが重要だと私は思っています

 

 

 

演じるミュージシャンや演奏家がその音に酔いしれ

多くの聴衆もそこに引き込まれていく

 

そんな感動の共有ができる拡声装置が

本当の「PA」だと本気で思っています


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