オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

危うい瘦せ型91、色っぽい健康体の86

2021年08月02日 08時30分01秒 | オーディオ


WE91型 VS 86型なんとも贅沢で夢のような

何とか球王国、並みの聞き比べを毎日楽しんでいます

 

 

真空管アンプでは昔から、音のシングル

力のプッシュプルなどと呼ばれていましたが

 

その違いを、今回手に入れた「マイクキタさん」が作り上げた

二つのWEアンプでじっくりと楽しみながら聴き込んでみました

 

 

製作者のマイクキタさんとはお会いしたことはありませんが、氏の音の狙いは

 

“音楽が心地よく聴こえること”

 

と、書かれたメモも一緒に頂きました、その明確な目的を求めて

様々なアンプを作られたのだと思います、

 

今回聞き比べる91型と86型はオリジナル回路を忠実に再現しいますが

本来の目的の「劇場で多くの人に音を届ける」アンプとしてではなく

 

 

あくまで「家庭で心地よい音楽を楽しむ」ために手を加えられたアンプなのだと思います

 



まずはWE91型

 

入力には当初取り付けてあった後はありますが、何故か取り外さてしまっていた

 

 

WE285Eトランスを再度、最小の倍率の600Ω受けで取付ました



私は入力トランスが無く、初段が一段増幅だと

 

確かに音は良いと思いますが

低域の締まりのない音に感じ、弾まない活力の無い音が好きではない私としては

 

285Eのトランス入力」としました

 

たぶん、ほかのアンプと比べて入力レベルが高すぎる等の理由から外されたのだと思いますが

285Eで受けることで低域の締まり、全体的なトランジェントが良くなり

 

 

私の好きな劇場型91型により近くなりました



初段は一段増幅で勿論NFBはかかっていません、

 

そのせいか

力感は失せますが、綺麗さ音の純度の高さは素晴らしいと思います

 

 

キタさんの91型アンプは、力より音の純度の高さ綺麗さ

それを意識して作られたのだと思われます



その音の良さに更に寄与しているのが

 

入力管がWE310ではなく

WE348の装着だと思います、

 

この球の音質の良さは格別のものがあります

 

310のガサツ気味な力も好きですが、348の質の良さはレベルが違いますね

 

 

出力管WE300Bは無論「交流で点火」されていました、

交流点火にして、このノイズの少なさには流石に驚きました

 

これも音の良さの追求からでしょうか出力トランスには

英国の「パートリッジ」製のトランスが用いられていました



無論内部はWEのコンデンサーや板抵抗が使われており

 

お約束の「WE単線で丁寧にワイヤリング」されていました

 

造りの良さ、各パーツ配置、ワイヤリング等、素晴らしい出来のアンプだと思います

 

 

木製ケースから出して、金属角パイプのアングルに変えて

チョットだけあか抜けた外観になりました

 

 

 

 

 

WE86型、we300Bpp

 

殆どの86型レプリカや、オリジナルでもそうしている方がいるようですが

 

262三段では入力ゲインが高すぎるため一段パスして

初段の262は二段で使われる方が多いようですね

 

 

この86型も初段は262Aの二段増幅となっています



キタ氏の日記では入力管を348に替えて、142を前段アンプにしてそのバッファーとして使ったり

初段の球も様々な管が試されたようですが

 

 

今はほぼオリジナル86型の状態に戻されていました

入力にはトランは使われておらず

 

 

WE300Bは勿論フィラメント交流点火のプッシュブル



出力トランスは、WE86のオリジナルのトランスが使われています

 

91B同様、内部はWE単線で高精度な備品で丁寧に仕上げられています

 

 

流石です



91型と86型を聴き比べて思ったのは

 

 

 

まずどちらも音が良い

女性に例えるなら、91・86どちらも美意識過剰で「魅惑的な美人」(笑)

 

 

そしてWE以外の球ではその美意識が全く無くなり、

音がぼけ、鮮度が落ち、楽しさを失うことがわかりました

 

贅沢にもWE300Bでしか両アンプの真価は発揮しないよです

 

 

 

特に755Aで感じたことですが「91の音の締まり」は

 

ちょっとギスギスに引き締まった、やせ型体型の女性を思わせます

 

 

こういっては失礼かもしれないが、殆どのやせ形女性はその体系を維持するために

何かを我慢して、ちょっと無理してスリムなその体系を維持しているようで

 

同性の女性からは視線を集め、羨ましがられるようだが

 

 

音的にも、人としても、何やらその美意識の高さからの線の細さかか

何やら、少し危うさを感じるというか・・・・、

 

 

男から見ると、ある意味「チョット色気的な魅力に欠ける」処がある

 

ようにも感じます

 

 

 

 

 

対する、WE300Bプッシュプルの86型は


 
 
「理想的で健康的な体型」の音と言っていいのではないでしょうか

 

 

91型と同じように「無駄無く引き締まった体型」ですが

ポッチャリとは言わないが、少し肉付きが良い

 

 

出るところは「プリっ」と出ていていながら

引っ込むところは「キュッ」と引き締まっている

 

 

ある意味「男を虜にする魅力的」な体型のサウンドだと思う

 

 

聴いていても、91型のせせこましさや、危うさは無い

かと言ってもう一台の142型の350PPのような「芳醇な豊かさ」とまではいかない

 

 

 

自然体の豊かさを持っているようにも感じます

 



まあ、どちらの体型も魅力的では・・・・・ある、

 

 

 

 

やっぱり俺は、ガリガリな痩せ型よりも

少し、ぽっちゃりして、ムッチリして、更にピチピチしていた方が

魅力を感じるのかな~

 

 

 

 

 

・・・・・・・、

 

 

 

貴方、何を勘違いして妄想しているのですか

勿論アンプの話ですよ❣